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8/24日の筆洗

2018年08月24日 | Weblog

 どこまで世の中は便利になるのだろうか。現金を直接やりとりしない買い物が普及するかもしれないという。空を飛ぶ車の実現について、政府が真剣に検討を始めたそうだ。そんな技術革新の加速を思わせるニュースをよく目にする▼現状には不便をあまり感じていないが、空を飛ぶ車が、法律、技術上の課題を乗り越えて普及すれば、確かに便利な時代になると感じる▼あくことのない技術革新の一方で便利さから距離を置こうとする機運が盛り上がっている。プラスチックのストローをやめようとする動きだ▼海を汚染してきたプラごみをわれわれは何とかしなければならない。ストローはその象徴になっている。外食大手のすかいらーくホールディングスは過日、全廃する方針を決めた。米コーヒーチェーンのスターバックスなど、海外では同様の動きが先行している▼考えてみれば、なかなか便利な道具である。冷たいものなどおいしく飲めて、子どもや弱者にも優しい。軽くて何より安価だ。ただ、人類が自ら便利さを手放したような例はそうそうないだろう。背後にある大量のプラごみを含め、どこまで減らせるか。問われているものは、なかなか大きそうだ▼<進む方の勇ばかりでなく、退いて守る方の沈勇も…両者が揃(そろ)ふて真の勇気が成る>(新渡戸稲造著『修養』)。後ろに下がる沈着な勇気が、必要なのだろう。

 
 

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