何時になく展示替えに時間が掛かっているなあ、と思っていたら開会となった本展。
吉祥寺美術館は基本水曜日が定休と、東京の美術館、月曜鬼門の枠外ということで重宝しております。
暗い基調、何の企画展か帰宅後この表面にタイトルとかあったんだ(ご覧になれますか?)と気がつく有り様。
正直吉野祥太郎さんのお名前も存じ上げないし、裏面の作品例から見てもピンとこない💦
本記事アップの前日も2回目お邪魔したのですが、こちらの企画展エリア、そんなに広いところではないですが、に表題のインスタレーション1つだけ⁉️
そして靴を脱いで黒幕を入って入場のそれは異様に暗い👽
恐らく夜の海、波打ち際から水平線までを意識しているのだろう造形は波打ち際が寄せたり引いたりするようにプラスティックなのかビニールなのかの素材が揺れ、
波の音に似たサウンドが微妙に変化しながらずっと流れ、海の底から、また地上光と思しき光が時折差して、側面の方に美しい紋様が流れたり、と何かしらの差分があり、時に暗闇になる…
係の人にどれ位の間隔でそうした変化が一巡するのかお聞きしたら7分位とのこと。
私は2回ともそんな感じの間基本暗闇の中に自分を置いていた訳ですが、
自分の中にこうした静謐と微光の中での記憶があったとすると、そこにダイレクトに刺さっていくのかも知れません。
さて場内は暗がりだし撮影は多分不可なので上記に拙い説明、なのですが、
ロビーのところにはパネルとかその他の作品がありアーカイブ。
最初はこちらのキュレーターの方からのメッセージ。そして、ロビーにあった彫刻作品「若者、馬鹿者、他所者」の解説とその作品。
彫刻のメディアは吉祥寺で採集した土、これが吉祥寺という街をイメージしているとは吉野さんの談。
正直行って見てみないと解らないだろうなあ、の入場料は300円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計11,950円となりました。
なお、今回の萩原さんの常設は凄く良いので、行かれたらそちらにも注目を✋