とどこの徒然

はじめまして

石川県の山 大嵐山(1204m) 5/17

2005年05月19日 21時47分32秒 | 日記
おたび祭りの終わりを待ちかまえて主人は大嵐山へと向かう。
標高約900mの新緑のブナ林を見たくて付いて行く。そよ風に揺らぎ木洩れ日の射すブナ林の美しさに酔ってしまう。
今日はここまでと決めていたが青空に惹かれ頂上を目指す。急な登山道は、ところどころの残雪でぬかるんでいたがゆっくりのマイペース。ブナ林から40分で頂上に着いた。先客が気持ち良さそうにお昼寝。
頂上はシャクナゲとタムシバの満開で感激だった。




我が家のおたび祭り今昔 5/15

2005年05月18日 22時43分49秒 | 日記
新婚生活5ヶ月目でおたび祭りを迎えた50年も前の昔話。実家の母を頼りに押し寿司を作り、主人の母や兄姉の家族を招待する。主人の従兄たちがひょっこり訪れ狭い我が家は満杯の賑わいだった。仕出し料理の追加や、祖母の家まで押し寿司を貰いに走ったりで、どうにか間に合わせたお祭りだった。以来、毎年のお祭りには母と一緒に二升の押し寿司を作ったのを思い出す。
先日アルバムを整理していたら古い一枚の写真が出てきた。ピカピカの一年生の兄と姉が並び、私を膝に抱く母。後の女性は母の妹。叔母は入学祝いを届けに上阪した時の写真だと昔母から聞いた。戦争で焼け出されたり、いろいろと苦労の多い母の人生だったが、旧家の長女でおっとりした性格は、ど貧乏もあまり苦にもせず、のんびり優しい母だった。もう母が逝って9年が過ぎた。そしてその写真の美しい叔母も今は植物人間に… 時代が変わり今はもう訪れる者もいない我が家のおたび祭りだ。
古いアルバムから70年前の写真を外し額縁に入れて見た。早春賦を口づさむ母を偲ぶ。




プレゼント 5/10

2005年05月10日 21時13分55秒 | 日記
その後気になっていた孫の怪我は抜糸も済ませたと知り一安心する。
8日母の日は金石の銭屋五兵衛記念館の銭五茶会にお師匠さんと弟子達8人で参加する。まだ正座が無理なので立礼を一服戴き、一人記念館を見学する。その後県庁周辺の料亭梅の花での食事は二日前に予約するが2時半しか予約が取れない人気。時間つぶしに金沢港の大野からくり記念館見学。幕末の科学者大野弁吉の世界や、からくり細工とからくり人形を見学する。帰り際東京の孫兄弟にと小さな玩具を買ったが彼らにはあまりにも幼稚で足蹴にされそう。今日はその可愛い玩具は自分へのプレゼントに決め一人二階で遊ぶ。15日はその兄孫の誕生日だ。今日兄孫には誕生日プレゼント、弟孫には全快のプレゼントの玩具を買った。昨日こっそりと孫の父に聞いた玩具だ。15日、喜ぶだろう孫の顔が浮かぶ。




むなしい連休

2005年05月05日 11時33分34秒 | 日記
連休の初日「おかあさん母の日のプレゼント何がいいかしら?欲しいものがあったら云って下さい。今デパートに来てるの」。二男の嫁の明るい声が聞こえる。我が家の晩い食事時だった。咄嗟の申し出に何も思いつかない。「じゃ明日にでもお返事してください」と電話が切れた。この時間帯では家族一緒のショッピングだろうと微笑ましかった。毎年の母の日のプレゼント。嫁の気持ちがうれしい。明日はデパートで欲しい物選びをしょうと浮き立っていた。それから数時間後。「ユーが怪我をして救急車で運ばれ頭を幾針か縫った」。「えっ!頭からの血は多くてビックリやろけど大丈夫かいね」「死ぬかと思った…けどもう大丈夫や… じゃ」。二男からの短い電話が切れた。手術も終わり安心の電話だったようだ。
腕白兄弟の2歳8ヶ月の弟。痛々しい包帯姿の孫と憔悴した母親の姿が目に浮かぶ。
あくる日、その後の経過が気になり電話するが通じなかった。嫁さんの携帯にメールを入れた。(五体満足に生まれた我が子に傷付けては成りません。まだまだ親の責任です。気を緩めないで子育てしょうね)と… (お母さんのおっしゃる通りです。私が子供の面倒をきちんと見て目を離さないようにすべきでした。今回に限った事ではないのに、気が緩んでいた自分を責めています。半年ぶりのデパートでした。と…(自分を責めるなんて、そんなにひどい怪我なの?)(ユーの怪我は頭を打って8針ぬいました。医者曰く軽傷とのこと。ただ動脈が切れ出血が縫うまで止まらず、痛がり泣く我が子をみて怪我をさせてしまったことに親として酷く責任を感じています。ご心配をかけてすみませんでした。)(何が原因かわかりませんが軽傷とは云え8針も縫う怪我は子供には大変な負担です… 止せばいいのにまだ続く姑のメール。もう嫁からの返信は無かった。次の朝二男から電話が掛かる。「何故そんな事になったの?」「椅子から落ちたんや、俺が見ていてなったんや…、もう元気に遊んでいるよ、電話替わるよ」「バーちゃん」孫の元気な声に安心する。
我が家の男ってどうしてこうも間が悪いのか… わたしの長男の時はコタツで膝に抱きながらタバコを食べているのに気づかなかった。二男の時もそうだった。泣き声で振り返るとキャビネットの金具が眼にぶらさがっていた。夫に頼んだチョッとの隙に事故が起きる。長男は胃の洗浄に走り、二男は瞼の傷だけの通院で済んだが、子育て中の母の苦労は絶えない。当てにならない夫の子守。どうも遺伝したらしい。 こどもの日も母の日も取り消した連休だった。






五月会のバス旅行

2005年05月02日 22時19分46秒 | 日記
朝7時半、芦中前集合のバスが出発する。参加者43名の老人会貸切のバスだ。
メインは荘川桜とひるがの高原・水芭蕉だった。高速を白川郷インターで降り白川郷を散策。手入れされた世界遺産登録の合掌造りの集落は人の住むひなびた観光地だった。雪深い冬はどうだろうかと心配したがライトアップした雪景色も観光の目玉と聞く。次は御母衣湖(みぼろこ)湖畔の青さが美しい。水没した集落より移植したと云う巨木の「荘川桜」見学だったが満開は一週間遅れで蕾み硬しの期待外れ。今朝はいつもより2時間早い朝食でわたしのお腹のムシがさわぐ。屋台の飛騨牛の串焼き(200円)の熱々を一本買って食べた。約一時間で白鳥町のレストハウスへ到着。自家製豆腐と牛しゃぶうどんの昼食で満腹となる。豆腐が名物なのか豆腐ケーキとか豆腐と名の付くお菓子が目立つ。次は郡上八幡。水と踊りの城下町。商店街通りの軒下に並ぶ鉢植えの花が活き々と美しく、側溝のせせらぎが光って流れ、踊りの町の情緒が漂う。次はひるがの高原に向かう。板道歩きで満開の水芭蕉見学。水芭蕉とザゼンソウの混生は珍しいと主人が云う。緩やかなスキー場の広がるのどかなひるがの高原だった。予定の全コースを終了。JR福知山線の脱線事故の覚めやらぬ間のバス旅行。安全運転で定刻より30分遅れの到着。元気で楽しい老人会だった。