とどこの徒然

はじめまして

石川県の山 蟹淵(がんぶち) 7/17

2005年07月19日 01時29分55秒 | 日記
暑い暑い日、主人と一緒に辰口町鍋谷の奥山、蟹淵に出掛けた。青緑色の水面は見るからに神秘的で、来る度に引きずり込まれそうな気がして私は怖い。でも季節が来ると濃いブルーに輝くルリイトトンボが気になりやっぱり一度は来てしまう。そして水面の浮き草に戯れるルリイトトンボの乱舞を目で追いその美しさに感動する。たまらずシャッターを切るが足元がぬかるみ小さなトンボを捉えきれない。あきらめて足場の悪い周遊路を恐々一周して帰る。池の淵にはモリアオガエルの真綿のような卵がいくつも木の枝にぶら下がっていた。此処は知る人ぞ知る秘境で訪れる人と出会った事も無い。
2年前、雪を踏み銀世界の蟹淵を探検したのを思い出した。何時来ても神秘的な蟹淵が怖い私です。



従弟に逢いたい 7/ 16

2005年07月16日 06時29分43秒 | 日記
最近、中2の孫が東京の従兄に逢いたい病に掛かっている。
お盆には逢えるものと思っていたのに私の入院では従弟たちは来ないかも知れないと考えたようだ。ならば夏休み中の部活をくぐり抜け、こちらから逢いに行こうと計画する。
東京の都合も気になり、彼は声をひそめ毎晩我が家へ電話で催促! 「ばあちゃんどうやった?聞いてくれた?」と… 「そんなに急がんでも未だ日が有る」と云うが、彼は「予定を立てたいから…」と小癪なことを云う。
二晩続けて電話をした。電話は出んわだ。メールもした。ババの心も揺れてくる。



今朝は青空。 7/13

2005年07月14日 06時39分20秒 | 日記
久し振りの青空にじじ様の山の虫が騒ぐ。大嵐山へワラビ採りに行こうと云いだした。
術後の体は至って元気だが左膝が気になる。ゆっくりなら大丈夫だろうと納得して付いて行った。案の定広い駐車場には一台の車も無い。なだらかな階段の両脇はうっそうと樹が生い茂り、熊に注意の看板に怯える。小さなカマで木の枝を伐り開きながら登る主人の後をひたすら鈴を振り鳴らし両手にストックの四足で付いて行く。山の気温は涼しくて少し汗ばむ程度。一病持ちの二人は、デンデン虫、いや荷物が無いのでナメクジの様な行進だった。両脇は背丈以上に伸びた雑草。ワラビどころでは無いワ。
何かの気配に後を振り向く。「ぎゃ~」すぐ背後に真っ黒の顔の人間が立って居た。主人もビックリ。地下足袋を履き真っ黒に日焼けしたその人はワラビ採りに雑草の中に消えて行った。途中大きく化けた水芭蕉の群生が登山道を挟んで上下になぎ倒され獣道が出来ていた。そして大きく育った水芭蕉の花の実は、とうもろこしを食べる様に食い荒らされているではないか… この大きな獣道は熊でしかないと思った。そしてついでに水芭蕉の群生池まで下りて見た。水芭蕉は大きく化け雑草で覆われあの清楚な面影は何処にも無かった。そして好奇心旺盛なナメクジのツガイはゆっくりと山を下りた。