衰え

「あらー顔シワシワやげね、そんな顔見たくないわ～」親切（お節介？）夫婦の旦那さんがしげしげと私の顔を見て云うのです。そうです2ヶ月前から３k痩せました。憎むべきガン！
１ヶ月おきに週一回直接患部の首へ打つたエタノール注射。痛さの我慢よりも怖さの我慢でした。もう２０数回通いお医者から「もう来なくていいですよ、肺のガンが大きくなっているので…」と優しく三行半を貰って帰り、今度は主治医に「後何年ですか？」と。
「…あと４～５年、もう８０になるからイイでしょう」と言われる主治医です。軽い痛み止めは飲んで殆んど元気でした。でも昨年の10月頃から出始めた咳。楽しかった卓球も激しい息切れに10分も持たない。三行半から何年？確かめたくてブログをさかのぼって見たら2,011年の１月でした。２年過ぎてこの息切れ。お腹は空くのですが余り食欲も元気も出ない。お節介旦那さんが云う通り口の周りはシワシワ。自分でも見たくない顔です。

酸素吸入兄が時々指を入れ計っていた体内の酸素量。最近の息苦しさに私も欲しくなり通販で買った（パルスワン）体内の酸素度・脈拍数などが解るのです。今のところどうにか正常かな？？？


正午過ぎ、玄関へ出た亭主が「凄い青空や」と女房に告げる。簡単に食事を済ませ何処かへ出かけたい退屈男と車椅子を車に積んで山中温泉街へ到着。何時ものように亭主を車椅子に乗せ力一杯押しまくる。２～３分でアゴが出る。ハーハーヒーヒーの大息吐息。こんな筈じゃなかったのにね。ヤットの思いで車へ引き返し枯れ木ばかりのこおろぎ橋を渡り、5年前の大晦日に次男家族と泊まった旅館『お花見久兵衛』の前を徐行しながら美人の女将やご主人、若夫婦のお姿。我が家の孫二人と元気だったジジ様も見ていた嫁さんまでも一緒についた元旦の餅つき大会を懐かしく思い出しながら（その一週間後の脳梗塞です）通り過ぎたのです。

いつの間にか青空が雨雲に覆われ四十九院トンネルを出ると土砂降りの帰路でした。

騒々しい新年会でした。

昨夜は町内の新年会でした。
１０年前に隠居して以来多分初めて参加した町内の新年会だったと思います。

家屋は別ですが長男を立て、主人は表には出ない律儀な隠居でした。５年前の脳梗塞以来は尚更です。最近ヤッと週２回のディサービスと２回のリハビリのパターンが出来、私は週１四捨五入の８０？の手習いです。心にチョッピリ余裕ができたのと時間を無駄にしたくないので…

そんな訳で昨夜は組長さんに是非にと誘われ10年ぶりに町内会の新年会に出席したのです。
町内の会館で芝寿しの弁当とカラオケは老人の演歌が喧しい。壮年団が肩を組み芦城校歌の楽しそうな合唱を懐かしく聞き心が和みました。あの頃小学生だった子供が壮年団です。

次はビンゴゲーム。ヤッパリ私はテッシュペーパー婆でした。籤引きはいつでも何処でもビリのテッシュペーパーの貧乏神です。
そして８時お開き。会館ギッシリの騒々しい新年会でした。半分は元気過ぎる老人会です。

　　そんな訳で最近８０？の手習いです。

１８年

阪神淡路大震災から１８年。テレビの放送を聞くたび私のガン手術から１８年経ったんだと思い知らされるのです。６０歳の検診で甲状腺ガンが見つかり即入院。慌ただしい手術でした。人生５０年とか…１０年も長く生きたのだからと覚悟の手術だったのです。
甲状腺ガンが肺の裏側に大小１５～６個のガンが。眼に見える限りのガンは撤去しましたが…と。
開胸手術で３ヶ月の入院中、阪神淡路大震災の揺れを６階の個室で感じとても怖かったのです。（病室が壊れ投げ出されても声を失った今は誰も気付いてくれないだろう）なんて恐怖の一瞬の長かった事。退院後は手話教室へ通ったりしたものです。

そして１０年目の再発。主治医の指示で金大付属病院でアイソトープ治療を２回。松任の中央病院まで週１回痛くて怖いエタノール注入療法に２年通ったりでしたがその医者から「もう何もしません。好きな事をして過ごしなさい」との三行半を貰い覚悟して生きている毎日です。

初ドライブは一里野です

孫の置き土産の風邪をしっかり貰って寒さと鼻水の正月明けでした。
丁度外科医の定期健診日と重なり風邪薬も一緒に貰い寝たり起きたりの一週間でした。
今日の午前中の熟睡でヤッと普通に戻ったのですが今度は主人が全く同じ症状。鼻水とクシャミに悩まされ居間と寝室を行ったり来たり。

退屈そうな主人を見かねドライブに誘ってみたのです。彼の希望はヤッパリ山手「鳥越」でした。防寒コートに着替える速さ。鳥越の三坂トンネルを潜ると急に残雪の多いこと。道路は除雪されてドライブには支障なく広い田畑は銀世界、周りの景色は墨絵の様な山々です。

昔、中宮スキー場から積雪の尾根伝いに縦走し日が暮れ真っ暗な高倉山を無事下山。特別な思い出の山なのです。

　　　　　　　思い出の高倉山

鳥越までのドライブの筈が「一里野まで行け」との指図に「あぁーヤッパリ」と思いながら一里野まで走る。思いがけない超満員のスキー客にビックリ仰天！長いリフト待ちの行列。３歳以下の子供用の広場も有り家族連れで大賑わいでした。瀬女・白峰・大日・中宮スキー場の閉鎖で大賑わいの一里野スキー場でした。主人に大サービスの初ドライブです。

大忙しのお正月でした。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお付き合い願いたいものです。
やっと今日は自由の身に。と云っても午後の一時間半だけです。主人は初リハビリの日でした。今日から皆さん職場復帰ですね。


我が家のお正月は三日から…　東京の次男家族が３日～5日。2泊3日の滞在と聞き元旦返上の準備でした。そうそう主人が週１通うディサービスの『ツクイ』も元旦返上の営業で主人も『ツクイ』でお世話になり『福袋』のお土産まで頂いて帰ったのですよ。

　　　福袋には靴下、万歩計、ボール、ホッカイロ等々

昨年の春休みを利用して生後4ヶ月の孫娘とジジババの対面以来二度目のご対面！
さぞかし可愛い1歳２ヶ月目の孫娘に会える。心躍るお正月の準備でした。

正月三日、10時、母親に抱かれてご対面。目尻を下げて手を出すバーバの手を払い退け、そりくり返って大泣きされてガックリ！　眼と眼を見合わせニッコリ笑ってくれた6ヶ月前が懐かしいわ。中１と小４男子の嬉しそうな顔に救われたバーバでした。

雪が嬉しくて小４が早速作った雪だるま 今でも融けずに残骸が

次男家族に長男も加わりテーブルを囲む。Kさんからプレゼントされた手作りの2段重の野菜のおせちが大人気。今年初めてのお雑煮。「お母さん流のお雑煮にしました」と早速東京の嫁が作ってくれたのです。澄まし汁に丸もち。合鴨、三つ葉、刻み柚子を添え、丸餅の頂点にイクラを盛るのが我が家の雑煮です。孫達が喜んでお替りしてくれます。お腹が膨れた元気な孫二人、次男に連れられてバッティングセンターで運動です。

正月四日、スマートフォンのゲームに熱中する息子達を連れて又々バッティングセンターへ連れ出す次男。昨日はチョコマカ家中歩き周り目が離せないジジババは眼が回り疲れ果てたのです。そんな彼女も今朝から機嫌が悪くおまけに熱も。「良い小児科は何処かしら？」と聞かれても50年前に子育てを終わった身には知る由も無くインターネットで調べ、一番近い蓮井小児科へ走ったり…　大変だった昔の子育てを思い出したり。

　　　　　チョッピリ仲良しになれたかな？

正月5日、お帰りの朝です。朝一番に圧力釜でお赤飯を炊き赤飯おにぎりを作りタッパーへ並べ道中の弁当作りです。朝食は例の合鴨のお雑煮を食べ、９時慌ただしく出発して行った次男一家でした。午後６時半無事到着の知らせにヤッと安心です。
あんなに賑やかだった2日間がウソの様な静けさ。「来て良し帰って良し」の孫達ですね。
今日は二階の間仕切りのフスマを外した大広間の5人分の羽布団の始末に大汗の大奮闘。賑やかだったお正月とのお別れでした。