音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

民族楽器の勧め

2011-12-12 11:42:33 | 民族楽器
今は、珍しい民族楽器を手に入れようとしたら、ネットオークションで捜すのが、珍しいという点でも、値段の点でもいいと思います。ただ、そのような安易な形で手に入れるのがいいのかというと、その辺は難しいところです。現地に行って、それが使われている場所を見て、演奏している人を見て、買ってくるのが本当なのかなという気がします。それが無理なら、日本でも楽器屋さんに行って、話をしながら買えたらいいのですが、日本では売ってはいても、その人が演奏できることはほとんどありません。楽器を買うということは、単にお金を支払って手に入れるということだけではなく、思いが込められているのが大切なように思います。少し観念的過ぎるのかもしれませんが。よく言うのですが、珍しい民族楽器はそれを手にしただけで、住んでいる市で一番の演奏者になれるのです。ピアノなどでは、どこの市でも音大出の人が二人や三人はいるものです。ですから、かなり練習したところで一番にはなれないのです。ところが、民族楽器では始めただけで一番なのです。少し音が出たら、どこかで演奏に呼んでくれるかも知れません。私もそんなええ加減なことで呼ばれて演奏したことが何度かあります。若いということはすばらしいことです。ところで、今ネットで値段の割にすごくいいのは、何と言っても和楽器です。何百万円もするよううな物が数万円で売っていることもあります。これもれっきとした民族楽器なのです。まあ、珍しさという点では、世界の物には劣りますが。また市で一番の演奏者になるのも難しいですが、面白いとは思います。
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