土曜日に文楽劇場であった、師走浪曲名人会に行って来ました。6人の演者の熱演でとてもよかったです。それぞれに芸風も異なり、面白かったです。聴いたことのない人は是非一度は聴いてみてください。ギターも使われていましたが、必ずしも音が合っている訳ではなく、少し微妙な感じでした。それにしても、浪曲は一人オペラといった感じで、唄と語りと演技があり、一般的には三味線一本の伴奏でよくこれだけのことができるなといったところです。ただ今回の演者は一番若い人が60前くらいでした。これよりも若い人で、うまい人は余りいないので、先行きは少し不安な気もします。また浪曲の裾野が狭くなってきているので、今後名人が出るのも難しいと思われます。ということもあって、今聴いとかな聴く時おまへんでというところだと思います。