Kou Farm

畑の話と日々の雑談

つい見てしまう

2023-07-27 15:11:45 | 日々の事
先日 再び 裸の大将放浪記 をTVで見た
主人公の山下清が芸術の都パリを訪れる
ベレー帽にスーツ姿 一流の画家としての体裁をとらされるが
結局 ランニングに半ズボン それに下駄と いつものルンペン姿に戻ってしまう

今見ると 何となく気になってしまうのは
作中の清はモデルはいてもフィクションなのですが 彼は何者なんだろう
彼を通して何を語らせようとしたのだろう

そして1980年に 何故この番組が生まれたのだろう

人としての欲望の殆どをどこかに置いてきてしまったような主人公
ただ美しい風景とおむすびを求めて放浪する
西行法師 踊念仏の一遍上人 いや やはり禅宗の良寛さんだろうか
名前を出すのも失礼で 全く違う人生を生きた偉人ですが
つい イメージとして重ねてしまう

1980年前半頃は低成長期とはいえ 後にバブル期を迎える
戦中 戦後は既に過去 世界の経済大国に  
戦前とは随分違った様相を呈し始めた と想像します
僕はと言えば 洋楽やアメリカ映画にかぶれ
自分の足元 日本文化など古臭いと 大いなる勘違いをしていた頃

終戦から35年 制作陣には戦中戦後を生きた人達もいたかもしれない 
彼等から見た 日本の変化はどのようなものだったのだろう
そんな思いのひだ の様なものが紛れてはいないだろうか
勝手に そんな感想を持ってしまう僕でした(笑)


時には つらい人生も
雨のち曇りで また晴れる
そんな時こそ 野の花の
けなげな心を 知るのです
ルルルル・・

作詞:杉山政美 野に咲く花のように から一部引用
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