Kou Farm

畑の話と日々の雑談

秋がきて

2020-10-01 12:34:30 | 日々の事

森の緑 空の青 雲の白
焦げるような日差しも 今は優しく
やってきましたねぇ 秋が
畑の方も冬野菜の準備に余念がありません

さて 続き

スーパーに並ぶ野菜は 数量が大きいので それなりの規模の農家が直接間接に収めてます
直売所はその成り立ちから 比較的中小の農家さんが多い

長い事 国は農家の集約化大規模化を進め その為の支援をしてきました
結果 失敗した人もいますが そこそこ その通りになってきたとも言える
この流れは 僕には 国内的には農業人口の減少がありますが 海外の新自由主義の影響
も少なからず有るように思えます
スーパーなどに並ぶ野菜は お客の志向だけでなく流通の都合にも合わせなければならず
その為には施設や農薬化学肥料 燃料など投入するコストが増大 よって量を作らなければならない
米を作って年貢を納めればいい時代と違って 貸借対照表がないと把握ができない 
ほど企業化した農家さんも多いと思います

一方で家計簿レベルですんでる中小農家
直売所の構成農家ですが 
ざっくり言うと高齢化が進み 後継者も少ない
家族を養うほどの収入を得るには 別の道を選択するのも僕にもわかります
しかし 良くも悪くも伝統的な農村の匂いを残してるのは 中小農家の爺さん婆さんなのです
その昔は 野菜を背負って街まででかけ 市 を開く
その延長に 今の直売所があると言っていい

スーパーに代表される広域流通は現代技術の粋を集め 洗練された文明とすれば
直売場などの地域流通は その土地からにょきにょき生えてきた泥臭い文化と言えるのでは

片田舎でイオンモールでもオープンした日にゃ もう押すな押すなの大盛況
文明への憧れは古来変わらぬものの様です
では土人的文化は文明に飲み込まれてしまうのか?
どうも そうでもなさそうで
そこが 面白いとこなのです
コメント
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