Kou Farm

畑の話と日々の雑談

県北スタイル

2016-12-22 22:13:11 | 畑の事
試作のために播いた種
収穫の時を迎えています
まぁ おおむね良好
大根も大きくなってきました

予想より早まって 1月上旬には採れるかもしれません

ホウレン草も良好

幾たびかの霜で 尋常じゃないくらい甘くなりました 果物並みです(驚)
せっかく良くできたので 近所の直売所(のようなもの)で売ってます
商売とはとても言えない量ですが まぁまぁ売れてます


さて 最近 気付かされた事があります
この街が右肩上がりの頃に育ち 去年まで上り調子のつくばで営農していた僕は
人口流失が続き寂しくなったこの街を 何とかならないか・・と思っていました
分かり易く言うと ちょい上から目線です

そんな僕が ハッとしたのは 何気ない会話をしてて
『あの山にたらぼを採りに行くんです 沢山採れるんです 美味しいんですよねぇ』 たらぼ とはタラの芽の事です
お婆ちゃんとの会話ではありません 若い女性です
音楽好きの今時の人です 特別古風なわけでもありません

あ~なんて豊かな土地柄なんだ・・と思いました
同時に 上から目線だった自分のいやらしさに気付き ちょっと恥ずかしかったです(笑)

たしかに よそ行きの服や靴を買うには ひたちなか市のファッションクルーズか水戸のウチジャス
(内原のジャスコの事 今はイオンモールに名称変更してると思う)
にお金をだして高速に乗るか 1時間前後かけて一般道で行くしかない不便さはあります
それでも 自然が一杯あってゴミゴミしてない生活環境を気に入っている若者たちが多数いるのです
それに 出かけなくともネットでも色々買えますしね

街が街として機能するためには ある程度の常在人口が必要です その為には経済的な活気が必要です
それはそうなのですが それだけじゃないんですねぇ
山菜は都会でもスーパーや百貨店で買えば なんなく手に入るものですが 自分で摘むという事は
山の色 風の匂いを感じながら「今年も採れるかなぁ~」などと 期待を胸に山道を行く
山菜採りという目的に付属して 種々雑多な経験と楽しみが加わるわけです
そんな場所がある事 日常の一コマとして経験できる事は なんと贅沢な事でしょう
それを「自然と人の共生社会 高萩」なんてキャッチコピーみたいな表現をしたら 
「な~にカッコつけてんだぁ~ ごじゃっぺ言ってんじゃねェ あだりめ(当たり前)だっぺぇ」と言われそう(笑)
ここでは 特別ではない 当たり前の事だから 美辞麗句で飾るあくどさはいらないのです


ライブハウスで演奏してた人が 翌日は山で山菜採り
いいなぁ~と思います
これが 高萩スタイル 
いやいや 最先端の県北スタイルなのかもしれませんねぇ


そうそう 昨日は冬至
家に帰ると 山の様に柚子が積まれてました
母が友人からもらったそうです
使い切れるはずもなく ご近所さん お友達に配って歩いてました
お蔭で 夜は柚子風呂 いい香りでした
これも県北スタイルかな?(笑)
コメント
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