チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

迎え火

2016年08月13日 | 犬の戯言


遠く3000キロ沖の海上を北へと向かっている、

台風6号の影響で昨日後半から、

異様なくらいに蒸し暑くなっております、

とは申しましても海は穏やか、

あなたも私も夏休みでございます、





見かけないふたりが、

のんびりと仲良さそうに、

釣り糸を垂れるのが目的でもあるかのようにして、

一見無心な様子で釣りをしています、

昔はお盆には海で遊ばないものでしたが、

最近はその限りではございません、





鯵が釣れたら食べさせて欲しいなと思っていますが、

儚い夢だということは知っています、

どんどん脆く崩れて黄昏るのであります、

迎え火を焚きます。

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狙われます

2016年08月12日 | 犬の戯言


だれもいない炎天下の防波堤で、

ひっそりと佇み、

どういうわけか笑っております、





あまりの暑(熱)さに、

毛で覆われた頭の中の脳みそが、

茹で上がったのかもしれません、





お墓から緑の田んぼを見ても、

笑っておるのです、

世間のみなさんが笑わないところで、

あるいは笑えないところで笑うということは、

平成日本においても、

忌み嫌われることでございます、

ご注意ください、

狙われます。
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じたばた

2016年08月11日 | 犬の戯言


やたらと国民の祝日が増えて来たなと、

昭和の団塊世代は思ったりもしてしまうのですが、

私の周りは違った雰囲気で、

これまたやたら騒々しくて困ります、





とかく齷齪と欲深く、

人は動いてしまうのですが、

じたばたしても始まらないのでございます、

そう思っていたのです、

ところがどっこい、

そうではありません、

じたばたして足掻きまわる「そのままでいい」のです、

のたうち回って死ねば良いのでございます、

仏教の教えはそのようでございます、

なるほど、

そういう考え方もあるのです、





どこからか種が飛んで来て、

知らない黄色いお花が咲いてくれました、

もうすぐお盆です、

なにかのご縁なのかもしれません、

世間のみなさまは夏休み真っ盛りですね、

こちら耳栓して眠ります。
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残骸

2016年08月10日 | 犬の戯言


真夏の夜の残骸、

焼き鳥の串が散乱しておりますが、

さすがの私も食べる気持ちになりませんので、

恐らくは腐敗しているに、

相違ないと考えます、





彼女と一緒に美味しくいただこうと、

彼が妄想を膨らましやって来たのでございましたが、

その妄想を実現しようとした途端、

欲望の塊である焼き鳥は、

無残にも車の外に飛び散ったのでございます、





可哀相なのは焼き鳥パックの鳥さんです、

これでは浮かばれません、

真夏の夜の悪夢でございます、

人生もまた然りであります。
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止めたら

2016年08月09日 | 犬の戯言


草が食べたくなるのです、

身体の中から草を食べたくなるのです、

心の奥底から食べたいのです、





どこかのだれかさんのように、

つんとおすましをしているような、

そんな状況ではないのです、





未処理事項が山積でございます、

このごろ判断能力も欠如しているのです、

もう止めたらと思うのです。
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もしかして

2016年08月08日 | 犬の戯言


朝はひんやりとした風が吹いていたのですが、

流石に岸壁は暑うございます、

寄らば大樹の陰ではありませんが人影、

新調の帽子の影で、

しばしの休憩でございます、





海がきれいな夏らしい色になったと思ったら、

皮肉なことにもう立秋を過ぎておりました、

大したことは何もできないのですが、

ささやかにお盆の準備をあれやこれやと考えます、





お盆が過ぎたらたぶん暑さはしのぎやすくなります、

涼しいお月見の秋もすぐそこです、

勿論もしかして生きていられればの、

お話ではあります、

爺さんは嫌いでございます。



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知らん顔

2016年08月07日 | 犬の戯言


雷雨の後から吹いてきた風は、

どことはなしに夏の終わりを思わせるような、

妙に悲しい雰囲気があって、

それでホッとひと息ついた感じでありました、





昨日の黄緑色の恐らくハゼの一種であるのであろう、

稚魚の群れは汽水域から消え去っていたのでございますが、

川の傍にある家からは天麩羅を揚げる、

油の良い匂いが漂っていたのでございます、





私は思わずお空の虹に向かって、

黙祷をしたのでしたが、

その瞬間、

お腹の虫が裏腹にグーっとなったのでございます、

少しひんやりした風が吹いて、

父は知らん顔で歩いています。


虹でございます。



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団体さん

2016年08月06日 | 犬の戯言


少しは元気を出さないといけないと思って、

土曜日でもありますし、

今朝は宇多田ヒカルなんぞを聴いております、

「FIRST LOVE」古い曲でございます、





いつも基本的にお通夜のような曲が流れていますので、

なんだか心が浮き立つような気分ですし、

反面落ち着かないような微妙な感じでございます、





汽水域で遊ぶ魚の団体さんを発見いたしました、

水も透明ですし、

太陽の光が輝いています、

こんな楽しい瞬間が、

この世にあるのです。


*団体さんの詳細はこちらでございます。







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カラカラ

2016年08月05日 | 犬の戯言


昨日は8月ですのでお墓参りでございました、

お湯呑みの水も全部カラカラになっておりました、

ご先祖さまもこの炎天下、

熱いのだと思います、





雷はどんどんと鳴って、

私はハウスに避難して蟄居閉門していたのですが

こちらは全く降らずじまいで、

またしても空振りカラカラでございます、





連日の夕立予報がみな外れます、

降って欲しい時には見事に降りません、

まるで人生みたいなものでございます、

ため息ひとつのだれかさん、

いえいえ、

そうではありません。


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詫び状

2016年08月04日 | 犬の戯言


大雨や大雷が来そうです、

雷さんは毎日のように鳴っていますが、

雨はしばらく降っていないので、

待ち遠しいような気持ちも、

少しだけあったり致します、





ハウス用のリードが、

大型犬用の無骨な感じのものに新調されました、

私が先日夜中に脱走したからです、

原因など詳しいことは親子ともども解明できないまま、

忘れ去られようとしています、





野坂昭如さんの「男の詫び状」を発見いたしました、

往復書簡形式です、





これから読むつもりなのですが、

少し読んだだけで、

やさしい心が際立つ文章でございます、

雨が降ったら読みたいと思います。



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