チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

遊びなはれ

2020年02月12日 | 犬の戯言


開闢以来、そうなのであります。

悲しいことのほうが、世の中には多いです。

当事者でなければ、

それに、どんなに悲しいことでも、

悲しいかな、それは他所ごと、になってしまいます。

孤独と悲しみは、仲良しなのです。

いつもながら、明るいお話し、ではなくて恐縮です。

ドラマを、観ておりましたら、

人生のことなのか、子育てのことなのか不明ですが、

兎に角、

あっ、と言う間だったね、

と主人公が、離婚した元夫に、

しみじみ、

と言っておりました。





それに、

たぶん、建国記念日で暇でした。

それから、翔んで埼玉、が期待外れでしたので、

黒澤明監督作品を、観ていたのでした。

すると、昭和の前の、大正時代の、ゴンドラの唄を、

主人公役の、志村喬さんが歌っていて、

歌詞を聴いて、今更乍ではありますが、

なるほど、寂しいなー、と思ってしまいました。

開闢以来、生きることは、

孤独で、悲しいのであります。

だって、

命短し恋せよ乙女(男?)で始まって、

朱き唇あせぬ間に、

黒髪の色あせぬ間に、

心の炎消えぬ間に、

熱き血潮の冷えぬ間に、

と来て、

明日の月日のないものを、

今日は再び来ぬものを、

で終わるのであります。

なるほど、

そういうことなのであります。

それは、開闢以来、そういうことになっているのです。

山本周五郎さん、も言っています。

全ては、つゆのひぬま、

なのであります。

そやから、あんた、遊びなはれ。

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