チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

丑三つ時

2019年10月01日 | 犬の戯言


草木も眠る丑三つ時、

と昭和のころは、よく言っておりましたが、

まさしく、その時間帯、

2時ごろ、だったのでございます。





霞んだ、寝ぼけ眼の向こうに、なにかいるのです。

紫蘇の林の奥、ブロック塀のコーナーあたりに、

だれか、いるのであります。

私は、身体のことも忘れて、

だれか、だれか、と誰何します。

そのうち、私の鳴き声で、其処ら中に電気が点いて、

よくよくお顔を見れば、

なんと、昔よく、夜の運動会をしていた、

狸の、ぽんぽこさん、でございました。

もしかしたら、お見舞いに来てくれていたのかも、

と思いましたが、

父の足音で、ぽんぽこさんは、走り去ってしまいました。

それで、今朝は、寝不足のせいか、

身体が冷えて、立ち上がれなくなってしまったので、

朝のお散歩は、中止にしたのでございます。






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