*穏健派が投票総数の、52.5%だが、保守強硬派2,3位合計が、穏健派の55%に過ぎない。穏健派の圧勝と言うべきだろう、
*ロハニ師は「民生用」の核開発推進の立場を堅持しているが、欧米との関係改善を目指すとしており、 制裁で経済が疲弊する中、改革派などの支持を広範に集めた。
*米英はこの勝利にはホトンド沈黙?
*カイロ=共同】エジプトのモルシ大統領は15日、カイロで行った演説で「シリアとの関係を全面的に断絶することを決めた」と断交を発表した。エジプトは既にシリアのアサド大統領退陣を要求し、両国は互いに大使を引き揚げているが、今後は大使館を閉鎖する。
モルシ氏はシリア反体制派を支援するための飛行禁止空域設定を支持すると表明。
*15日付の英紙タイムズは、米国がシリア反体制派への軍事支援に備え、海兵隊の要員300人をシリアとの国境に近いヨルダン北部に派遣したと報じた。海兵隊要員は同紙記者が北部マフラクで目撃し、今後数カ月とどまる見通しという。オバマ米政権が方針を転換し、シリア反体制派への武器供与を決定した直後だけに、同派てこ入れに向けた役割を果たす可能性がある。
* ロシアのラブロフ外相は、シリアでアサド政権が化学兵器を使用したとするアメリカ政府の主張に重ねて疑問を示すとともに、シリアで飛行禁止空域を設定することに反対する考えを示した。 ロシアのラブロフ外相は、15日、モスクワで ...
*シリア、アサド政権打倒の為にはアラユル手段を尽くす、米英の戦略、トルコの反エルドアンデモの勃発は想定外、ヨルダン、シリア国境でにわかに慌しい動き、
イラン大統領にロウハニ師=保守穏健派、強硬派破る-国際協調重視も核開発継続
イランのロウハニ元最高安全保障委員会事務局長=14日、テヘラン(AFP=時事)
【カイロ時事】14日投票のイラン大統領選は15日、開票の結果、改革派の支援を受けた保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が有効投票の過半数を獲得し、勝利した。イラン国民は、2009年の前回選挙で保守強硬派の支持を得て当選したアハマディネジャド大統領の路線に明確な「ノー」を突き付けた。ロウハニ師は当選を受け「過激主義に対する勝利だ」と宣言した。
投票結果を受け、最高指導者ハメネイ師も声明を出し、ロウハニ師の当選を祝福。国民に対し「国家全体の大統領であり、支えてほしい」と呼び掛けた。
イラン内務省が発表した最終開票結果では、ロウハニ師は有効投票3546万票の52.5%に当たる1861万票を獲得。2位の保守強硬派、ガリバフ・テヘラン市長(51)が獲得した608万票の3倍以上の得票で、圧勝した。
選挙戦開始当初、有力視されていた保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)は3位で、419万票にとどまった。有権者数は約5050万人で、投票率は72.7%だった。
ロウハニ師は保守派の聖職者ながら、国際協調を重視する立場を取る。核開発を進めるイランは03年、国際社会の懸念に配慮してウラン濃縮を一時停止する措置を取ったことがあるが、その際、米欧との核交渉を担当していたのがロウハニ師だった。
ただ、ロウハニ師は選挙戦で核開発を推進する方針を明言。勝利宣言では、国際社会に対し「イランの権利を認めるべきだ」と早速注文をつけた。イランの核開発政策はハメネイ師の専権事項で大統領の判断で政策変更することはできないという事情もあり、大幅な姿勢転換を期待するのは難しい状況だ。(2013/06/16-07:57)