天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

ビルマの内戦を止めた男 井本勝幸

2016-03-22 00:45:56 | 時事
独立以来60年以上にわたって軍事政権と少数民族間の内戦が続く多民族国家ミャンマー。その内戦を1人の日本人が止めた。

平成の明石元二郎とも呼ばれるビルマのゼロファイター井本勝幸氏(51)はソマリア、タイ・カンボジア国境の難民支援に関わり、28歳で出家、福岡県朝倉市の寺院の副住職だった。



2011年1月ミャンマー和平支援のため少数民族地域に単身飛び込んだ。紛争に心を痛めていたからだ。

利害関係がない第三者の立場を生かして各勢力の指導者を訪ね歩き、主要11少数民族勢力でつくる「統一民族連邦評議会(UNFC)」の同年創設と発展に貢献した。

いくら利害関係が無いといっても日本人である、
現地刑務所に一時拘束され、入国禁止措置がとられるが、裏ルートから再入国し活動が認められ
解かれる。

いままで11の少数民族がばらばらに政府軍と戦っていたが、井本さんがその11を纏めた結果、政府軍としても各個撃破できないような存在に作り変えたのだ。

タイの寺院で「ミャンマー和平が実現するまで僧侶の立場を辞す」と願掛けしているが、

井本氏は仏教徒の立場を捨てた、少数多民族には仏教徒以外にキリスト教やイスラム教が多くいたからであった。



井本氏が齎したものは停戦だけではない、ご存知のとおりミャンマーは大戦中はビルマ、援蒋ルート遮断のため激戦地となり、白骨街道とも呼ばれ

日本人戦没者は16~18万人とされ、ミャンマー軍事政権支配地域では遺骨の調査と発掘が進められたが、少数民族支配地域では調査ができないままで、未帰還の遺骨は約4万5千柱ほどあると言われている。

少数民族側が「恩返しがしたい」と旧日本兵の遺骨調査への協力を提案してきたのは1年後の2012年のことだ。

たった一年で60年以上続いた内戦をたった一人の日本人が止めたのである。

現地ではいまだに旧日本軍の「三八式歩兵銃」を使っている勢力もあり、遺品なども数多くあるようだ。



ジャングルでお年寄りに会うと、『お前は日本人か。飯を食わせるから俺の家に来い』といわれる。

「祖先の英霊に感謝ですね」と井本氏は話す。


ようやく日本政府も少数民族支配地域の遺骨収集が始められる。

現代日本人が忘れてしまった「八紘一宇」をたった一人で実践した。政府としては内政干渉となる為に手が出せない。英霊に導かれた。

彼に対する形容は幾つも見つかるが、ここまで私費と僅かな募金で成し遂げたようだ。

これだけの事を成し遂げて決して偉ぶらず淡々とした表情はその目的がもっと大きなところにあるのだろう。偉人の特徴でもある。

彼は英霊に感謝しているが、英霊も彼に感謝しているだろう。