天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

「敗戦国の歴史認識」奈良美智

2017-08-31 12:18:01 | 時事


韓国のコスメ製品の絵柄があまりにも自分のものに似ているため、警告文を送ったところ、逆に韓国の裁判所に訴えられたとツイートし話題となったときに奈良氏の名前を知った。

ハフポのNEWSで2年前に取り上げられており、題名で興味を持ってコピペした。

今回は長いので時間のある時にでも読んで頂きたい。盗作とは全く関係ないことは最初にお詫びしておき、最後に感想を書きたい。





ハフポ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

【戦後70年】奈良美智さんがドイツで驚いた「敗戦国の歴史認識」2015年08月15日



終戦から70年という節目の年、安倍政権が進める安保関連法案は国民的な議論を呼んでいる。この夏、私たちは戦争や安全保障についてどう考えたらよいのだろうか。2014年末に戦争をテーマにした画集「NO WAR!」(美術出版社)を上梓したのは、国際的な現代美術家、奈良美智さんだ。


私たちは奈良さんの画集からかつてないほどの強いメッセージを受け取ることができる。東日本大震災や福島第一原発事故を経て、原発再稼働、安保関連法案など、「世の中の流れを見ている時に、このままだと、おかしくなっちゃうんじゃないかと不安をすごく覚えた」という奈良さん。前半のインタビューでは、画集を出したきっかけを『「僕はこういうことを考えてきたんだよ」っていうふうに出してもいいんじゃないか、いや、出すべきなんじゃないかって思った」と語っていた。

続く後半では、ドイツに長く暮らした経験のある奈良さんに、同じ敗戦国として日本とどう異なるのか聞いてみた。私たちは自国の歴史とどう向き合い、それをどう未来につなげば良いのだろうか? (文中敬称略)。



■歴史の延長線上に自分たちがいると認識する敗戦国ドイツ

――「NO WAR!」には、Twitterで広まり、反原発運動のデモで使われた、1998年のドローイング「NO NUKES」も収録されているのが示唆的ですね。奈良さんは1988年にドイツに渡り、2000年の帰国まで、ドイツで長く生活されました。ドイツも日本と同じ敗戦国ですが、歴史に対する考え方をどのようにご覧になりましたか?

奈良:日本人は、大学入試のための歴史はよく勉強するじゃないですか。日本史でも世界史でも。でも、それって暗記であって歴史を身近にとらえて理解するってことじゃないんですよね。沖縄や広島、長崎とかを訪ねてみると、そこに住んでいる人たちは、学生を含めて身近なものとして、歴史を受け止めてるんですよ。もう住んでいる場所に痕跡があるから。

でも、ほかの日本の地方都市や、大空襲があった東京でも、戦争のリアリティーを先の彼らほどは持ってない気がする。実は自分も同じで、あんまり知らなかったんですよ。大学入試の一環で、「いいくにつくろう、鎌倉幕府」とか、「なくようぐいす、平安京」とか、そういう暗記の語呂合わせとか、教科書の説明は思い出せるけど、その時の実際の状況をリアリティを持って感じようとはしてなかったのね。

それが、ドイツに行ってびっくりしたのは、かつてあった過去からのタイムラインの延長上に自分たちがいるという意識が当たり前だったこと。日常でくだらない会話をしていても、歴史の話が自然に出てくる。戦争を否定肯定する以前にそういうことがある。そして客観的に戦争否定を語り出す。街を歩いていても、すごくわかりやすいところに、いろいろな記念碑が建てられているんです。第二次世界大戦だけじゃなくて、第一次世界大戦であるとか、ローマ帝国がここまで来たよとか。

――過去に体験してきた争いや戦争の痕跡ですね。

奈良:そうそう。そういうものがいたるところにあって。だから、現在という時間軸が歴史の延長上にあって、そして、その先には未来があり、今、何か間違ったとしたら未来がおかしくなる。過去から現在、未来へ一貫して考える、そういう思考が一般的な日本人とは比べ物にならないほどできてるんです。結構、ショックでした。日本も、勉強ができる人たちがいたり、科学や産業が進んでいたりするけど、歴史に向き合う考え方がまったく違ってました。

■1980年代に多かった反戦争や反核の音楽

――日本では本当に少し前まで、例えばデモに参加するだけでも、色眼鏡で見られてしまうんじゃないか、政治的な会話をすれば、変なやつって敬遠されちゃうんじゃないか、という心配が大勢の人たちにはあったと思います。でも、そういう人たちが「NO NUKES」と描かれた奈良さんの絵をプリントしてデモに参加したり、そういうところで少し変わってきてるような気がするのですが……。

奈良:ああ、どうなんでしょうねえ。例えばだけど、僕はロックが好きな人のほとんどは同じような考え方なんじゃないかっていう幻想を抱いてたんだけどね。幻想で終わるのかどうかわかんないけど。ベトナム戦争当時だけじゃなくて、1980年代あたりのパンクロックには、日本でも反戦争や反体制の歌がすごく多かった。

そうそう、1988年にRCサクセションが英語圏のロックを日本語で歌う「COVERS」というアルバムを8月6 日(広島に原爆が投下された日)に発表しようとしたのですが、これが反核と原子力撤廃を歌っているということで、発売元となる東芝EMIが発売中止にするっていう事件があったの。たぶん、反戦のことを言うのは許されていた。でも、反核や反原発は東芝的に許されなかったんでしょうね。けれども、他のレコード会社から8月15日(終戦記念日)に発売するんですよ。そういえばブルーハーツも同じ年に、レコード会社が原子力関係の会社(三菱電機)傘下だったためか、自主レーベルから「チェルノブイリ」を出してますね。

RCサクセションの忌野清志郎という人には、生き方としてそういう音楽があった。でも、現在こういう状況で、あんまりそういう歌はポピュラーには聞こえてこないのね。なぜなんだろうと。

――なぜですかねえ?

奈良さん:なぜでしょうねえ。反戦、反核を歌う人は今もいるんですよ。ただ、これまでは聴く側に戦争や核のリアリティーがなかったんだと思うのね。やっぱり、おしゃれ至上主義!みたいな感じ?あと、恋愛であるとか………あ、恋愛は大事ですけどね(笑)。愛と平和だから!


――確かに聞こえてくるのは、恋愛の歌が多いですよね(笑)。ただ、現政権になってから戦争というものが、70年前の過去のことではなくて、これから自分たちの未来にも、もしかしたら深く関わる可能性があるのではないかと不安感を持つ若い人が増えている気がしています。

奈良:まあ、1990年代にお立ち台に登って踊っていた時期よりは、そういう不安感を持ってるはずだと思います。あの頃はバブル経済で、GDP世界2位のお金持ち日本だったし、1960年代からの高度経済成長から日本がどんどん豊かになっていって、幼稚化していった時期だったからね。

今の若い人たちって、あまり話したことがないのでわかんないんだけど、やっぱり当時のお立ち台の人たちや、渋谷のヤマンバギャルたちとは考え方が違う気がします。でも、お立ち台やヤマンバだった子たちも、結婚して子を持つ母親になったりしていて、それをきっかけに考え始める人は多いと思うんだよね。だから、そういう意味では少しずつ全体の意識が変わってきてるのかなと。特に現体制への非支持率は女性の方が多い気がします。あとはやっぱり若い人たちの意識が、ここに来てぐっと強くなったのは確かで、社会に対して積極的に意思表示している姿を目にすると、こっちも身が引き締まります。



■原発事故でないがしろにされた国民

――それだけ、今の日本に対して、みんな危機感を持っているということでしょうか?

奈良:そうですね。僕は1988年にドイツに行って、翌年にはベルリンの壁が崩壊しました。当時、自分はまだ無知で、「COVERS」のことがあっても、日本という国は割と自由だなと思ってた。危機感みたいのあんまり持ってなかったのね。

――ところが、2011年に東日本大震災が発生して福島第一原発事故が起こり、この夏は安保関連法案が議論になっています。

奈良:原発事故では、国が言ってることと、やっていることが違う状況があったっていうのが、後からどんどんわかってきた。もともと不信感はあったんだけど、自分たち国民は政府の駒であるような感じとか、すごくないがしろにされてる感じを覚えた。

今日だって、すごい危険な作業をやってるんじゃないのかな(編集者注:東京電力は福島第一原子力発電所3号機で、インタビューを行った8月2日、使用済み核燃料などを貯蔵するプールから、約20トンの巨大ながれきの撤去作業を行った)。

その作業も、がれきのつり上げに失敗したら、もう1回、放射性物質が拡散しちゃうような大事故が起こるのに、ニュースで言わないじゃないですか。自分で調べればわかるんだけど、教えてはくれない。それで、危険を覚悟した現場の人たちだけがやってるわけなのね。例えば、そういう話が山ほどある。



――透明性がなければ、信頼関係も築けないですよね。

■ドイツの戦後復興と日本の戦後復興の違いとは

奈良:ドイツの話をしましょうか。ドイツの国会議事堂である連邦議会堂は、帝政ドイツ時代から使われていたものですが、ナチス・ドイツ時代に爆撃でドームなんかが破壊されてしまった。それを東西統合した後に修復するんだけど、新しいドームを透明なガラスで造るんですよ。なんかよくないですか?

――面白いですね。国会議事堂が透けて見える!

奈良:だから、政治っていうのはそうやって透明であるべきだし、その国会議事堂の前が芝生になってて、普通にみんな寝っ転がってピクニックできたりするんですよ。

――重厚で警備も厳しくて、外からは中をうかがい知れない日本の国会議事堂とは建築からずいぶんと違うんですね。

奈良:そうだね。中を見学すると、美術作品がたくさんあって、ユダヤ人の作家が展示されていて、ちょっとくどいくらいに自分たちは忘れてませんよ的なアピールがあるんですよね。よく日本のことを自虐史観っていうけど、ドイツの方がすごい自虐史観だと思います。でも、それをずっと続けてきたことで近隣諸国から信頼を得て、ヨーロッパの中でも中心的な存在になっているわけです。EU国家のアンケートでは、どの国からも一番信頼されている国になってます。


――同じ敗戦国でも、日本とは戦後歩んできた道が違うんですね。

奈良:ドイツに住んでた時って、日本と同じ敗戦国だと思うと、比べてしまうんだよね。敗戦からすごい勢いで経済復興を成し遂げている。でも比較してみると、自分でも「あっ」とか思ったのが、日本の経済復興っていうのは他の国で戦争があったからだったんだなって。朝鮮戦争やベトナム戦争のおかげ。

だから結局、ドイツの経済復興とは違うんです。そういうのが、ふっとわかった瞬間に、なんでアメリカの心ある人たちが、反戦歌を歌うのか、人種問題や人権問題に対してプロテストソングを歌うのか、その動きがだんだんわかってきました。大戦後のアメリカの繁栄と日本の経済復興は二人三脚だったんだよね。

で、心ある人に対して心ない人っていうのは、お金儲けるために大きな戦争を起こしたり、武器を作ったりしているんですね。正戦論を利用して、それを正当化しようとしている。そして、抑止力=軍事力と結論づける。そのからくりがいろいろわかってくるようになってショックでした。

もちろん、ドイツが完全無欠に潔癖って言うつもりはないし、アメリカ主導のマーシャルプランっていう欧州全体の復興計画があったというのもあるけれど、日本に比べると自力で復興した部分が多いと思います。労働力としてトルコ移民や韓国からの季節労働者も奨励して受け入れました。それに比べると日本の経済成長は、虎の張り子みたいで、戦後の経済復興って何だったんだろうとか。

■希望はあるけれど、その芽を摘みに来るものも

奈良:東京タワーの原料の話は知ってますか?

――えっ。知りません。

奈良:東京タワーって、鉄でできてるんですが、朝鮮戦争でスクラップになったアメリカ軍の戦車が使われてるんです。

――東京のシンボルともいえる東京タワーにそんな歴史があったんですね。

奈良:展望台から上の部分はそうです。東京オリンピックの直前に、そんなふうにして復興の象徴である東京タワーが建てられた。だから、戦後復興って何なんだろうって思います。今でも、日本はアメリカの衛星国家みたいな位置にいて、米軍基地を国内に置いて、思いやり予算をあげているわけです。

ある暴力団の人のインタビューを読んでいたら、その人は右翼で愛国心バリバリの人なんだけど、そっちの世界でいうと「みかじめ料」、つまりお店に「ここらは俺が守ってやる。何かあった時は来てやるから、毎月金出せ」という、アメリカがやってるのはまさしく自分たちがやってることと同じだって、言っていた。すごい言い得て妙でした。

――これまでうかがってきたお話の中で、それでも希望は見いだせたりしないのでしょうか? だからこそ、「NO WAR!」という形で画集を世に出されたのかと思いましたが。

奈良:どうなんだろう。東日本震災の後にも希望が見えると思いました。人間は絶対に強いって僕は信じていて、東北地方でもいろんなところで小さな芽がたくさん生えてきた。でも
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完全なるドイツかぶれ。盗作では同情し、反原発はまだ理解出来るが、反戦、NO WARの画集と聞いて芸術家は村上春樹のように政治的な発言は控えた方が良いのではと感じた。

結局平和なこの国で反戦を叫ぶ必要と意味がわからない。だからハフポに反安倍として利用されるのである。

日本の野党と左翼は共闘して日本人の安全を考える安倍政権を右傾化、戦争の準備などとして警鐘を鳴らしているのだ。

第一日本の歴史教育にしても過去から現在、未来へ一貫して考えたいのであれば靖国神社へ行けば良いのであり、全てをヒトラーだけに責任を押し付けたのであり、ユダヤ人に対する差別感情はそれこそ過去を振り返りヨーロッパ全体で取り組まねばならないものであろう。

ドイツ国民はヒトラーのような独裁体制を生まないような政治の仕組みを考えるだけで良いのであり、東西に分断されたことが悲劇であろう。一方日本の悲劇は日本列島の分断は免れたものの思想の分断が著しく曖昧な軍国主義をヒトラーとしたために、ナショナリズム自体が悪者になったことであろう。

当然ながら彼も安倍政権が戦争に向かってると確信している派なのだろう、でなければ「でも」で最後を綴るようなことはしないだろう。

最後に彼は韓国メーカーの盗作のツイートを削除したが、空気を読んで取り下げたのだろう。でも

テリー伊藤の靖国神社

2017-08-31 09:49:53 | 時事
アサヒ芸能プラス➖➖➖➖➖➖➖

①テリー伊藤対談「鈴木邦男」

安倍首相の靖国参拝をどう思う?



テリー 安倍首相の評価はどうですか。昨年の12月26日には、靖国を参拝したわけですが。鈴木さんご自身も靖国には行ってるんですか。

鈴木 もちろん行ってます。

テリー いつ行ってらっしゃるんですか。

鈴木 8月15日です。ただ当日に行くと、何かイヤなんですよね。軍服を着た人や、鉄砲みたいなものを持った人や、突撃ラッパを吹いてる人たちがいて。日本人は「8月15日には、そういう変な人が来るんだな」くらいに思ってるでしょうけど、その映像が世界中に流されると「ほら見ろ。日本はまた戦争をしようとしてる」と誤解されてもしょうがないですよね。

テリー そこの部分だけ切り取って見られるとね。

鈴木 だから「きちんと私服で行きなさい」と、靖国神社で禁止しなきゃダメだと思いますね。

テリー 首相の参拝に関しては、どのようにお考えですか。

鈴木 靖国神社に祀られた人たちは、日本がずっと平和であるようにと願って亡くなったわけですよね。それにもかかわらず首相が行ったことで、外国の反感を買ってしまう。中には「戦争も辞さずに外交をやれ」なんて言う人もいます。でも、靖国の英霊を利用して再び戦争の状況を作るんだったら、英霊に申し訳ないです。だから、僕は靖国を政治的に利用してもらいたくないと思います。

テリー ということは、首相参拝には反対の立場ですか。

鈴木 参拝すべきでない、というよりも、日本の平和のほうが大事だと思うんです。行きたければ韓国、中国とちゃんと話し合って‥‥というか、自分から話しに行けばいいんですよ。それをやらないで「自分たちは他国から攻撃されている」と主張するのでは、政権をまとめるのに利用しているような気がします。

テリー 戦犯が合祀された時から、天皇陛下が靖国に行かなくなったという事実がありますよね。

鈴木 そうですね。

テリー 天皇陛下の行かない靖国神社って、僕から見ると異常な気がするんですよ。

鈴木 僕もそう思います。A級戦犯の人たちだって、自分たちがそこで祀られるのはよしとしてないんじゃないかと思いますね。

テリー それはどうして?

鈴木 戦争を指導して、赤紙を出した立場と、自分の意に反して戦争にとられた人とは立場が全然違いますから。それでも全て一緒にされている。もちろんそれは、亡くなったら皆同じだという、日本人のよさでもあるんでしょうけど。亡くなった人のことを持ち出されると、どうにも反論できない状況がありますよね。

テリー 右翼の人は、天皇が行かない靖国神社というのをどう思ってるんですか。

鈴木 これまでは左翼があまりにも強かったから、右翼の中でも問題点を整理することが少なかったと思うんですね。「左翼が反対してるんだから、とにかく守ろう」みたいな。「亡くなった人はみんな国のために死んだんじゃないか」「ガタガタ言うな」みたいな。だから、靖国に関しては、もうちょっときちんと議論しないといけないと思いますね。

テリー 今、街宣車に乗ったり迷彩服を着たりする右翼って、どうなっているんだろう。

鈴木 あまりいないんじゃないですか。僕のよく言う言葉に「左翼は死滅した、右翼は乗り越えられた」と。

テリー 右翼は、何に乗り越えられたんですか。

鈴木 右派系の新聞や保守系の雑誌だとか、そういうメディアが右翼以上に過激なことを言っているでしょう。発言者は大学教授や評論家で、警察からもマークされないし、安心して言える。あとはネットで名前も出さずに、無責任に発言している人が多くなって、街頭で右翼の人が主張する意味がなくなってきたということですね。


②テリー伊藤対談「百田尚樹」

A級戦犯合祀という外交カード


テリー 靖国問題はどうお考えですか。

百田 話すと長いんですけど。昭和20年に戦争が終わって、昭和60年までの40年間、日本の歴代総理は58回参拝している。その58回参拝した中で、中国は1度たりとも抗議も非難もしなかったんです。昭和53年にA級戦犯を合祀しているんですが、その間の7年も歴代総理は20回以上参拝しているんですよ。それでも中国はひと言も言わなかったんです。

テリー ふむふむ。

百田 ところが、昭和60年に朝日新聞が総理の靖国参拝を大々的に非難した。さらにその記事を中国に持っていって、注進しにいったんです。「日本の総理はこんなA級戦犯を合祀してる靖国参拝にずっと行ってます。どう思いますか、私らはそれを攻撃しようと思ってるんです」。そこで中国は初めて抗議した。今でこそ日中間の問題になってますが、もともと火をつけたのは朝日新聞なんです。つまり中国は「あ、文句言うたら、これは政治外交カードになるのか」と思ったんですね。ですから、この問題は本来、日本の国内の反政府運動の一環から始まったと僕は見ているんです。

テリー A級戦犯を合祀しているかぎりは、中国も韓国も、今後も言ってきますよね。

百田 日本人の多くは「A級戦犯とは何か」ということを本当は知らないんですよね。

テリー 日本人が決めたわけじゃないですからね。

百田 そうなんです。何となくイメージとして、Aが悪い、Bはその次、そしてC。ABCと等級になるように感じるんですが、実はこれA類、B類、C類と罪の種類を分けただけの話で。A級戦犯について私は調べたことがあるんです。この人がA級戦犯なのに、なぜこの人は無罪なのかとか。イギリス、アメリカ、ソ連と、この辺りの国の思惑があって、適当に決めていて、曖昧さがある。

テリー 僕は日本人の多くは百田さんと同じ意見だと思うんです。とはいえ、A級戦犯を合祀したことにより、昭和天皇がそれ以降参拝してないという事実もあります。だから百田さんが教えてくださったことというのは、日本人的にはわかるんだけど、中国や韓国にそれを説明しても、理解を得るのがなかなか難しいという現実もありますよね。

百田 昭和天皇が参拝しなくなったのは別の理由と思っていますが、確かに自民党内でも意見は分かれていると思います。しかし、断固として筋を通すべきで、A級戦犯合祀は関係ないということで通すべきと。それからテリーさんがおっしゃったように、政治は現実であるから、現実を優先するためには、一種のすり合わせも必要じゃないかという意見もあってね。私自身もし政治家なら判断が難しいです。ただ、それを認めてしまうと、中・韓の内政干渉を認めるということにもなります。つまり日本に主権がないのかと。神社に参拝するというのは、その国民の宗教観や死生観にも関わる問題です。そういうところまで、中・韓に口を出させていいのか、と。彼らはある意味外交カードにしているところがある。

テリー まずは知ることが必要ですよね。今後は、どういうご活動をしていかれますか。

百田 僕は20代の時からテレビの世界で生きてきて、若い時はただおもしろおかしく、銭も欲しいということでやってきたんですが、この年になってくると、日本という国に生まれたことに感謝しているんですよ。だからこんなことを言うのは格好悪いんですけど、何か人のためになることをしたいなと思っています。

テリー 全然格好悪くないですよ。

百田 小説家もいろいろあって、俺は人間の醜さを描くんだとか、社会の不条理を描くんだとかいうのも小説家の大きな使命ですけど、僕は1000円、1500円払ってくれたお客さんが読み終えたあとに、ああ、ええ本を読んだな、俺も明日から頑張ろうと、そう思ってくれる作品を書きたいなと思ってます。

◆テリーからひと言

 普通の作家さんはテレビの厳しさを知らないのに、百田さんはテレビと小説、両方の世界を知り達しているところがすごい!

 次回の作品は、若い男がセックスをしたくなるような官能小説を書いたらいかがでしょう。今の日本にいちばん必要なものかも。

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③【靖国神社に関するテリー伊藤の発言】

『A級戦犯が合祀されているから、天皇陛下は行かなくなった。
陛下のお気持ちを考えるべきだ。

靖国には、250万人の英霊がいる。
A級戦犯が合祀された時彼らは何を思ったでしょうか。
「お前らがしっかりしていれば、戦争は早く終結した、
 広島、長崎の悲劇もなかった」
そう思っているのではないか。』


以上①②が対談形式③が直接的靖国に触れた発言であるが、①の鈴木邦男との対談は左傾化した鈴木邦男がややテリー伊藤にすり寄る形で反靖国カラーを出しているが、②の百田氏には肝心の天皇陛下の中断が別の理由との指摘で言葉少なげである。完全に百田カラーになってしまった対談をズラす為に最後に一言全く関係の無い下ネタで締めている。

自身の斜視は学生時代学生運動の投石が目に当たったようだが、ラジオで一世を風靡した頃のデレクター時代の破天荒ぶりが薄れたとは言え影響力は大きい。

結局テリー伊藤は③の戦犯の合祀によって天皇陛下が御親拝しなくなった靖国神社に正当性は無いと切り離すタイプのスタンダードな反靖国派である。

百田氏も言うように御親拝の中断は合祀とは関係ない。しかしながら歴史家秦郁彦の判断は戦犯合祀に不快感であるから関係はある。

こんな大事な判断すら関係ない、関係あるとでしか表現出来ないことにこの問題の複雑さがわかるであろう。

これが現在の日本を苦しめている歴史観なのであり、東京裁判史観、私は『って事にしよう歴史観』と名付けた。

つまり、天皇が戦犯合祀に不快感は被害国としての中国、韓国の内政干渉的反発に擦り寄わせることで歴史認識を一致させることで東京裁判史観を押し通そうとしている。

要するに関係があるとする者は天皇を政治利用し、天皇もいかないそんな神社は日本人としていくべきでない、よって首相も参拝すべきではないとの結論があり、自分さえよければ、他や過去などどうでもよく、中韓と足並みを揃えるべきとの意識が強いのである。


靖国参拝とアンネの日記毀損事件

2017-08-29 19:33:32 | 時事
安倍首相の靖国神社参拝に関する小林よしのり氏の記事だ。

NEWSポスト、セブン➖➖➖➖➖➖➖➖

小林よしのり氏 靖国は国民が静かに参拝を続けるだけでよい
2014.02.03 16:00

 昨年12月26日の安倍晋三首相による靖国神社参拝は、海外の反発を招く一方、国内の保守支持層から礼賛の嵐となった。だが、ベストセラー『靖國論』の著者で、新刊『大東亜論』を上梓したばかりの漫画家の小林よしのり氏は、そうしたムードを「幼稚」と断じる。

 * * *
 わしは2005年に出版した『靖國論』で、首相は堂々と靖国参拝すべきだと説いた。あれから10年近く、わしの靖国神社に対する信条は全く変わっていないが、首相の靖国参拝については、もう新たな局面に入ったと思っている。

 安倍は参拝すべきではなかったし、これからも参拝すべきではない。我々、国民が静かに参拝を続ければよいのだ。もはやそう言うべきところまで、来ている。

 自称保守派のメディアやネット右翼たちは、「安倍首相よくやった」と絶賛しているが、国際的な感覚が全くない内弁慶な議論でしかない。以前のように朝日新聞が中韓にご注進に及んでこの問題をこじらせてきたとか、中曽根康弘・元首相までは普通に靖国参拝していたとか、その頃は中韓も文句を言わなかったとか、そういううんちくを述べても、アメリカを始め世界に対して説得力を持つレベルではなくなった。

 中国とは尖閣諸島を巡ってチキンゲームの最中であり、韓国とは歴史認識で外交が行き詰まっているのだが、しょせん国交断絶する気もない。アメリカの後ろ盾に甘えながら、日中韓相互の幼稚な排外ナショナリズムで身動き取れない。そうした日本の姿勢は、中韓と同レベルで欧米から蔑まれ、バカにされている。

 安倍はいまや海外で、フランスの極右政党党首ルペンや、ロシアの極右政党党首ジリノフスキーのように、短絡的で偏り過ぎた、口先だけの極右の首相と思われているのだ。

 しかし、そう思われても仕方あるまい。というのも、安倍の靖国参拝の動機が、「中韓に屈しないのが愛国者」という思い込みにあることが見え見えだからだ。安倍の支持層は反中・嫌韓の偏狭なナショナリズムに支配された小物の群れに過ぎない。安倍シンパは、中韓の反発を無視して安倍が参拝したことのみに、快哉を叫んでいる。

 だが、海外の反応は違う。安倍と安倍シンパの様子は、まるで国際感覚の欠如した幼稚な排外主義的ナショナリズムであるとしか見られていない。

※週刊ポスト2014年2月14日号➖➖➖➖➖➖

※2014年3月3日 小林よしのりブログ➖➖➖
【アンネの日記破損の犯人は在日?】

『アンネの日記破損事件の犯人は「在日」だとか、
日本のイメージを失墜させる「韓国の陰謀」だという話が、
ネットや極右衛星テレビで語られているらしい。
驚くべき排外主義だ。
憎韓が日常の思考パターンになっていなければ、
そんな発想自体が出てこない。
もし事実としてその通りの犯人だったら、
「それみろ」という快哉の言葉で溢れ返るだろう。
より一層、憎韓が勢いづくことになる。
だが犯罪を即、在日に結びつける思考パターンは
あまりにも恐ろしい。
関東大震災の時に、井戸の中に朝鮮人が毒を入れた
という噂が流布されたのと同じ差別感覚が、
すでに極右勢力の中に甦ってしまっている。
劣化した。
あまりに日本のナショナリズムは劣化した!』
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戦争論、靖国論、天皇論と立て続けに愛国、ナショナリズムの漫画を出版し、若者の愛国心を目覚めさせる切っ掛けを担い慰安婦問題でも積極的にその言論人として注目を集めて居た頃だろうか。

民主党の空白の三年が終わり2012年12月26日に第二次安倍政権が誕生し、丁度一年後の2013年12月26日念願だった靖国神社参拝を行なった。

それを受けての小林氏の記事が2014年2月であり、丁度遅れ馳せながら快哉を叫んでいた私がこのブログを立ち上げた時期でもある。

奇しくもアンネの日記毀損事件も2014年2月のことであり、小林氏はその延長線上で保守派と排外主義者を結び付けどちらに転んでも自分だけは免れるように保険も掛けている。

結びにある「日本のナショナリズムは劣化した」であるが、この言い方では日本のナショナリズムは既に関東大震災の頃から劣化していることになる。

井戸水にしろ日記の毀損(デマではなく実際に起きている)にしろ何故このようなデマが起きるかが肝であり、不逞鮮人を言わずに排外主義として同列に語るある種火消しのような物言いである。

この頃の小林氏の言動は明らかにナショナリズムを抑え込む火消しである。自らの著作で覚醒したた若者が安倍政権を支える"ネット右翼"となって延焼している訳だ。

つまり、パンドラの箱を開けたのは小林氏であり、今更ながら蓋を閉めて火消しをして、1人だけ保守を自負しても後の祭りなのである。

小林氏にこの諺を捧げよう。

『覆水盆に返らず』

北方騎馬民族説の意味

2017-08-29 09:23:41 | 時事
今現在では調べていないが、昭和の時代高等教育の歴史教科書の古代史では北方騎馬民族が日本人のルーツとして有力だった時代がある。


この説を唱えたのは東大名誉教授で考古学者の江上波夫である。発表は1948年の「日本民族=文化の源流と日本国家の形成」と題するシンポジウムであり、騎馬民族征服王朝説としてである。

「日本における統一国家の出現と大和朝廷の創始が、東北アジアの夫余系騎馬民族の辰王朝によって、4世紀末ないし5世紀前半ごろに達成された」と推論している(『騎馬民族国家』江上波夫)

この説の賛否はともかく、戦後間も無く何故このような説が唱えられその結果と効果が何に及んだかが重要なのだ。

現在ではDNA解析によって日本人のルーツはほぼ確定しているといっても良いだろう。

日本人のみが他のアジア人とは違い、古代イスラエル、古代ユダヤのものと同じタイプの系統であることが解っている。

ヘブライ語で【平安.平和】は『シャローム』、アラビア語で『サラーム』であり、
【都】は『エル』である。
【平安の都】とは『エルシャローム』

つまり【平安京】は『エルサレム』を意味するのである。

つまり、北方騎馬民族説は日本、日本人がアジアの中でも特別であり、天皇によって受け継がれてきた民族性を否定する為に言わば戦争に対する贖罪意識の観点から同族観を強調したかったことが理解される。

現在に於いても「日本人凄い」や「日本特別」を否定する傾向が左翼には根強いが、古事記、日本書紀、神話の否定にこの騎馬民族説は用いられたとみて間違い無いだろう。

要するにこの騎馬民族説は戦後の反省として唱えられたのであり、日本人の優位性を貶める効果を果たした反日の起源と捉えることが出来る。

スメラギとシュメール人
日本人シュメール起源説が真実味を帯びてくる。

都知事の判断は正しい

2017-08-27 14:45:04 | 時事

BLOGOS➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

都知事の信念やいかに?
小林よしのり
2017年08月26日



「歴史修正」は自分自身が相当勉強して主張した方がいい。
基本の基本は「史料検証」だ。
学術的には、一次資料、二次資料、三次資料を発見して、分類しながら検証すれば、案外事実に迫ることが出来るものだ。

資料は残っている。
今現在の行政資料もメモやデータの形で残っていることは、森友学園や加計学園の問題で分かっただろう。
検察は森友学園の安倍晋三小学校の国有地・激安払い下げの件でもデータを復元するようだ。
検察は国民の期待に応えて欲しい。

過去は紙の資料がいっぱい残っているので、「証言」を裏付ける「史料」を発見して、事実に迫ることはできる。
わしは「朝鮮人虐殺」に関して、小学校のとき、近親者から聞いたことがある。
関東大震災の時、トラックに乗せて、山の中に連れていって、撲殺していたと。
わしはこれを信じていたが、検証していない。

井戸の中に毒を撒いた話は、実際、大阪の朝日新聞に載っていたが、これはデマだった。
デマが新聞に掲載されているのは、一次史料として発見されている。
これを信じて自警団が動いたことは十分あり得る。
デマを信じて民衆が朝鮮人を追い詰めたが、警察官が自ら井戸の水を飲んで助けたという逸話は有名だ。

関東大震災の「朝鮮人虐殺」慰霊の追悼文は、小池百合子氏は今までの都知事の慣例に従っていた方が良かっただろう。
乱暴な右派からは好感を持たれただろうが、左派からは嫌悪される。
慣例を破って、嫌悪されてもいいと思えるほどの信念があったのだろうか?
政治家の振る舞いとしてはしくじったかもしれない。
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小池知事「民族差別の観点というより、災害の被害で亡くなられた方々の慰霊を」

会見で小池知事は、関東大震災(1923年)が発生した9月1日と東京大空襲(1945年)があった3月10日に横網町公園内の東京都慰霊堂で毎年営まれる「遭難者慰霊大法要」に都知事が出席することを挙げ、こう説明した。



94年前の話を今更民族差別の観点で取り上げどうしようと言うのだろうか、まさに小林よしのり氏は震災後デマによって虐殺された不逞鮮人を排外主義や民族差別の観点から日本人の加害性を永久に持ち続けなければならないと都知事をディスっているのだ。

都知事が言っているように都で行われる二回の慰霊大法要には出席しているので問題はないはずである。

つまり小林氏は歴史を語るなら史料を検証しろと国民を恫喝し、その結果が一次史料の新聞のデマから起きた事件であることを強調して、排外主義の恐ろしさ、当時の日本の加害性を印象付けたいのであり、都知事と右派を攻め貶めたいのだ。

その背景には野党共闘のスローガン"安倍政治を許さない"があることは今や中学生でも解る常識だろう。

小林氏が94年前の併合がら13年後の大震災後のデマによる民族差別と現在の同じ様な右派の動きを同じ物、或いは同質であるかの如く印象操作したいのだろうし、右派、保守派として当時と現在では全く異質の感情であることを恐らく知っていて確信犯的に右派を潰したいのだろう。

それは慰安婦像を量産し、併合を植民地支配と言い換え、竹島を独島と呼び侵略し、日本海を東海に書き換える国と自分の利益の為に贖罪意識を持てとする偽善者の姿そのものでしかない。