山葵

山葵、つまりワサビは寿司だけでなく、葉や茎も食し、飛鳥時代の木簡にも記された日本の伝統的食材と言っても過言ではない。

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葉や茎や花を軽く湯通しし、密閉した容器にしばらく保管しておくとワサビの辛い風味をおひたしで味わうことができる。同様に、葉や茎を醤油と一緒に瓶に詰めた醤油漬けもある。保存が利き、茶請けや付け合せ、酒のツマミなどとして利用される。ワサビの葉の醤油漬けは、巻き寿司にされることもある。花や葉は天ぷらとすることもある。島根県西部（高津川流域）と山口県東部では、新芽の部分をその独特の食感から、「ガニ芽」と称し、高級食材として活用している。
葉や茎は、成分・エキスを抽出したり、すり下ろして練りわさびやスナック菓子などの風味付けの原料として用いられる。ワサビ風味の食品には、冷菓（ソフトクリームやアイスクリーム）、米菓（せんべいやあられ）もある。但し、ワサビの辛味成分は数分で揮発してしまう為、添加物を加えてそれを抑止する等の工夫をしている。
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北大路魯山人は「しょうゆの中にわさびをいれてしまっては辛味はなくなる。しかししょうゆの味がよくなる」と言われるように寿司に山葵は欠くことの出来ない風味と辛味を齎す食材だ。しかも、殺菌作用まであると聞く。


この山葵が今や人種差別の槍玉に挙げられている。

写真の寿司を外国人に提供したところ、差別とされ寿司店が謝罪した。

どうやら敵は子供だけでは無いようだ。

今や寿司と言えば回転して初めからサビ抜きが回っている時代であり、お客様である"子供"もターゲットとなる。

昔ながらのカウンターでの本格寿司を味わいたいのであれば、どうか日本の伝統スタイルを堪能して貰いたいものだ。

差別意識の希薄な日本人は差別と騒がれると非常に無力である。一般常識で言えば差別したと言われたらしていないと主張するのが当たり前だろう。

悪気が無い事は日本人にしか分からず、店の評判を気にして謝罪してしまう。

以前積水ハウスの「ネズミ裁判」を思い出したが、差別で不利益を被るのは決まって日本人である。これは日本人が日本民族としての誇りを失った証でもある。

郷に入れば郷に従えである。