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映画『ビリギャル』を鑑賞。観終わって爽快になる映画。(ときめき研究家)

2015-05-16 19:22:39 | ときめき研究家
『ストロボ・エッジ』に続いて、有村架純の主演映画を鑑賞した。

『ビリギャル』は評判も良く、大いに期待して映画館に足を運んだ。
平日夜だったが、客入りは3割程度でまずまず。ほとんどが高校生のようだった。カップルだったり、女子のグループだったり、男子だけだったり、性別を問わず客を呼べる映画のようだ。

ストーリーは副題で説明されている通り、偏差値30のギャルが1年の受験勉強で慶應義塾大学に合格するというもの。結末が分かっている中で、2時間飽きずに見させる作りは素晴らしかった。
塾の先生役の伊藤淳史と有村のやりとりが楽しい。伊藤の真面目だけどどこかユーモラスな感じはハマリ役だ。意外だったのは有村の家族のエピソードが結構な比重を占めていて、作品に厚みを与えているが、決して重苦しくないことだ。脚本がいいのだろう。母親役の吉田羊、父親役の田中哲司が熱演している。弟役、妹役も好演。
また、突然受験に目覚めた有村を、女友達が足を引張ったり、奇異な目で見たりするといった展開がありがちだが、そうしたことはなく、むしろ心から応援してくれる。否定的な目で見るのは、安田顕演じる担任教師だけだ。

しかし、何と言ってもこの映画の最大の魅力は、有村架純の存在そのものだ。
主人公のさやかは、「好きなことだけ」していたら偏差値30のギャルになり、聖徳太子を知らず、日本地図も書けないが、不良ではないし、ひねくれていたり、他人に悪意を持ったりもしていない。とても素直な「いい子」なのだ。だから、受験を決心した後は、素直に一所懸命に努力するのだ。そういう所で余計な苛々やストレスを感じずに観ることができる。
そしてそういう素直な役柄に有村は非常に似合っている。『ストロボ・エッジ』の仁菜子役も、現在放送されているテレビドラマ『ようこそ、わが家へ』の妹役も、同じような素直な役柄だ。『女子ーズ』では、少し風変わりな演劇少女を演じていたが、それも素直と言えば素直な役柄だ。
もっといろんな役柄を演じたい、演じさせたいという思惑もあるだろうが、今のところはこのままでもいいのだろう。何と言っても「どこにでもいそうで、なかなかいない、普通な可愛らしさ」という得難い魅力を確立して、今売れに売れているのだから。その魅力を存分に味わいたい。

勉強しているシーンは映像的に地味だが、なぜか見飽きない。
夕陽の中、自転車で疾走するシーンは、躍動感があるし、美しい。
名古屋の街並みでのロケシーンは、当たり前だが現実感が強い。
女友達との入浴シーン(サービスシーン?)では、髪を上げて、ほんのりと上気したような表情も可愛い。

最後の方で、何と『あまちゃん』の名シーンへのオマージュと思われるシーンがあり、ほっこりした。
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