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AKB48 チームBのファンより

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『女子高生はやめられない』と『JK眠り姫』は双子曲。(ときめき研究家)

2009-10-11 18:28:54 | ときめき研究家
現在公演中の、チームAの『JK眠り姫』と、チームBの『女子高生はやめられない』。どちらも、女子高生は最高、いつまでも女子高生のままでいたいという主旨の曲である。
そして、このテーマは、ご存知『セーラー服を脱がせないで』とも同じ。おニャン子クラブから24年後、ここに来て秋元氏が、大事なテーマの曲を、2つのチームに、ほぼ同時に投入したことの意味を考えてみたい。

『セーラー服を脱がせないで』は、最初は「すべてをあげてしまうのは勿体無い、我慢なさって」と言いながら、「男の子はその時どうなるのか、興味津々」であり、最後は「デートに誘われてバージンじゃつまらない」と、結局経験してしまうようだ。そういう女子高生のあっけらかんとした性意識を歌っていると同時に、楽しくて仕方ない女子高生のままで、いつまでもいさせてほしいという含意も読み取れる。題名からして、ダブルミーニングになっている。

『JK眠り姫』は、女子高生を「いつか素敵な王子がキスで目覚めさせてくれるまで、眠り続ける」という眠り姫になぞらえる。自らを「まだまだ堅い殻の中 汚れていないその果肉」と歌う比喩はなまめかしい。ライチのような白い肌を想像してしまう。
つまらない同級生の男子などは目じゃなくて、彼らと安易な恋愛などに走るよりは、女友達と、ふわふわした女子高生ライフを満喫したいという主旨だろう。「いつか卒業をしても脱ぎ捨てたくない制服」と、無理なことを言っているようだが、物理的に女子高生でなくなっても、「JK的な気持ち」でいたいという宣言なのだ。幾つになっても、それは可能であろう。

『女子高生はやめられない』は、もっとダイレクト。女子高生というだけでチヤホヤされる、「賞味期限までディスカウントはしない」と歌う。「売り手市場」だとも。自分の立ち居地をあまりに客観的に見ている。(しかし多分に「マグナム勘違い」の部分もあるのだけれど。)
こういう歌詞はあまり好きではない。「売る」と言っても体を売ることではなく、精神的なことを言っているのだろう。実際私だって彼女たちの若々しいパフォーマンスを「買っ」ているのでそれが悪いとは言えない。しかし、何となく嫌な感じがする歌詞だ。
実年齢が何歳になっても一概に「賞味期限切れ」とは言えない。『JK眠り姫』と同じで、「女子高生的な気持ち、スタイル」を続けることは可能だ。23歳を超えるメンバー(誰とは言わないが)だって、堂々と歌っている。

守られている存在としての女子高生。安全で居心地がよく、そして周りからも優しく接してもらえる。「高く売る」ことも可能だろう。
しかしいつか、卒業して、嫌でも制服を脱ぐ時は来る。その時まで、しっかり今を楽しめばいい。
「女子高」を「AKB48」と読み替えれば、秋元氏からメンバーたちへのメッセージとも読める。
そして賞味期限を切れたメンバーに対しては、結果としてシビアな卒業勧告にもなっていたのだ。

『女子高生はやめられない』の「10年後なんて死んでるかも どうだっていいじゃん」という歌詞は、『十年桜』の「十年後にまた会おう」というメッセージ、AKB48は10年以上続けるというマニュフェストと対比すれば、見も蓋もない。
でも、きっとどちらも本音で真実なのだ。今の一瞬の積み重ねが10年になり、永遠になるのだ。
24年前の新田恵利や岩井由紀子や高井麻巳子の輝きを、今も思い出せる私は、それを理解できる。
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1 コメント

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Unknown (ピーナッツ)
2009-10-11 22:01:33
僕の友達に 高校の教員がいる。以前、飲み会で"イマドキの高校生"について、そいつと話した事を思い出しました。
つまり、確かに、3月に卒業したはずの女の子が、4月になっても、正門前の自動販売機の所で、4~5人、だべっている…って内容。確かに、就職決まらんかったけれども…「なんで?なんで?お前、制服きてんねん!」って事らしい。チョット、お洒落にアレンジした制服らしい。6月ぐらいには、そういうのは、なくなるらしいけど…毎年の事らしい。
ふ~ん、女子高生って、そんなもんなのかなぁ?
明日、そいつに「アイドルの夜明け」のCDを貸してあげよう。「女子高生はやめられない」を聴いた彼は どう思うんだろう? 感想が 楽しみ。明日が 楽しみ。
ちなみに、そんな女子高生は、しばらく姿をみせないなぁ?って思ってたら、…突然 "先生、私、結婚すんねん。子供も 産まれんねん"って、来るらしい。そいつ、いわく…女子高生から、少し間があって、突然、「おばちゃん」に なるらしい。
いつの時代も、女の子ってわからない。
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