「NMB公演の感想2」
【ダンスについて】
これは、歌と同様…いや、もっと評価が分かれるのかもしれない。
それを、"コンパクトにまとまっている"ととるか? "イマイチ、個性が…"ととるか?
これはもう、観た人の判断なのだと思う。
ただ、新しいチームの方が、昔のセットリストを上手くやれて当然!
それだけは絶対にそうだと思うし、彼女たちはいろんなものと戦わなければならないんだろうな?
正直、プレッシャーやろな? もう頑張れー! そんな気持ち。
そして、公演全体を通して感じること…。
例えば、"上にあげている手を、サッ!と下におろす" こんな単純な動作が、とにかく、ことごとくそろう。
なんか、それは、"仕草が似てる?"的なナチュラル感で、スピードというか,加速具合というか,振りの大小というか、細かく細かくキマっていく印象なんだよね。
まさに、"好感の持てるダンス"。
あ、高身長の子がいない!ってのも、(画として)いい風に働いているのかもね。
他にも、舞台中央でパフォーマンスしてる集団が、
次の4拍で舞台の端から端まで、
い~っぱいに広がっていく!
って感じのフォーメーションの時、"4つ数えて、5つ目の頭で、あそこにいればいい"という感じではなくて、花火の三尺玉が、
"パーン!"って一気にハジけていくように、
"なんだ、このワイド感? ズーム感?
客目線で、"グワァーッ!"って立体的に広がって、"わわわっ!"ってな感覚が、この公演中、何回かあった。
まだまだ完璧ではないんだけど、彼女たち、「俯瞰の目」を持とうとしている意識があるような気がしたよ。
とにかく、"5つ目であそこ"…だけではないことは確かだ。
で、"実は、こんな事が大きく関係しているんじゃないのかなぁ?"って思わせることが、その日のMC中にあった。
"あの、みんなでストレッチやるやん!(相撲の股割りみたいな事をやるらしい) その時な、顔を右とか左とか、床にペチャッ!ってつけるやん! ほいでな、今日、彩ちゃんと(山本 彩)、ず~っと目が合ってて、なんか嬉しかってん!"
これ、すごい重要な事を言ってる。
つまり、その日の劇場公演のために、全員が(?)ストレッチの段階から同時に入ってる…ってこと。
おそらく、AKBも、こんなにブレイクする前は、そうだったんだろうなぁ~。
でも、今は、途中から…とか,急に来られるようになった!とか,来れなくなった!とか,アンター8人…とか。
ストレッチの段階から、フルメンバーが一緒に気持ちを高めて本番に突入!って事がほとんどないように思う。
別に、ケチつけてるんじゃないよ。
いつ、NMBもそういう状況になるかもしれないから…。
ただ、そういう時間って大切だな…って。
以心伝心じゃないけど、例えば、海外公演の時、共に寝食をし、夜遅くまでリハーサル&確認作業…初めての会場&見知らぬ地で寄り添って向かっていかないと怖くて仕方ない状況ってあると思うんだ。
当然、そういう時は、ストレッチのもっと前の段階から、1つ事に準備していくわけで…。
僕は、全員が同時に始動した時のAKBのステージって、(たとえ、それが1日だけの事でも)それだけで、格段に出来がいいと思ってる。
よく、トガブロで、"劇場公演の充実"みたいな事を言ってくれるのは嬉しいんだけど、そういう時間の大切さなんかも頭の隅に…とか思うな。
だって、劇場では、曲だけじゃなく、「チームの絆」とかも感じたいじゃん。それは、「テレビ局抱き合わせのマラソン」じゃないよなぁ~。
なんか、NMBの子のダンスのちっちゃいキマリ方の連続&MC中のその言葉を聞いてて、そんな風に思ったんだ。そして、たぶん、あれは昔のAKBの姿…。
ただ、それが全てだ!とは思っていないよ。完璧にそろっているダンスが1番だとも思っていない。
つまり、1人の気合いの入ったダンサーを中に放り込む(チーム内に誕生させる)ことにより、両隣も後ろも、それに感化され、ライバル心に火がつき、結果、舞台の本番中にも、どんどん上手くなっていくことがある!ってのも知ってるから…。
そして、その緊張感&バチバチ感の繰り返しが、気付いたら全員に広がってて、(お客さん目線で)"これは、意地の張り合いか?はたまた、何かの最終オーディションか??"って錯覚を起こさせるぐらいの事って…本当にある。
まさに、"いい伝染病"。
ただし"あいつに負けるか!ってのが1番にきてるから、全体としては全然そろってはいないよ。
でも、AKBのステージだったら、そういうのって許されるんじゃないのかなぁ?
不揃いだけど、"何だコレ?スゲエ~"ってパワーが、「統一美」や「様式美」を越えていく魅力ってのも、時には素敵だったりするもんね。
ぶっちゃけ、こういうのって、中途半端が1番よくない。
完璧に揃っていて、ショーとしてすごい!って感じでもなければ、表現はメッチャクチャ悪いけど、一匹の野犬を解き放ったせいで、チームが1つになっていく瞬間をリアルタイムで!って感じでもない。
いわゆる、"こなす"ってやつ。
将来、NMBは、テレビサイズ的な「強い」ダンス、つまり、1.5秒で魅せる(表現する)ことも必要になってくると思う。
でも、それは、その時に考えたらいいのだ!と思った。
なぜなら、それは、僕が、"「剛」の中の「柔」を持っている人よりも、「柔」の中の「剛」を持っている人の方が、その両方ともが圧倒的に強い!"と思っているから。
あと、表現自体も多彩になるしね…。正直、あまり、今の段階から変なイジくり方をしないで欲しい!という想い。
AKBとNMBは違っていい。そして、ファンは、そういうのが観たいんじゃないのかなぁ~!?
(つづく)
【ダンスについて】
これは、歌と同様…いや、もっと評価が分かれるのかもしれない。
それを、"コンパクトにまとまっている"ととるか? "イマイチ、個性が…"ととるか?
これはもう、観た人の判断なのだと思う。
ただ、新しいチームの方が、昔のセットリストを上手くやれて当然!
それだけは絶対にそうだと思うし、彼女たちはいろんなものと戦わなければならないんだろうな?
正直、プレッシャーやろな? もう頑張れー! そんな気持ち。
そして、公演全体を通して感じること…。
例えば、"上にあげている手を、サッ!と下におろす" こんな単純な動作が、とにかく、ことごとくそろう。
なんか、それは、"仕草が似てる?"的なナチュラル感で、スピードというか,加速具合というか,振りの大小というか、細かく細かくキマっていく印象なんだよね。
まさに、"好感の持てるダンス"。
あ、高身長の子がいない!ってのも、(画として)いい風に働いているのかもね。
他にも、舞台中央でパフォーマンスしてる集団が、
次の4拍で舞台の端から端まで、
い~っぱいに広がっていく!
って感じのフォーメーションの時、"4つ数えて、5つ目の頭で、あそこにいればいい"という感じではなくて、花火の三尺玉が、
"パーン!"って一気にハジけていくように、
"なんだ、このワイド感? ズーム感?
客目線で、"グワァーッ!"って立体的に広がって、"わわわっ!"ってな感覚が、この公演中、何回かあった。
まだまだ完璧ではないんだけど、彼女たち、「俯瞰の目」を持とうとしている意識があるような気がしたよ。
とにかく、"5つ目であそこ"…だけではないことは確かだ。
で、"実は、こんな事が大きく関係しているんじゃないのかなぁ?"って思わせることが、その日のMC中にあった。
"あの、みんなでストレッチやるやん!(相撲の股割りみたいな事をやるらしい) その時な、顔を右とか左とか、床にペチャッ!ってつけるやん! ほいでな、今日、彩ちゃんと(山本 彩)、ず~っと目が合ってて、なんか嬉しかってん!"
これ、すごい重要な事を言ってる。
つまり、その日の劇場公演のために、全員が(?)ストレッチの段階から同時に入ってる…ってこと。
おそらく、AKBも、こんなにブレイクする前は、そうだったんだろうなぁ~。
でも、今は、途中から…とか,急に来られるようになった!とか,来れなくなった!とか,アンター8人…とか。
ストレッチの段階から、フルメンバーが一緒に気持ちを高めて本番に突入!って事がほとんどないように思う。
別に、ケチつけてるんじゃないよ。
いつ、NMBもそういう状況になるかもしれないから…。
ただ、そういう時間って大切だな…って。
以心伝心じゃないけど、例えば、海外公演の時、共に寝食をし、夜遅くまでリハーサル&確認作業…初めての会場&見知らぬ地で寄り添って向かっていかないと怖くて仕方ない状況ってあると思うんだ。
当然、そういう時は、ストレッチのもっと前の段階から、1つ事に準備していくわけで…。
僕は、全員が同時に始動した時のAKBのステージって、(たとえ、それが1日だけの事でも)それだけで、格段に出来がいいと思ってる。
よく、トガブロで、"劇場公演の充実"みたいな事を言ってくれるのは嬉しいんだけど、そういう時間の大切さなんかも頭の隅に…とか思うな。
だって、劇場では、曲だけじゃなく、「チームの絆」とかも感じたいじゃん。それは、「テレビ局抱き合わせのマラソン」じゃないよなぁ~。
なんか、NMBの子のダンスのちっちゃいキマリ方の連続&MC中のその言葉を聞いてて、そんな風に思ったんだ。そして、たぶん、あれは昔のAKBの姿…。
ただ、それが全てだ!とは思っていないよ。完璧にそろっているダンスが1番だとも思っていない。
つまり、1人の気合いの入ったダンサーを中に放り込む(チーム内に誕生させる)ことにより、両隣も後ろも、それに感化され、ライバル心に火がつき、結果、舞台の本番中にも、どんどん上手くなっていくことがある!ってのも知ってるから…。
そして、その緊張感&バチバチ感の繰り返しが、気付いたら全員に広がってて、(お客さん目線で)"これは、意地の張り合いか?はたまた、何かの最終オーディションか??"って錯覚を起こさせるぐらいの事って…本当にある。
まさに、"いい伝染病"。
ただし"あいつに負けるか!ってのが1番にきてるから、全体としては全然そろってはいないよ。
でも、AKBのステージだったら、そういうのって許されるんじゃないのかなぁ?
不揃いだけど、"何だコレ?スゲエ~"ってパワーが、「統一美」や「様式美」を越えていく魅力ってのも、時には素敵だったりするもんね。
ぶっちゃけ、こういうのって、中途半端が1番よくない。
完璧に揃っていて、ショーとしてすごい!って感じでもなければ、表現はメッチャクチャ悪いけど、一匹の野犬を解き放ったせいで、チームが1つになっていく瞬間をリアルタイムで!って感じでもない。
いわゆる、"こなす"ってやつ。
将来、NMBは、テレビサイズ的な「強い」ダンス、つまり、1.5秒で魅せる(表現する)ことも必要になってくると思う。
でも、それは、その時に考えたらいいのだ!と思った。
なぜなら、それは、僕が、"「剛」の中の「柔」を持っている人よりも、「柔」の中の「剛」を持っている人の方が、その両方ともが圧倒的に強い!"と思っているから。
あと、表現自体も多彩になるしね…。正直、あまり、今の段階から変なイジくり方をしないで欲しい!という想い。
AKBとNMBは違っていい。そして、ファンは、そういうのが観たいんじゃないのかなぁ~!?
(つづく)
逆にAKBを辿っちゃいけない気がする。
原点は同じでも、NMBにしか無い"色"を出せなければ意味がない。
『NMBって何?』
『関西版AKB』
みたいな会話がされる様にはならないで欲しいな。