古川愛李推し読者からの投稿その3 パーソナリティが垣間見える総選挙インタビュー
総選挙は過酷だけれど、その結果、個々人としては、確実に深く自己を、そして自分の在り方を見つめるきっかけになっているし、それがあの一言に如実に表れるから、どんなシーンよりも、彼女たちのパーソナリティが垣間見えて興味深いと思います。
篠田麻里子のスピーチが強烈すぎて、以後の上位者が霞んでしまったのも御愛嬌だったと思います。
指原が「もう絶対に泣き言は言わない。これからは、・・・なるべく・・・」と言わされたのも、鬼気迫る篠田の圧力の賜物だし、渡辺麻友が1位を狙う、と宣言したのも、その流れでしょう。
一方、下位メンバーの挨拶も、(全部を見たわけではありませんが)中継はされないけれど、なかなか味わい深いものが多々ありました。
市川の「フレッシュレモンはもう飽きられたのかと思っていました。」というのも、個人的に彼女のことは全然好きじゃないけれど、ひたむきなところが、好感が持てました。
もうひとつ下名の印象ですが、この選挙は(実際の議員の選挙にも共通しますが)、本質的に「判官びいき」選挙 だという面が強いと思います。
ファンは単独メンバーを推しているなら別ですが、複数のメンバーを推している場合、貴重な票を誰に入れるか。
自分が入れなければ危ない、そう思うメンバーに入れる面が強い気がします。
自分が投票しなくても、世間的に有名になって、いくらでもファンが増えているようなら別に自分が入れるまでもない、と。
知名度があがっているのに、票が伸びず、相対的に順位が下がるケースは、こういう「逆危機ばね」というか、「集団思考」(=誰かがやってくれるだろう)の罠に落ちていることが多いのではないでしょうか。
ドライでスタイリッシュなイメージの小嶋陽菜が、今回ぐちゃぐちゃに泣きながら語った言葉が象徴的です。
「こじはるは大丈夫だから」と言われて投票してもらえないことがいかにつらく、危機的なことか。
だからこそ、「皆さんの一推しにしてください」と叫ばずにはいられないのですね。
いつも明るく、華やかなイメージで、選抜の中核を盤石のごとく確保してきた彼女の言葉だけに胸を打たれるものがありました。
ファンは(一般の選挙民も)とても移り気でわがままなものです。
実力があり、安泰と思われるとわざわざ投票してくれません。
逆に、怪我やトラブルに襲われて、まともに活動できなかったメンバーこそ、「危機ばね」が働き、何とか盛り上げてやらねば、と一人ひとりのファンが危機感を持って投票するので、逆に順位が上がる可能性があります。
高城亜樹もかつて長期間ステージを休んでいた年に順位が上がっています。
今回松井珠理奈が、僅差とはいえ、松井怜奈を逆転し9位に入ったのも、突然のチームK兼務を発表され、すわ前田敦子の後継者か、と騒がれたときに、体調不良で活動を休み、それをまた脆弱すぎる、センターの器でない、などとネットで叩かれたがゆえに、「危機ばね」が働いて、彼女への票が増えたように思います。
元々は、優等生的で、早くから秋元康の秘蔵っ子のようにエリート扱い、何でも前向きに泣き言言わず、懸命にこなしてしまう天性のリーダー、そんな隙のなさ、完璧さがヲタからは敬遠されて、露出度、SKEでのリーダーシップの割には順位が伸び悩む傾向にあったのだと推察します。
柏木由紀も、これまで我が家では、大して顔がかわいいわけでもないのに、カメラ目線だけがあまりに物欲しげで、上から目線的なところ、自信満々なところが許せない、と酷評されていて、娘など、なぜか「ゆきりんの『どや顔』だけは絶対に許さない!」と忌み嫌うほどでしたが、今回、まゆゆに刺されて、3位に甘んじながらも、必死に涙をこらえて上を見て、笑顔で語り遂げる姿を見て、私はちょっと見方が変わりました。
これこそプロ根性だし、ヲタが間違ってアイドルになってしまった指原と異なり、アイドルに憧れた田舎の一少女が、どうすれば自分がアイドルになれるかを必死に模索して、実際にアイドルの座をつかんだ、柏木由紀ならではの筋金入りのプライドを見て、天晴れと思いました。
顔も、媚びる表情も好きになれないけれど、彼女の伸びがあり、張りのある歌声は、私も十二分に評価するところだったので、今回のスピーチで俄然、彼女を再評価する結果になりました。
渡辺麻友の「1位を目指します」という毅然とした強い表情も良かったですね。
と長々と述べてしまいましたが、日ごろ見られないメンバーたちの姿を垣間見、それが新たなメンバーへの評価につながるという点では非常に興味深いイベントだと思います。
一方、AKBグループの運営、アイドルグループとしての在り方、将来を考えると、KCさんのご指摘通り、このイベントは非常に危険な、ともすれば衰退への道だという気もします。
感想;
柏木由紀は、昔のアイドルだったら、男性には好かれるけど、女性には嫌われるタイプ。AKB48ではそれが目立たないのは、シアターと握手会というファンと近い活動の場があり、ゆきりんの魅力が、分かりやすく提供できているから、と思っていました。
選抜総選挙の結果としては順当な順位となるので、本質的に「判官びいき」とはいうものの、番狂わせで順位が落ちたり、上がったりはないという印象があります。梅田彩香が16位に入ったのは、去年がピークだから今年は落ちるだけという予想に対する「判官びいき」と言えるかもしれませんが、一度は選抜上位に入って欲しいという想いが、梅田ファン、チームKファン以外にも共有されているとは思えません。タニマチ票という疑念を抱いてしまいます。
ナッキー
総選挙は過酷だけれど、その結果、個々人としては、確実に深く自己を、そして自分の在り方を見つめるきっかけになっているし、それがあの一言に如実に表れるから、どんなシーンよりも、彼女たちのパーソナリティが垣間見えて興味深いと思います。
篠田麻里子のスピーチが強烈すぎて、以後の上位者が霞んでしまったのも御愛嬌だったと思います。
指原が「もう絶対に泣き言は言わない。これからは、・・・なるべく・・・」と言わされたのも、鬼気迫る篠田の圧力の賜物だし、渡辺麻友が1位を狙う、と宣言したのも、その流れでしょう。
一方、下位メンバーの挨拶も、(全部を見たわけではありませんが)中継はされないけれど、なかなか味わい深いものが多々ありました。
市川の「フレッシュレモンはもう飽きられたのかと思っていました。」というのも、個人的に彼女のことは全然好きじゃないけれど、ひたむきなところが、好感が持てました。
もうひとつ下名の印象ですが、この選挙は(実際の議員の選挙にも共通しますが)、本質的に「判官びいき」選挙 だという面が強いと思います。
ファンは単独メンバーを推しているなら別ですが、複数のメンバーを推している場合、貴重な票を誰に入れるか。
自分が入れなければ危ない、そう思うメンバーに入れる面が強い気がします。
自分が投票しなくても、世間的に有名になって、いくらでもファンが増えているようなら別に自分が入れるまでもない、と。
知名度があがっているのに、票が伸びず、相対的に順位が下がるケースは、こういう「逆危機ばね」というか、「集団思考」(=誰かがやってくれるだろう)の罠に落ちていることが多いのではないでしょうか。
ドライでスタイリッシュなイメージの小嶋陽菜が、今回ぐちゃぐちゃに泣きながら語った言葉が象徴的です。
「こじはるは大丈夫だから」と言われて投票してもらえないことがいかにつらく、危機的なことか。
だからこそ、「皆さんの一推しにしてください」と叫ばずにはいられないのですね。
いつも明るく、華やかなイメージで、選抜の中核を盤石のごとく確保してきた彼女の言葉だけに胸を打たれるものがありました。
ファンは(一般の選挙民も)とても移り気でわがままなものです。
実力があり、安泰と思われるとわざわざ投票してくれません。
逆に、怪我やトラブルに襲われて、まともに活動できなかったメンバーこそ、「危機ばね」が働き、何とか盛り上げてやらねば、と一人ひとりのファンが危機感を持って投票するので、逆に順位が上がる可能性があります。
高城亜樹もかつて長期間ステージを休んでいた年に順位が上がっています。
今回松井珠理奈が、僅差とはいえ、松井怜奈を逆転し9位に入ったのも、突然のチームK兼務を発表され、すわ前田敦子の後継者か、と騒がれたときに、体調不良で活動を休み、それをまた脆弱すぎる、センターの器でない、などとネットで叩かれたがゆえに、「危機ばね」が働いて、彼女への票が増えたように思います。
元々は、優等生的で、早くから秋元康の秘蔵っ子のようにエリート扱い、何でも前向きに泣き言言わず、懸命にこなしてしまう天性のリーダー、そんな隙のなさ、完璧さがヲタからは敬遠されて、露出度、SKEでのリーダーシップの割には順位が伸び悩む傾向にあったのだと推察します。
柏木由紀も、これまで我が家では、大して顔がかわいいわけでもないのに、カメラ目線だけがあまりに物欲しげで、上から目線的なところ、自信満々なところが許せない、と酷評されていて、娘など、なぜか「ゆきりんの『どや顔』だけは絶対に許さない!」と忌み嫌うほどでしたが、今回、まゆゆに刺されて、3位に甘んじながらも、必死に涙をこらえて上を見て、笑顔で語り遂げる姿を見て、私はちょっと見方が変わりました。
これこそプロ根性だし、ヲタが間違ってアイドルになってしまった指原と異なり、アイドルに憧れた田舎の一少女が、どうすれば自分がアイドルになれるかを必死に模索して、実際にアイドルの座をつかんだ、柏木由紀ならではの筋金入りのプライドを見て、天晴れと思いました。
顔も、媚びる表情も好きになれないけれど、彼女の伸びがあり、張りのある歌声は、私も十二分に評価するところだったので、今回のスピーチで俄然、彼女を再評価する結果になりました。
渡辺麻友の「1位を目指します」という毅然とした強い表情も良かったですね。
と長々と述べてしまいましたが、日ごろ見られないメンバーたちの姿を垣間見、それが新たなメンバーへの評価につながるという点では非常に興味深いイベントだと思います。
一方、AKBグループの運営、アイドルグループとしての在り方、将来を考えると、KCさんのご指摘通り、このイベントは非常に危険な、ともすれば衰退への道だという気もします。
感想;
柏木由紀は、昔のアイドルだったら、男性には好かれるけど、女性には嫌われるタイプ。AKB48ではそれが目立たないのは、シアターと握手会というファンと近い活動の場があり、ゆきりんの魅力が、分かりやすく提供できているから、と思っていました。
選抜総選挙の結果としては順当な順位となるので、本質的に「判官びいき」とはいうものの、番狂わせで順位が落ちたり、上がったりはないという印象があります。梅田彩香が16位に入ったのは、去年がピークだから今年は落ちるだけという予想に対する「判官びいき」と言えるかもしれませんが、一度は選抜上位に入って欲しいという想いが、梅田ファン、チームKファン以外にも共有されているとは思えません。タニマチ票という疑念を抱いてしまいます。
ナッキー