AKB48 チームBのファンより

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乃木坂46『命は美しい』他…初聴き感想(ピーナッツ)

2015-04-25 00:00:33 | 乃木坂46・渡り廊下走り隊・派生ユニット
『命は美しい』
ダイナミックな曲調と壮大なテーマを ″わりとふつうに″(そこまで、歌詞推しじゃないという意味)…。
でも、乃木坂には、そういうのが合ってるような気がする。いわゆる、″持ち味、出てる出てる″の世界。
どちらかというと、そのメロディーを(まずは)楽器のように歌いたいという…平原綾香寄りの表現をするタイプのアイドル集団なんだと思っている。
だからかな?
この曲のサビ部分の後ろで鳴ってるピアノの「高音」+「単音」+「フォルテシモ」+「アクセント」+「二拍三連(符)の押し込み」が、少しうるさく感じる。歌声とピアノがケンカしてる(ある意味、ピアノが 勝っちゃってる)。
サビ部分周辺だけは、ピアノじゃなくて、ストリングス処理にした方がいいのになぁ~?ってね。その方が、全体…つながると思ったんだな。
ピアノと、ストリングス(オケ)と、(あのテンションの)乃木坂の声と、アコースティックギター、リズムセクション…。その構成バランスがね…良くないよ。
この曲の軸は、あくまでも弦系なんじゃないかな?
でも、ポイントポイントで使われている ティンパニのロールと、吊りシン(バル)ロールのクレッシェンド具合…そのスピード調整(盛り上げ操作の調整)は、いいな。上手いな。大好物。
ただ、この曲は、前回の『何度目の青空か』みたく、耳に残る1発を持っていないから、ま、これ、一般ウケしないだろうなぁ~?と…。
″なんど~め~の~あおぞ~ら~か~″…って、つい、口ずさんじゃうって 雰囲気…その1発だ。
「命は美しい」って…ね? なんか恥ずかしいじゃん…その言葉が、自分の口から出るの。「何のために…」って、気軽に鼻歌、照れるやん…清廉潔白すぎて。
「何度目の青空か」の判定勝ち。
でも、そういうのって、大事だと思う。心に残る1発を持っているか?否か?

『あらかじめ語られるロマンス』
BGM的に聴く曲かな? そんなに入れ込んで聴かないで、丁度いい曲。
星座占い(12星座)を持ってきたのが、良かったと思う。なぜなら、女の子が、そのたぐいで唯一、ロマンを感じるであろうものだから。
特に、歌詞には、出ていないんだけど、人のDNAには、キッチリ刷り込まれてる…
″あ~、あの星は、古代エジプトの人も見たんかな~″
″清少納言も紫式部も この同じ空を″…と。
だから、身近な彼への妄想 & 想像なんて、女の子の″都合いい″パワーで、なんとでもなる。″いいことだけ信じる″という女の子の最終兵器の出番だ。
歌にしやすい、なりやすい…。
ポイントは、ロマンという確証があるってことだ。
「星座占い」だからいい。
だって、他の占いって、なんか胡散臭いからね。なんか他の打算的なニオイがしてね、ロマンが…ファンタジーが…ない。当然、ロマンスにも濁りが出てくる。
ラッキーアイテムなんて、その象徴。女の子は、そんなとこに、絶対的な純情性を持ってたりする。
また、「星座占い」は、「あらかじめ(前もって)語られるロマンス」だからこそいい。キャーキャーも言えるし、自分だけの…にも しやすいからね。「予言」だからいいんだな。ヒロインになれるからね。
男の子は、徳川埋蔵金とか、いついつ沈んだ船に実は…とか、そっちの方にロマンを感じたりしがちだけど、女の子ってのは、その逆だ。ロマンス入り口のロマンに、いつも想いをはせてる。だから、曲としても成り立つ。
だから、この曲は、たぶん、男女で、評価分かれると思うな~。
最後に、定期的に出てくる ″何だか分からない歌詞″…。でも、あれ、不思議なもんで、繰り返されるごとに、次第に気にならなくなり~の、一部になり~の、なんか…中盤ぐらいからは、恋の呪文みたく聞こえてきたよ。
″テクマクマヤコン″的な魔法…おまじない?
不思議な感覚…。
たぶん、同系メロディーの繰り返しに次ぐ 繰り返しが、より、そうさせたのだと思う。

『ボーダー』
『命は美しい』と同様、テーマ等…壮大なんだけど、こっちの方は、個として、より突っ込んでいってる…というか? アピール感が強い…というか?
こっちは、AKBの方に歌わせたのが 良かったような気がするよ。
たぶん、いい?悪い?とかじゃなく、全然違う仕上がりになったと思う。ま、AKB向きだな。
あと、歌詞的に、中盤ぐらい、「イマジン」が出てきたあたりで、正直、秋P…自分の言葉に(才能に)酔っちゃってるような気がしたな。ちょっと、複雑コースに入っちゃってるかなぁ~? と。
「イマジン」→「ルール」→「ボーダー」→「レガシー」→「ボーダー」…。
このあたりの1つ1つの(言葉理解の)難易度が、曲と同時進行…気持ちよくスムーズに…とはいかないで、感情が結構ズレる…というか? ね。 ″あ、待って!待って!″というか?
ただでさえ、その意味を真剣に考えつつ、聴きがちの曲だからさ…。
少なくとも 僕は、そうだった。「イマジン」のチョイあとぐらいで、完全に1回 見失った。
″「イマジン」って、どんな曲だっけ? あっそうそう。イマ~ジン~ フォー あれ? 最初最初…・・・あっそうだそうだ。あっ、間に合わへん! 平和 平和…。
「勝手なルール」…あーね。いろいろあるもんな、あ!いっけね。先!先! 「ボーダー」「ボーダー」「ボーダー」…境界線、この場合は? よしよし! あっ!クリミアの地図…頭に入ってきた。邪魔邪魔、イカンイカン! あ、いいのか?
えっ? 越える? えっと、それは、あっ、「レガシー」? 「レガシー」って、昔、買おうとしてた車、あれは、あの時、調べて、たしか…遺産とか? 遺物?とか…。え? でも、いがみ合う? この場合は? と、あ、「ボーダー」「ボーダー」…そう、そうやな。あ? どこいった? おいてかれたー! 歌詞カード!歌詞カード!″…
正直、僕は、感情と理解が、間に合わなかった。
そして、曲は、はるか先…もう終わりらへん…。完敗。
でも、曲って、もろもろ 引っ掛かったままでも、先に行かしてくれたらいいんだけど、保留OK! あとで確認しよ!って思わせてくれたらいいんだけど、この曲は、そうじゃなかった。そっちタイプじゃなかった。
もちろん、そうじゃない曲なんて、いっぱいある!ある!
ただ、僕、基本的に保留させてくれない曲って、あんまりエエ曲だと思ってないのね。
だから、あんまり 好きになれなかった曲。
でも、たぶん、この曲、僕みたいに「レガシー」あたりで、撃沈した人…結構いるんじゃないかなぁ~? と推測。その関所、1発で通った人、意外に少ないんじゃないかな~?とか想像したよ。
変な言い方だけど、疲れる1曲。
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2 コメント

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Unknown (ときめき研究家)
2015-04-25 21:46:10
ピーナッツさんの「言い得て妙」の指摘には、いつもながら感心させられます。
『命は美しい』って気恥ずかしい。「何度目の青空か」のようなつい口ずさむ一発がない。全くその通りだと思います。
『あらかじめ語られるロマンス』の同系メロディーがまるで「テクマクマヤコン」のよう。なるほど、良くわかる比喩です。
『ボーダー』は歌詞の理解が追いついて行かないから「撃沈」する。このモヤモヤはそういうことだったのか。
納得するばかりです。
あとちょっとという感じの歌詞達 (kizudarake)
2015-04-28 22:06:36
僕はピアノの鮮烈な音が好きなので、ピアノが目立つのは好きなのですが、ピーナッツさんの「おっしゃられる通り、歌声が負け気味には感じました。
『命は美しい』は、乃木坂の中では声の強い生田さんを全面に出した方が良かったと思います。
雰囲気は何となく、松井玲奈さんに寄せたのでは?という印象です。
口ずさみにくい歌詞なのは同意です。

『ボーダー』は、アニメソング的なメロディーで好きですが、「レガシー」は???という感じでした。
秋元康はちょくちょく古すぎる感覚が出るので何とも言えない気分になりますが、このようなフレーズに接していない10代20代は感じないかもしれません。

『あらかじめ語られるロマンス』『君は僕と会わない方がよかったのかな』は僕には普通に聞こえてあまり聴いてません。

『ごめんね、ずっと』は、ときめき研究家さんの書かれている通り、都合が良すぎです。秋元康の西野七瀬に抱く印象かもしれませんが、こんなに弱くありません。
デビューから3年以上経ち、だいぶ強くなりました。
見た目と芯は違うといったところでしょうか。
『ひとりよがり』が佳曲だっただけに残念です。

『立ち直り中』はメロディーと歌詞は平凡ですが、MVがとても良いです。
歌詞に”恋愛”要素を入れず、旅立つ友人への想いを綴った
ものにすれば、MVと融和しもっと良くなったと思います。
橋本奈々未さんの雰囲気に合致していると感じました。

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