ネット社会のAKB48ファンのパワー(総選挙分析ライター)
以前の『総選挙曲のポジションを変えることのデメリット 140927』という原稿の中で、「運営がAKB48Gの今後のことを考えて新興メンバーを推そうと既存人気メンバーの総選挙曲のポジションを変えて新興メンバーに就かせるなどのことを強引に進めると既存人気メンバーについている古くからのファン(ロイヤルカスタマーとも言える)の反発を買い、怒らせたり、ファンが離れるリスクがあるので、決して褒められた企画とは言えない。
マーケティングの観点から言うならば、新興メンバーによる新たなAKB48Gのファン創りも大切だが、現在すでにAKB48Gに莫大な貢献をしてくれているロイヤルファンは最大限大切にして維持していくことが必要だ。その観点から言うなら多数のロイヤルファンを持つ既存人気メンバーを冷遇することはそのファンを失うことにもつながるので、愚策だと言える。
総選挙曲以外ならファンもしょうがないとしぶしぶ納得しても、総選挙曲は違うだろうと。それがひいてはAKB48Gに対する不信感を増長する」という主旨のことを書いた。
このことで、もうひとつ付け加えることがある。
AKB48Gもコンサートや握手会を頻繁に開いているので立派なお客さま商売と言える。逆にAKB48以前のアイドルに比較したら格段にお客さまであるファンとの接点が多い。このことが衰退しつつある音楽ビジネスの中でAKBが成功してきた鍵とも言える。
すなわち、AKB48Gにはそれぞれのメンバーに幅広い世代の多くのファンがついている。今年の第6回選抜総選挙の総投票数は264万6,847票だったが下表からわかるように選抜上位の人気メンバーには選抜選挙の投票数からわかるようにたくさんのファンがついている。(下表参照)
<全体票数264万6,847票に占める上位80名の個人別票数割合>
順 ・ ・氏名・・ ・ 最終票 ・ 割合 ・ 累計票数 ・ 割合
01 ・ 渡辺麻友・ ・ 159854 ・ 6.0% ・ 159854 ・ 6.0%
02 ・ 指原莉乃・ ・ 141954 ・ 5.4% ・ 301808 ・ 11.4%
03 ・ 柏木由紀・ ・ 104364 ・ 3.9% ・ 406172 ・ 15.3%
04 ・ 松井珠理奈 ・ 90910 ・ 3.4% ・ 497082 ・ 18.8%
05 ・ 松井玲奈・ ・ 69790 ・ 2.6% ・ 566872 ・ 21.4%
06 ・ 山本彩・・ ・ 67916 ・ 2.6% ・ 634788 ・ 24.0%
07 ・ 島崎遥香・ ・ 67591 ・ 2.6% ・ 702379 ・ 26.5%
08 ・ 小嶋陽菜・ ・ 62899 ・ 2.4% ・ 765278 ・ 28.9%
09 ・ 高橋みなみ ・ 57388 ・ 2.2% ・ 822666 ・ 31.1%
10 ・ 須田亜香里 ・ 48182 ・ 1.8% ・ 870848 ・ 32.9%
12 ・ 宮澤佐江・ ・ 44749 ・ 1.7% ・ 915597 ・ 34.6%
12 ・ 宮脇咲良・ ・ 45538 ・ 1.7% ・ 961135 ・ 36.3%
13 ・ 横山由依・ ・ 40232 ・ 1.5% ・ 1001367 ・ 37.8%
14 ・ 生駒里奈・ ・ 40089 ・ 1.5% ・ 1041456 ・ 39.3%
15 ・ 柴田阿弥・ ・ 39264 ・ 1.5% ・ 1080720 ・ 40.8%
16 ・ 川栄李奈・ ・ 39120 ・ 1.5% ・ 1119840 ・ 42.3%
17 ・ 松村香織・ ・ 37967 ・ 1.4% ・ 1157807 ・ 43.7%
18 ・ 渡辺美優紀 ・ 36108 ・ 1.4% ・ 1193915 ・ 45.1%
19 ・ 北原里英・ ・ 34666 ・ 1.3% ・ 1228581 ・ 46.4%
20 ・ 入山杏奈・ ・ 34002 ・ 1.3% ・ 1262583 ・ 47.7%
21 ・ 兒玉遥・・ ・ 33545 ・ 1.3% ・ 1296128 ・ 49.0%
22 ・ 峯岸みなみ ・ 33162 ・ 1.3% ・ 1329290 ・ 50.2%
23 ・ 木崎ゆりあ ・ 30154 ・ 1.1% ・ 1359444 ・ 51.4%
24 ・ 武藤十夢・ ・ 30097 ・ 1.1% ・ 1389541 ・ 52.5%
25 ・ 森保まどか ・ 27054 ・ 1.0% ・ 1416595 ・ 53.5%
26 ・ 高城亜樹・ ・ 24415 ・ 0.9% ・ 1441010 ・ 54.4%
27 ・ 朝長美桜・ ・ 23766 ・ 0.9% ・ 1464776 ・ 55.3%
28 ・ 高橋朱里・ ・ 23612 ・ 0.9% ・ 1488388 ・ 56.2%
29 ・ 山田菜々・ ・ 23299 ・ 0.9% ・ 1511687 ・ 57.1%
30 ・ 大矢真那・ ・ 21972 ・ 0.8% ・ 1533659 ・ 57.9%
31 ・ 高柳明音・ ・ 21972 ・ 0.8% ・ 1555631 ・ 58.8%
32 ・ 加藤玲奈・ ・ 21877 ・ 0.8% ・ 1577508 ・ 59.6%
33 ・ 藤江れいな ・ 20956 ・ 0.8% ・ 1598464 ・ 60.4%
34 ・ 二村春香・ ・ 20881 ・ 0.8% ・ 1619345 ・ 61.2%
35 ・ 梅田彩佳・ ・ 20658 ・ 0.8% ・ 1640003 ・ 62.0%
36 ・ 小嶋真子・ ・ 20414 ・ 0.8% ・ 1660417 ・ 62.7%
37 ・ 古川愛李・ ・ 19315 ・ 0.7% ・ 1679732 ・ 63.5%
38 ・ 田島芽瑠・ ・ 18875 ・ 0.7% ・ 1698607 ・ 64.2%
39 ・ 穴井千尋・ ・ 18825 ・ 0.7% ・ 1717432 ・ 64.9%
40 ・ 木下有希子 ・ 18822 ・ 0.7% ・ 1736254 ・ 65.6%
41 ・ 矢倉楓子・ ・ 18596 ・ 0.7% ・ 1754850 ・ 66.3%
42 ・ 多田愛佳・ ・ 18143 ・ 0.7% ・ 1772993 ・ 67.0%
43 ・ 白間美瑠・ ・ 17745 ・ 0.7% ・ 1790738 ・ 67.7%
44 ・ 磯原杏華・ ・ 17616 ・ 0.7% ・ 1808354 ・ 68.3%
45 ・ 田野優花・ ・ 17608 ・ 0.7% ・ 1825962 ・ 69.0%
46 ・ 岩永亞美・ ・ 17479 ・ 0.7% ・ 1843441 ・ 69.6%
47 ・ 佐々木優佳 ・ 16726 ・ 0.6% ・ 1860167 ・ 70.3%
48 ・ 本村碧唯・ ・ 16449 ・ 0.6% ・ 1876616 ・ 70.9%
49 ・ 岩佐美咲・ ・ 16100 ・ 0.6% ・ 1892716 ・ 71.5%
50 ・ 木本花音・ ・ 16022 ・ 0.6% ・ 1908738 ・ 72.1%
51 ・ 岡田奈々・ ・ 15873 ・ 0.6% ・ 1924611 ・ 72.7%
52 ・ 倉持明日香 ・ 15443 ・ 0.6% ・ 1940054 ・ 73.3%
53 ・ 市川美織・ ・ 15045 ・ 0.6% ・ 1955099 ・ 73.9%
54 ・ 山田みずほ ・ 14942 ・ 0.6% ・ 1970041 ・ 74.4%
55 ・ 古畑奈和・ ・ 14634 ・ 0.6% ・ 1984675 ・ 75.0%
56 ・ 大場美奈・ ・ 14555 ・ 0.5% ・ 1999230 ・ 75.5%
57 ・ 石田晴香・ ・ 14358 ・ 0.5% ・ 2013588 ・ 76.1%
58 ・ 上西恵・・ ・ 14194 ・ 0.5% ・ 2027782 ・ 76.6%
59 ・ 薮下柊・・ ・ 14119 ・ 0.5% ・ 2041901 ・ 77.1%
60 ・ 坂口理子・ ・ 12937 ・ 0.5% ・ 2054838 ・ 77.6%
61 ・ 小谷里歩・ ・ 12913 ・ 0.5% ・ 2067751 ・ 78.1%
62 ・ 西野未姫・ ・ 12824 ・ 0.5% ・ 2080575 ・ 78.6%
63 ・ 内山奈月・ ・ 12749 ・ 0.5% ・ 2093324 ・ 79.1%
64 ・ 松岡菜摘・ ・ 12569 ・ 0.5% ・ 2105893 ・ 79.6%
65 ・ 永尾まりや ・ 12448 ・ 0.5% ・ 2118341 ・ 80.0%
66 ・ 岩立沙穂・ ・ 11873 ・ 0.4% ・ 2130214 ・ 80.5%
67 ・ 村重杏奈・ ・ 11586 ・ 0.4% ・ 2141800 ・ 80.9%
68 ・ 梅本まどか ・ 11538 ・ 0.4% ・ 2153338 ・ 81.4%
69 ・ 山内鈴蘭・ ・ 11510 ・ 0.4% ・ 2164848 ・ 81.8%
70 ・ 前田亜美・ ・ 11117 ・ 0.4% ・ 2175965 ・ 82.2%
71 ・ 田名部生来 ・ 11041 ・ 0.4% ・ 2187006 ・ 82.6%
72 ・ 吉田朱里・ ・ 10982 ・ 0.4% ・ 2197988 ・ 83.0%
73 ・ 矢方美紀・ ・ 10733 ・ 0.4% ・ 2208721 ・ 83.4%
74 ・ 阿比留李帆 ・ 10092 ・ 0.4% ・ 2218813 ・ 83.8%
75 ・ 斉藤真木子 ・ 10089 ・ 0.4% ・ 2228902 ・ 84.2%
76 ・ 小笠原茉由 ・ 9946 ・ 0.4% ・ 2238848 ・ 84.6%
77 ・ 小林亜実・ ・ 9931 ・ 0.4% ・ 2248779 ・ 85.0%
78 ・ 宮崎美穂・ ・ 9674 ・ 0.4% ・ 2258453 ・ 85.3%
79 ・ 駒田京伽・ ・ 9609 ・ 0.4% ・ 2268062 ・ 85.7%
80 ・ 大島涼花・ ・ 9561 ・ 0.4% ・ 2277623 ・ 86.1%
この多くのファンがAKB48GのCDやコンサートチケット、諸々のグッズ等を購買してAKB48Gの経営を支えている。そしてその経営を支えているファンは圧倒的に上位メンバーに偏っている。なんと、選抜上位16名で立候補者296名の総投票数の42.3%を占めている。
実は、これらAKB48の多くのファンはネット(SNS)でAKB48関連の情報を得ることからネットでの親和性が高い。(投票も全てネットを通して行われる)
筆者が指摘したいのは、このようなネットに親和性のある多くのAKB48ファンはネットを通じて情報連携が可能な集団である、ということが大きな特徴なのだ。個々のファンは決して一人ひとりが情報に孤立したファンではないのである。
世間一般のお客さま商売の中ではお客さま同士の情報連携はそれほど活発ではないのに対してAKB48ファンはネットを通じて情報連携が可能であり、活発であるという点でネット社会が生み出した新たな巨大なお客さま集団と言える。
これはいったい何を意味するのか。ネットの中である方向性の合意がファンに出来た場合、AKB48の運営にとって大きなパワー集団になりうる可能性があるのである。
この点を看過してしまうと運営側はファンから手痛いしっぺ返しを受けるリスクがある。
この文章の冒頭で指摘したように、運営がAKB48Gの今後のことを考えて新興メンバーを推そうと既存の人気メンバーをないがしろにした場合、既存人気メンバーについている古くからのファンが反発してネット上で、例えば不買運動を計画し、実行するリスクはゼロとは言えない。(既存人気メンバーにはそれぞれのメンバーが集まる”場”がある)
その場合上記表で示したように既存人気メンバーのファン比率は高いので、AKB48Gの経営にマイナスの影響を与えることは不可能ではない。
したがって、新興メンバーによる新たなAKB48Gのファン創りも大切だが、現在すでにAKB48Gに莫大な貢献をしているロイヤルファンは最大限大切にして維持していくことは本当に大事なことである。その観点から言うなら多数のロイヤルファンを持つ既存人気メンバーを冷遇することは絶対に避けなければならないのである。
以上
「指原莉乃のすべての関連記事」
「AKB48グループメンバー記事一覧」
「AKB48選抜総選挙分析他分析記事一覧」
以前の『総選挙曲のポジションを変えることのデメリット 140927』という原稿の中で、「運営がAKB48Gの今後のことを考えて新興メンバーを推そうと既存人気メンバーの総選挙曲のポジションを変えて新興メンバーに就かせるなどのことを強引に進めると既存人気メンバーについている古くからのファン(ロイヤルカスタマーとも言える)の反発を買い、怒らせたり、ファンが離れるリスクがあるので、決して褒められた企画とは言えない。
マーケティングの観点から言うならば、新興メンバーによる新たなAKB48Gのファン創りも大切だが、現在すでにAKB48Gに莫大な貢献をしてくれているロイヤルファンは最大限大切にして維持していくことが必要だ。その観点から言うなら多数のロイヤルファンを持つ既存人気メンバーを冷遇することはそのファンを失うことにもつながるので、愚策だと言える。
総選挙曲以外ならファンもしょうがないとしぶしぶ納得しても、総選挙曲は違うだろうと。それがひいてはAKB48Gに対する不信感を増長する」という主旨のことを書いた。
このことで、もうひとつ付け加えることがある。
AKB48Gもコンサートや握手会を頻繁に開いているので立派なお客さま商売と言える。逆にAKB48以前のアイドルに比較したら格段にお客さまであるファンとの接点が多い。このことが衰退しつつある音楽ビジネスの中でAKBが成功してきた鍵とも言える。
すなわち、AKB48Gにはそれぞれのメンバーに幅広い世代の多くのファンがついている。今年の第6回選抜総選挙の総投票数は264万6,847票だったが下表からわかるように選抜上位の人気メンバーには選抜選挙の投票数からわかるようにたくさんのファンがついている。(下表参照)
<全体票数264万6,847票に占める上位80名の個人別票数割合>
順 ・ ・氏名・・ ・ 最終票 ・ 割合 ・ 累計票数 ・ 割合
01 ・ 渡辺麻友・ ・ 159854 ・ 6.0% ・ 159854 ・ 6.0%
02 ・ 指原莉乃・ ・ 141954 ・ 5.4% ・ 301808 ・ 11.4%
03 ・ 柏木由紀・ ・ 104364 ・ 3.9% ・ 406172 ・ 15.3%
04 ・ 松井珠理奈 ・ 90910 ・ 3.4% ・ 497082 ・ 18.8%
05 ・ 松井玲奈・ ・ 69790 ・ 2.6% ・ 566872 ・ 21.4%
06 ・ 山本彩・・ ・ 67916 ・ 2.6% ・ 634788 ・ 24.0%
07 ・ 島崎遥香・ ・ 67591 ・ 2.6% ・ 702379 ・ 26.5%
08 ・ 小嶋陽菜・ ・ 62899 ・ 2.4% ・ 765278 ・ 28.9%
09 ・ 高橋みなみ ・ 57388 ・ 2.2% ・ 822666 ・ 31.1%
10 ・ 須田亜香里 ・ 48182 ・ 1.8% ・ 870848 ・ 32.9%
12 ・ 宮澤佐江・ ・ 44749 ・ 1.7% ・ 915597 ・ 34.6%
12 ・ 宮脇咲良・ ・ 45538 ・ 1.7% ・ 961135 ・ 36.3%
13 ・ 横山由依・ ・ 40232 ・ 1.5% ・ 1001367 ・ 37.8%
14 ・ 生駒里奈・ ・ 40089 ・ 1.5% ・ 1041456 ・ 39.3%
15 ・ 柴田阿弥・ ・ 39264 ・ 1.5% ・ 1080720 ・ 40.8%
16 ・ 川栄李奈・ ・ 39120 ・ 1.5% ・ 1119840 ・ 42.3%
17 ・ 松村香織・ ・ 37967 ・ 1.4% ・ 1157807 ・ 43.7%
18 ・ 渡辺美優紀 ・ 36108 ・ 1.4% ・ 1193915 ・ 45.1%
19 ・ 北原里英・ ・ 34666 ・ 1.3% ・ 1228581 ・ 46.4%
20 ・ 入山杏奈・ ・ 34002 ・ 1.3% ・ 1262583 ・ 47.7%
21 ・ 兒玉遥・・ ・ 33545 ・ 1.3% ・ 1296128 ・ 49.0%
22 ・ 峯岸みなみ ・ 33162 ・ 1.3% ・ 1329290 ・ 50.2%
23 ・ 木崎ゆりあ ・ 30154 ・ 1.1% ・ 1359444 ・ 51.4%
24 ・ 武藤十夢・ ・ 30097 ・ 1.1% ・ 1389541 ・ 52.5%
25 ・ 森保まどか ・ 27054 ・ 1.0% ・ 1416595 ・ 53.5%
26 ・ 高城亜樹・ ・ 24415 ・ 0.9% ・ 1441010 ・ 54.4%
27 ・ 朝長美桜・ ・ 23766 ・ 0.9% ・ 1464776 ・ 55.3%
28 ・ 高橋朱里・ ・ 23612 ・ 0.9% ・ 1488388 ・ 56.2%
29 ・ 山田菜々・ ・ 23299 ・ 0.9% ・ 1511687 ・ 57.1%
30 ・ 大矢真那・ ・ 21972 ・ 0.8% ・ 1533659 ・ 57.9%
31 ・ 高柳明音・ ・ 21972 ・ 0.8% ・ 1555631 ・ 58.8%
32 ・ 加藤玲奈・ ・ 21877 ・ 0.8% ・ 1577508 ・ 59.6%
33 ・ 藤江れいな ・ 20956 ・ 0.8% ・ 1598464 ・ 60.4%
34 ・ 二村春香・ ・ 20881 ・ 0.8% ・ 1619345 ・ 61.2%
35 ・ 梅田彩佳・ ・ 20658 ・ 0.8% ・ 1640003 ・ 62.0%
36 ・ 小嶋真子・ ・ 20414 ・ 0.8% ・ 1660417 ・ 62.7%
37 ・ 古川愛李・ ・ 19315 ・ 0.7% ・ 1679732 ・ 63.5%
38 ・ 田島芽瑠・ ・ 18875 ・ 0.7% ・ 1698607 ・ 64.2%
39 ・ 穴井千尋・ ・ 18825 ・ 0.7% ・ 1717432 ・ 64.9%
40 ・ 木下有希子 ・ 18822 ・ 0.7% ・ 1736254 ・ 65.6%
41 ・ 矢倉楓子・ ・ 18596 ・ 0.7% ・ 1754850 ・ 66.3%
42 ・ 多田愛佳・ ・ 18143 ・ 0.7% ・ 1772993 ・ 67.0%
43 ・ 白間美瑠・ ・ 17745 ・ 0.7% ・ 1790738 ・ 67.7%
44 ・ 磯原杏華・ ・ 17616 ・ 0.7% ・ 1808354 ・ 68.3%
45 ・ 田野優花・ ・ 17608 ・ 0.7% ・ 1825962 ・ 69.0%
46 ・ 岩永亞美・ ・ 17479 ・ 0.7% ・ 1843441 ・ 69.6%
47 ・ 佐々木優佳 ・ 16726 ・ 0.6% ・ 1860167 ・ 70.3%
48 ・ 本村碧唯・ ・ 16449 ・ 0.6% ・ 1876616 ・ 70.9%
49 ・ 岩佐美咲・ ・ 16100 ・ 0.6% ・ 1892716 ・ 71.5%
50 ・ 木本花音・ ・ 16022 ・ 0.6% ・ 1908738 ・ 72.1%
51 ・ 岡田奈々・ ・ 15873 ・ 0.6% ・ 1924611 ・ 72.7%
52 ・ 倉持明日香 ・ 15443 ・ 0.6% ・ 1940054 ・ 73.3%
53 ・ 市川美織・ ・ 15045 ・ 0.6% ・ 1955099 ・ 73.9%
54 ・ 山田みずほ ・ 14942 ・ 0.6% ・ 1970041 ・ 74.4%
55 ・ 古畑奈和・ ・ 14634 ・ 0.6% ・ 1984675 ・ 75.0%
56 ・ 大場美奈・ ・ 14555 ・ 0.5% ・ 1999230 ・ 75.5%
57 ・ 石田晴香・ ・ 14358 ・ 0.5% ・ 2013588 ・ 76.1%
58 ・ 上西恵・・ ・ 14194 ・ 0.5% ・ 2027782 ・ 76.6%
59 ・ 薮下柊・・ ・ 14119 ・ 0.5% ・ 2041901 ・ 77.1%
60 ・ 坂口理子・ ・ 12937 ・ 0.5% ・ 2054838 ・ 77.6%
61 ・ 小谷里歩・ ・ 12913 ・ 0.5% ・ 2067751 ・ 78.1%
62 ・ 西野未姫・ ・ 12824 ・ 0.5% ・ 2080575 ・ 78.6%
63 ・ 内山奈月・ ・ 12749 ・ 0.5% ・ 2093324 ・ 79.1%
64 ・ 松岡菜摘・ ・ 12569 ・ 0.5% ・ 2105893 ・ 79.6%
65 ・ 永尾まりや ・ 12448 ・ 0.5% ・ 2118341 ・ 80.0%
66 ・ 岩立沙穂・ ・ 11873 ・ 0.4% ・ 2130214 ・ 80.5%
67 ・ 村重杏奈・ ・ 11586 ・ 0.4% ・ 2141800 ・ 80.9%
68 ・ 梅本まどか ・ 11538 ・ 0.4% ・ 2153338 ・ 81.4%
69 ・ 山内鈴蘭・ ・ 11510 ・ 0.4% ・ 2164848 ・ 81.8%
70 ・ 前田亜美・ ・ 11117 ・ 0.4% ・ 2175965 ・ 82.2%
71 ・ 田名部生来 ・ 11041 ・ 0.4% ・ 2187006 ・ 82.6%
72 ・ 吉田朱里・ ・ 10982 ・ 0.4% ・ 2197988 ・ 83.0%
73 ・ 矢方美紀・ ・ 10733 ・ 0.4% ・ 2208721 ・ 83.4%
74 ・ 阿比留李帆 ・ 10092 ・ 0.4% ・ 2218813 ・ 83.8%
75 ・ 斉藤真木子 ・ 10089 ・ 0.4% ・ 2228902 ・ 84.2%
76 ・ 小笠原茉由 ・ 9946 ・ 0.4% ・ 2238848 ・ 84.6%
77 ・ 小林亜実・ ・ 9931 ・ 0.4% ・ 2248779 ・ 85.0%
78 ・ 宮崎美穂・ ・ 9674 ・ 0.4% ・ 2258453 ・ 85.3%
79 ・ 駒田京伽・ ・ 9609 ・ 0.4% ・ 2268062 ・ 85.7%
80 ・ 大島涼花・ ・ 9561 ・ 0.4% ・ 2277623 ・ 86.1%
この多くのファンがAKB48GのCDやコンサートチケット、諸々のグッズ等を購買してAKB48Gの経営を支えている。そしてその経営を支えているファンは圧倒的に上位メンバーに偏っている。なんと、選抜上位16名で立候補者296名の総投票数の42.3%を占めている。
実は、これらAKB48の多くのファンはネット(SNS)でAKB48関連の情報を得ることからネットでの親和性が高い。(投票も全てネットを通して行われる)
筆者が指摘したいのは、このようなネットに親和性のある多くのAKB48ファンはネットを通じて情報連携が可能な集団である、ということが大きな特徴なのだ。個々のファンは決して一人ひとりが情報に孤立したファンではないのである。
世間一般のお客さま商売の中ではお客さま同士の情報連携はそれほど活発ではないのに対してAKB48ファンはネットを通じて情報連携が可能であり、活発であるという点でネット社会が生み出した新たな巨大なお客さま集団と言える。
これはいったい何を意味するのか。ネットの中である方向性の合意がファンに出来た場合、AKB48の運営にとって大きなパワー集団になりうる可能性があるのである。
この点を看過してしまうと運営側はファンから手痛いしっぺ返しを受けるリスクがある。
この文章の冒頭で指摘したように、運営がAKB48Gの今後のことを考えて新興メンバーを推そうと既存の人気メンバーをないがしろにした場合、既存人気メンバーについている古くからのファンが反発してネット上で、例えば不買運動を計画し、実行するリスクはゼロとは言えない。(既存人気メンバーにはそれぞれのメンバーが集まる”場”がある)
その場合上記表で示したように既存人気メンバーのファン比率は高いので、AKB48Gの経営にマイナスの影響を与えることは不可能ではない。
したがって、新興メンバーによる新たなAKB48Gのファン創りも大切だが、現在すでにAKB48Gに莫大な貢献をしているロイヤルファンは最大限大切にして維持していくことは本当に大事なことである。その観点から言うなら多数のロイヤルファンを持つ既存人気メンバーを冷遇することは絶対に避けなければならないのである。
以上
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