AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『みなさんもご一緒に』。チームBは「だめだめチーム」か?(ときめき研究家)

2009-09-08 18:54:08 | ときめき研究家
B4th『アイドルの夜明け』のスタジオ録音CDを聴いていて、『みなさんもご一緒に』の中に、これまで聞き漏らしていた重要な歌詞があることに気がついた。

「だめだめチームも 前向きに 頑張ってます」

一般的に言われるチームの評価は、「スター集団のチームA」「個性派ぞろいのチームK」に対し、「努力と根性、チームワークのチームB」といったところだろうか。もっとネガティブだと、「ぬるま湯」「末っ子の甘え」といった評価も目にした。今回のチーム再編も、そういうチーム間格差の解消が目的の1つという説もある。

因みに「週刊プレイボーイ」付録の「天下統一ファイル」では、以下のように紹介されている。

「第一期メンバー・チームAは、スターが揃うAKB48の中核!新しい後輩メンバーも増え、自由奔放に今日も走り続ける!」
「第二期メンバー・チームKは、ボーイッシュかつ体育会系チームワークの良さ&みなぎるパワー!唯一無二のエンターティメント集団だ!」
「第三期メンバー・チームBは、個性のつまったオモチャ箱!努力と友情でつながった‘死ぬ気で踊る’最強チームだ!」

編集者が勝手に書いているとしても、運営側の「こう見せたい」という意向は、ほぼ反映していると思う。‘死ぬ気で踊る’などというキーワードも適切に使われている。少なくとも才能と努力では、努力の方がチームBのウリなのは間違いないだろう。

そんな中、自分たちでも「だめだめチーム」と認めて歌っていたとは。いや、秋元氏からそういう歌詞を与えられていたとは。

歌詞の中で、自分を「だめ」と歌っている曲を思い出してみる。
『キスはダメよ』のような禁止の「だめ」ではない。否定的自己評価の「だめ」である。

敏いとうとハッピーアンドブルー『よせばいいのに』では、懲りもせず何度でも男に騙される、愚かな女が自嘲して、「いつまでたってもだめな私ね」と歌う。決して好きな世界ではないが、子供心にも印象的なフレーズだった。

芳本美代子『プライベートレッスン』では、「海のシグナル並んだ車に 嫌よ負けないでねとせがんだ (中略) ちょっと勝気な私の性格 だめねついつい表に出ちゃうの 内気で可愛い子と誤解されてるのに」と、勝気なことを否定的に評価している。

マニアックだが、伊藤つかさのアルバム曲『ピエロのオルゴール』では、「電話をしたのにだめね笑わせてばかり 心の内など話せやしない」と素直に告白できない自分を否定的評価。

しかし、小泉今日子『渚のはいから人魚』では、車の陰で水着に着替えてしまうような、少しふしだら、隙がある女の子(自分)のことを、「女の子って少しだめな方がいいの」と、1回捻って、だめな方がいいのだと開き直る。

そう、だめな子ほど可愛いのだ。

秋元氏が、チームBを「だめだめチーム」と呼んだ理由もそこにある。
「末っ子で、甘えんぼで、ぬるま湯の仲良しグループ」で、しかし、「死ぬ気で踊る、努力する集団。」というコンセプトを与えられ、それを忠実に演じてきたチームBのために、改めてその役割を歌詞として表現したのだ。
それは役割だから、本人たちも、本気で自分たちのことをだめだとは思っていないだろう。

「チームBのファンは、ファン同士の仲もいい」とも言われる。ダメな子を応援する同志の絆とでも言おうか、弱い球団を応援する野球ファンの結束にも似ている。
メンバー個々の人気では先輩2チームに負けるが、チームとしての人気は決して劣ってない、むしろKCさんの記事にあるように、キャンセル待ち入場の難易度が高い秘密はそこにあったのだ。

しかし、いつまでもだめな子ではいられない。
『初日』が1位を獲得するなど、もはや「だめだめチーム」と呼ぶには無理があったチームBが解散してしまうのは、必然だったのかもしれない。

P.S.
この記事を書くために、引用したかったが思い出せない曲が2曲ある。
「ラブレターを書いたのに、ダメねきっと出せない」
「ダメな私は、黙って外(海?、遠く?)を見ていた」
このような内容の歌詞の歌があったと思うが、2日考え続けても思い出せない。私の場合、歌詞を正確に記憶しているというより、歌詞の状況や場面を何となく覚えていることが多いので、このようなことはままある。
気になって仕方がないので、該当する曲に心当りがある方は、教えてください。

P.S.その2
だめだめチームについては、かつてナッキーさんが記事にしていました。読み落としていてすみません。
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4 コメント

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Unknown (ピーナッツ)
2009-09-08 20:35:37
僕の中のイメージです。
チームA=読売ジャイアンツ,チームK=阪神タイガース,チームB=西武ライオンズ,SKE48=日本ハムファイターズ。
または、チームA=NYヤンキース,チームK=タカラヅカ歌劇団,チームB=旭山動物園,SKE48=テレビ朝日…です。
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いずれにしても、だめだめじゃない。 (ときめき研究家)
2009-09-09 21:50:40
ピーナッツさん、いつもコメントありがとうございます。

私は、チームB=東北楽天イーグルスと思っています。
新設チームで、岩隈、田中の二枚看板(渡辺、柏木)のほかは、スター選手もおらず、泥臭く頑張っている。すると、さしずめベテランで奮闘する山崎武志は、シンディか・・・。

他に野球チームに例えるなら、ちばあきおの漫画「キャプテン」の墨谷二中でしょうか。
返信する
秋葉家の人々 (tommy)
2010-06-08 09:30:35
初めまして
話題にしておられた曲を検索していたら
リストされていたので
拝見させていただきました。
私は旧teamAは色々苦労した長女、Kは色々言われながらも長女の苦労を
良い意味で糧にした次女、
Bは天真爛漫な末っ子と言う風な
カラーがはっきり出ていたので
あれを一緒にしてしまうのは
もったいないなと思いました。
akbは大勢居るゆえの色々選べる
楽しみがあるのが良いと思ったのですが
ああいう形で皆同じになってしまいそうなのはどうかなという感じです
まあカラーをはっきりさせるのは
別の意味で人気に差が出る恐れが
出てしまうのもあるのかなとも
思います。
長い文になってしまいましたがお許しください。

それでは失礼致します。
返信する
古い記事へのコメントはとても嬉しいです (ときめき研究家)
2010-06-08 22:53:22
tommyさん、思いがけず古い記事にコメントありがとうございます。

新チームは、まだBしか観ていませんが、確かにカラーは大きく変わっていました。
旧チームKのメンバーが目立っていたように感じましたが、といって旧Kカラーかと言うとそうでもなく、ほのぼのとした感じでした。

旧チームがなくなったのは残念ですが、新チームそれぞれのカラーが醸成されていくのを見守りたいと、今は思っています。

またコメントしてください。
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