別冊カドカワ 総力特集 失われた詩人としての秋元康 近田春夫との対談 その2 アイドルが作りだすもの (KC)
カドカワ:近田さんは、秋元さんの仕事で、印象に残っていることは?
近田:一つの作品がどうこうではなく、ある商品価値のレベルを落とさずに、ずっとやっていること。一つ一つの作品より、そっちがすごい。
秋元:私は、近田さんの広いテーブルの隅を狙って落としているだけ。でもそのテーブルは続いている。
カドカワ:近田さんは、渡り廊下走り隊の「アッカンベー橋」を評価されていました。
秋元:(近田さんは)「わっ、まさかこんなのか!」とは驚いていない。「あれはいいところいったよ。」って、見れてる範囲。
近田:でも、そういうものをコンスタントに作ってこれるのが才能。画期的である必要なない。
カドカワ:近田さんは秋元さんのどんなところを評価されているのでしょう。
近田:この人は絶対ずるくない。
カドカワ:パブリックイメージはその反対に思われがちですが。
近田:いや、この人は変な風に影響力行使しないから。表でしかやらない。
秋元:アーティストの皮を被った下世話なものが一番嫌い。僕自身は下世話の皮を被った下世話。
秋元:「売れたくない」とか、「メッセージしたい」とか言うアーティストに偽善を感じる。
近田:そうなのかな。僕はそこは性善説で考えるけど。
秋元:「音楽はビジネスじゃない。僕はメッセージを伝えたいんだ」と言っている人が、ヒットチャートにこだわってたり。
近田:僕は請求書面倒くさくて出さないから。
秋元:僕も物欲ないんですよ。
*** ここからが本論 ***
近田:アイドルのことは、本当にこの歳になっても好きなの?
秋元:アイドルが好きなんじゃなくて、アイドルが作り出すものが、ファンに刺さる、そこが好きなんです。
こういう曲をこの子たちが歌ったら、熱狂するだとうなって。そこは楽しい。
近田:仕掛けが楽しい?
秋元:仕掛けというより、反応。
近田:そういう感覚、俺にはない。ただ、今までにないものを作りたいという気持ちは強い。
秋元:近田さんは、人に分かって欲しくない、好きなことをやりたいだけ。
近田:自分だって、好きなことやっているでしょ。
秋元:うん。好きなことやっている。でも、それは大衆といつも一致しているんです。
KC
カドカワ:近田さんは、秋元さんの仕事で、印象に残っていることは?
近田:一つの作品がどうこうではなく、ある商品価値のレベルを落とさずに、ずっとやっていること。一つ一つの作品より、そっちがすごい。
秋元:私は、近田さんの広いテーブルの隅を狙って落としているだけ。でもそのテーブルは続いている。
カドカワ:近田さんは、渡り廊下走り隊の「アッカンベー橋」を評価されていました。
秋元:(近田さんは)「わっ、まさかこんなのか!」とは驚いていない。「あれはいいところいったよ。」って、見れてる範囲。
近田:でも、そういうものをコンスタントに作ってこれるのが才能。画期的である必要なない。
カドカワ:近田さんは秋元さんのどんなところを評価されているのでしょう。
近田:この人は絶対ずるくない。
カドカワ:パブリックイメージはその反対に思われがちですが。
近田:いや、この人は変な風に影響力行使しないから。表でしかやらない。
秋元:アーティストの皮を被った下世話なものが一番嫌い。僕自身は下世話の皮を被った下世話。
秋元:「売れたくない」とか、「メッセージしたい」とか言うアーティストに偽善を感じる。
近田:そうなのかな。僕はそこは性善説で考えるけど。
秋元:「音楽はビジネスじゃない。僕はメッセージを伝えたいんだ」と言っている人が、ヒットチャートにこだわってたり。
近田:僕は請求書面倒くさくて出さないから。
秋元:僕も物欲ないんですよ。
*** ここからが本論 ***
近田:アイドルのことは、本当にこの歳になっても好きなの?
秋元:アイドルが好きなんじゃなくて、アイドルが作り出すものが、ファンに刺さる、そこが好きなんです。
こういう曲をこの子たちが歌ったら、熱狂するだとうなって。そこは楽しい。
近田:仕掛けが楽しい?
秋元:仕掛けというより、反応。
近田:そういう感覚、俺にはない。ただ、今までにないものを作りたいという気持ちは強い。
秋元:近田さんは、人に分かって欲しくない、好きなことをやりたいだけ。
近田:自分だって、好きなことやっているでしょ。
秋元:うん。好きなことやっている。でも、それは大衆といつも一致しているんです。
KC
大した自信だなと思った。今はサプライズとかの話題性が大きいけどいつまでそれがもつかな?
なんか最近選抜とかサプライズとかパターン化されてきているし・・・
ずっとこのままだとAKBの人気って近いうちに落ちてくと思う。
ガラッと変わる何かがないと