AKB48 チームBのファンより

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『ただいま恋愛中』を愛聴中。(ときめき研究家)

2013-01-29 22:22:36 | ときめき研究家
1月1日に発売されたスタジオレコーディングCD、まず『ただいま恋愛中』を集中的に聴いている。
私が劇場で初めて見た公演はB2nd『会いたかった』公演なので、A4th『ただいま恋愛中』を見たことはない。今回改めて通して聴くと、新たな発見も多い。何より、その後のAKBグループの楽曲で繰り返し歌われて来たテーマが、頻繁に顔を見せている。

『ただいま恋愛中』。
恋をしたら寝ても覚めても恋人のことばかり考えているという内容は、後の代表曲『ヘビーローテーション』に通じる。広い世界で偶然理想の恋人に巡り合えたというのは『BINGO!』『隕石の確率』に繋がる。

『くまのぬいぐるみ』。
幼稚園からの親友との友情を歌う。自由奔放な彼女に振り回されてばかり、いつも損な役回りだけど、それでも愛着があって離れられない「くまのぬいぐるみ」のような存在。失恋した彼女を「私がいるから心配いらないわ いつもこんな風に歳を取って来たじゃない?」と慰めるフレーズの気高さには涙が出る。『心の端のソファー』『君と僕の関係』といった同性・異性の友情を描いた名曲の原点がここに。

『Only today』。
この公演で最も人気の高い曲。幼なじみの彼女を、自分の友人に紹介してしまい後悔する男の歌で、『星空のミステイク』→『Only today』→『Seventeen』という一連のストーリーになっている。
金管のイントロ・間奏が印象的だが、今回気づいたのはサビ前の「パララ、パララ」というフレーズ。2回目の「パララ」に被せてサビの「居てくれればいいから」が始まる。しかし、間奏後の繰り返し時のみ、「パララ、パララ」と2回終わってから「居てくれればいいから」と1テンポ遅れる。これが「今日一日が僕には永遠」という心情を映していて、一瞬でも長く二人の時間を心に刻みたいという切なさが伝わる。

前半の全体曲は3曲しかないが、どれも印象的で、聴き応え充分だ。

『7時12分の初恋』。
電車の中で見かける彼に、一方的に思いを寄せる「妄想恋愛もの」の典型だ。しかしこの彼女は「性格とか成績とか知らないくせに 恋はいつでも思い込みね」と、自分の妄想を自覚している。後の『ウィンブルドンに連れて行って』の彼女が、電車の中で見かけた彼がラケットを持っているというだけで、ウィンブルドンに連れて行けという途方もないリクエストをするのと比べれば、至って謙虚だ。今回CDで気づいたが、リズムセクションが意外に迫力ある重低音で、ズンドコズンドコと、電車の振動を表現している。

『純愛のクレシェンド』。
ノースリーブスの3人が歌う人気曲。「今夜抱かれてもいい」「すべて脱がされたいの」というエロティックな歌詞は、その後も『抱きしめられたら』等での曲でも展開される。

『ダルイカンジ』。
両親への反発、生きる意味を見いだせない気だるさを歌う。この後も『I’m crying』『制服レジスタンス』等、歌い続けられているテーマ。『ダルイカンジ』は、反発の対象は専ら両親に向けられていて、矮小化されている。社会性には乏しい。一方、アンコール前の『軽蔑していた愛情』では学校に向けられている。

『なんて素敵な世界に生まれたのだろう』。
ラストに相応しい人生の賛歌。夜明けの清らかな空に、生きる希望を新たにするというのは『兆し』にも通じる世界観。「確かな希望も 不意の絶望も 人生の中の わずか1ページ」という1フレーズは、甘くも辛くもない、リアルな人生の真実だ。

次に聴き込みたいのは『僕の太陽』だ。
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