AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

SKE48『チキンLINE』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2016-07-18 20:53:59 | ときめき研究家
随分前から聴いてはいたが、なかなか記事にできないでいた。ようやくアップする。

『チキンLINE』。
フラメンコ調のアレンジはAKB48初期の『シンデレラは騙されない』を思い出す。『Virgin Love』に似たメロディーも出てくる。全体にベタなサウンドだ。
歌詞は、面と向かって告白できない臆病な男子に対する不満を歌った内容。何回も歌われたような内容で、新鮮味はない。「既読スルー」というキーワードも、HKT48の曲名で既に使っている。「ノックするように告られる」とは『太陽ノック』と同じ使い方。
松井怜奈が卒業してから初めてで、久々のSKE48名義のシングル曲だが、申し訳ないがあまり力の入った曲とは感じなかった。

『彼女がいる』(チームS)。
爽やかなイントロだけど切ない歌。好きになった男子に彼女がいることがわかり、潔くあきらめる歌だ。
教室の床に現れる光と影の模様を、心象風景の比喩として終始使っているが、ちょっと分かりにくい。抽象的な心情を上手く映せているとは言い難い。

『キスポジション』(チームKⅡ)。
夏になる前に、海にキスの下見に行こうという歌。設定が面白いし、可愛い。
「水平線交わっている海と空」「サーファー」「スニーカーを脱ぐ」「風邪を引く」「流行りの水着」など、どこかで聞いたようなフレーズが続く2番は、これアイドルポップという感じでゴキゲンになる。
きっとこの2人は、下見のつもりが、この日にファーストキスをしたに違いない。
この曲がシングル曲でよかったのではないか。

『Is that your secret?』(チームE)。
ミステリアスな歌だ。
夜中にどこかへ出かけて、朝になると帰って来る彼女の秘密を、知りたいような知りたくないような複雑な心境を歌っている。
実験的な曲で、悪くないと思う。

『旅の途中』(宮澤佐江と仲間たち)。
宮澤佐江の卒業ソングだ。SKE48の主要メンバーのほか、AKB48の同期生OBである大島、秋元、梅田、河西、増田が参加している。豪華で、功労者の卒業ソングにふさわしい。
1番は全て宮澤のソロ。2番以降はパート分けされている。
上海に移籍したはいいが日中関係に翻弄されステージに立てず、名古屋に戻ってキャプテンという波乱のアイドル人生を過ごしてきた宮澤の足跡を想起させるような歌詞だが、固有名詞などは全くなく、普遍性のある歌となっているのは好ましい。卒業ソングらしくなく、気持ち良い歌だ。
宮澤のやんちゃな歌い方が堪能できるし、本人も気持ちよく歌っているようだ。卒業ソングなのだからそれが一番だ。

『望遠鏡のない天文台』。
こういう青春回顧ものには弱い。そのテーマだけで点が甘くなる。
望遠鏡が外された天文台というのが何の比喩なのかはっきりしない。大事なものがなくなった空ろさの象徴のように思われるが、今の「僕」がそこまで空しさを抱えているようには聴こえない。ふと思い立って訪ねた天文台で、しばし青春を回顧して甘い感傷に浸っているくらいの状況に思われる。青春回顧とはそのくらいのものだろう。
『長い夢のラビリンス』にどこか曲調が似ている。サビのメロディーにかぶさるアコースティックギターのフレーズが心地よい。
缶コーヒーを飲みながら語り合っていたのは、『Only today』のカップル、『青空カフェ』のカップル、『制服のマネキン』のカップルとの共通点だ。秋元康のお気に入りのアイテムだ。
コメント
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