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小説も面白かったけど、映画も良かった~
設定としてはかなり重いけど「母性」について考えさせられます。
ただ、小説を読んでからの方がおすすめ。
背景やそれまでの経緯が分からないだろうから。
小説では、前半は育ての母・希和子の視点で、後半はさらわれた子・恵理菜のその後ではっきりと分かれているのだが、
映画では両者のドラマが行きつ戻りつ進んでいく。
これがとても効果的で、テンポよく緊張感を保ちながら観客をひきつける。
「お星様の歌」での実母とのシーンや恵里菜が坂道を自転車で下るシーンなど、
両方の時間の中に共通の内容があって、あーここにつながっているのかと納得する。
重たい内容に全体の映像と音楽がバランスよい。
小豆島のきらきらした穏やかな海や、
棚田とそのくねくねしたあぜ道に灯明が連なる虫おくりという行事のシーンは特に美しかった。
映画でも小説にもよく出てくるフレーズ「八日目の蝉」
何年も土中にいて、生まれ出たら七日で死んでしまうセミ。
最初、恵理奈は八日目のセミにはなりたくない、一人で生きていてもしょうがない、と言う。
しかし、旅を続けて、封印していた記憶が蘇えり、自分がとても愛されていたと気がついた時、
八日目にしか見られない世界を見てみたい、と思うようになる。
恵理奈の屈折した心境やその後の呪縛のようなものから時はなされていく様を
井上真央ちゃんが上手く演じていて、キッズウォー、花だんからさらに女優として成長したのが分かる。
NHKの連ドラ「おひさま」でもがんばっているし、楽しみな女優さんになってきた。
そして、今回、演技に目を見張ったのが小池栄子~
とてもインパクトのある大事な脇役を演じています。
お勧めの映画よー
小説も面白かったけど、映画も良かった~
設定としてはかなり重いけど「母性」について考えさせられます。
ただ、小説を読んでからの方がおすすめ。
背景やそれまでの経緯が分からないだろうから。
小説では、前半は育ての母・希和子の視点で、後半はさらわれた子・恵理菜のその後ではっきりと分かれているのだが、
映画では両者のドラマが行きつ戻りつ進んでいく。
これがとても効果的で、テンポよく緊張感を保ちながら観客をひきつける。
「お星様の歌」での実母とのシーンや恵里菜が坂道を自転車で下るシーンなど、
両方の時間の中に共通の内容があって、あーここにつながっているのかと納得する。
重たい内容に全体の映像と音楽がバランスよい。
小豆島のきらきらした穏やかな海や、
棚田とそのくねくねしたあぜ道に灯明が連なる虫おくりという行事のシーンは特に美しかった。
映画でも小説にもよく出てくるフレーズ「八日目の蝉」
何年も土中にいて、生まれ出たら七日で死んでしまうセミ。
最初、恵理奈は八日目のセミにはなりたくない、一人で生きていてもしょうがない、と言う。
しかし、旅を続けて、封印していた記憶が蘇えり、自分がとても愛されていたと気がついた時、
八日目にしか見られない世界を見てみたい、と思うようになる。
恵理奈の屈折した心境やその後の呪縛のようなものから時はなされていく様を
井上真央ちゃんが上手く演じていて、キッズウォー、花だんからさらに女優として成長したのが分かる。
NHKの連ドラ「おひさま」でもがんばっているし、楽しみな女優さんになってきた。
そして、今回、演技に目を見張ったのが小池栄子~
とてもインパクトのある大事な脇役を演じています。
お勧めの映画よー