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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

人類資金

2013年10月22日 | 映画

阪本順治監督の新作~

彼は大学の友人なので、応援の意味も込めて
大学時代の友人と舞台挨拶付きの映画館(亀有)まで足を運んだ。

香取慎吾くんの出る舞台挨拶付きのチケットは取れるはずもなく、
オダギリジョーさんと阪本君だけの舞台挨拶だったけれど、
2人の話でより映画の理解が深まった。

オダジョーはやっぱり個性的で、人と同じ道は嫌っていうのを感じた。(日本アカデミーショーの出で立ちでもわかるけど)
この映画も「挑戦する」映画だったから、手を挙げたそうで。
夫にするのは嫌だけれど、魅力的な人物ではある。
主役を張りたいという自己主張することもなく、自分がやりたい役なら脇でもかまわない人で、そこが好きなんだとは阪本監督。

「八重の桜」の新島襄も優しい感じだけど、この映画でもボンボンで人が良くて騙されてしまう役柄。
そんな雰囲気のある姿と胸に持っている生き方があまりにも違いすぎるね。
でも、そこが魅力。

そして、映画だけれど、うーん・・・・

人類資金というタイトルに込められた深い思いや、人がお金を支えている(お金の価値の真の意味)、そしてお金の正しい使い方など、
経済問題を絡めてかなりのハードなテーマに監督のロマンが織り込まれていたけれど、
壮大過ぎて、話がすこしぼんやりしちゃった。

社会性のあるテーマとエンターティメント性の必要な映画とのバランスが難しいね。

もっと核心を劇的に、エンターテイメント性も加えつつ、表現できたらきっとよかったかなと思うけど、
私はもう1度見て、もっと内容を知りたいと思っている。