
あー 終わってしまった~~
井上君の「負傷者16人」
本日は千秋楽でした。
パン屋さんが舞台なだけにパンでかたどった千秋楽の文字。
井上君がパレスチナのお祈りの「アザーン」を唱える声がまだ耳に残っている。
歌っているようないい方にはうっとり~だが、
日本人には遠い世界の中東問題に取り組んだ戯曲は、どうしたら解決できるのか途方に暮れるようなヒューマンドラマ。
1回目より、より切実で、私に迫って来た。
なんとかしてよ!って。
でも、結局この結末?!みたいな・・・・
今日の益岡徹さんも凄かった。
ひざまずかないユダヤ人の国民の誇りを捨てて、マフムードのために「アザーン」をひざまずいて唱える場面なんて、観ている方がつらくなる。
ホロコーストの生き残りとして、ずっと呵責の念に耐えてきた人物としての演技は迫力あり。
井上君もそんな役者に育ってほしいわ。
重たい苦しい話だったから、演じる役者さんたちも半端なく疲れたことでしょう~
それなのに、それでも、出待ちのファンにいつものように応じてくれる井上君。
こんな誠実な人だから、応援したくなっちゃうのよね~
握手してくれる井上君はいつもと違ってかなりお疲れなお顔でした。
伸びやかに歌いあげる井上君の声を聞きたくなりました。