「半夏生(はんげしょう)」は、夏至から数えて11日目、
季節を表す「雑節」の一つ。
当地言葉では「はげっしょ」、
この日は、「丸焼き鯖を食べる日(はげっしょ鯖)」として、
「店頭に鯖焼きのテントが設置される日」でもあります。
朝刊には10枚にもなる多量のチラシ、トップは鯖の広告です。
この風習は伝承行事、
幕藩時代、福井県大野藩主の計らいで
「丸焼き鯖を食べて体力を作りなさい」とのおすすめ。
大野藩は現在の福井県大野市、
山の中の町ですが、飛び領地として越前海岸に領地を持ち
北帰船を持っていました。
ある年、多くの鯖が獲れ、
農民へのこの時期の栄養源としてふるまった?との伝承。
今、大野市の隣町勝山市、福井市から県下全般の行事になっています。
ところが今年は何っ、取材に行きましたらテント無い、
スーパー中に少しだけ・・・。
数店で行われていた伝承行事が中止、
やはりコロナ禍のせいか。
おまけに我が家へ届くのは2日の今日のようです。
(年末と土用、はげっしょ鯖の御用聞きが来ますので、お付き合いしています)
(若狭小浜市の鯖街道からみの伝統行事は異質のもの)
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