tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

8月「早朝坐禅会」に参加

2021年08月15日 | 坐禅会

今朝の参禅は、強い雨から始まりました

 

老師は早出の一人に「立禅の指導」が始まっている、

 

6時の梵鐘の役目は坊守(老師婦人)様のようです。

 

6時には全員着座、身を整える着座は、ゆっくりゆっくりでよいとの仰せ。

ザブの上にお尻をなじませ「整姿」、

足が収まれば腰を伸ばす、右手のひらを足の上に置き、

その上に左の手のひらを乗せる、法界定印を結ぶ。

両の拇指、面い相さそう」、親指がかるく接するそこに丸い円ができる。

この手のひらに意識を置く(整意識)、親指の形に留意する。

あごを引いて肩の力を抜く、口は閉じ鼻からのみ息の出し入れをする、

舌を上あごに着ける、口をしっかり結び、耳は肩まで下す線に整える、

目は半眼に開きつぶらない、

そして静かに意識して「呼吸」をする、吸うのは短く素早く、

吸い込んだ空気は下腹迄、吐くのは細くゆっくりと出す

おなかに入った空気をおへその下、丹前あたりまで下す意識。

 

吐き出す力、これは「息する力、すなわち生きる力」なのです。

この方法は、お釈迦様が禅定に入られた時の呼吸の仕方といわれ

「アナパーナ・サチ」と称される。

これで身を構え、呼吸をととのえたのですが、このことを常に点検する。

(ここからは、今回初めての教え)

身を構えて加える事、

それは「座禅中の顔つきは優しく静かな笑顔も大切」です、

坐禅する姿は、おしゃか様が静かな世界に入られた

その時をまねているのです。

お釈迦様の生活をマネする動作それが座禅です。

自分の我を捨て、仏(お釈迦様)の生活を目標に定めそれに向かう心、

その間の時間を喜びあいたい。

私たちは「何のためにこの世に生まれさせてもらった」のか。

それは、おしゃか様の願生、願われた世界、仏の理想を実現させていただく

努力をするため生まれさせていただいたのです。

 

日常生活において、そんな願いを姿にしているのも「坐禅」です

そんな大目標に向かって生活する生き方、その要が仏の教え、佛教です。

ここで小鐘3つ、坐禅正式のスタート(すでに半分の20分は座っている)

しばらく静かに座りましょう。

無言の20分、禅堂屋根からの雨だれの音のみが続く時間でした。

突然「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、

 我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と、回向唱えられた。

小鐘1つで終了。

コメント
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