昔の着物の色に「紫苑色」がありました。
薄紫の花「しおん」。
庭では雑草の中にあります、時期が来るとすかさず
1m以上茎を伸ばし、開花に進みます。
葉は、ざらざらした雑草の様子ですが、花はきれい。
多年草、放置でも多年に渡って咲き続ける。
「シオン」は、宿根アスターの仲間で草丈は2mまで成長する。
花の美しさから、日本では平安時代から観賞用として親しまれてき。
花言葉:遠い人を思う
「紫苑の花言葉」は、今昔物語を元に作られたとされます、日本古来の古い花。
ネットでこんな逸話が記載されていました。
母を亡くした兄弟の物語。
はじめのうちは墓参りを欠かさなかった二人ですが、
仕事が忙しくなった兄は、「忘れ草」を墓前に植えて次第に
墓参りをしなくなりました。
弟は、「紫苑(忘れな草)」を墓前に植えて、
どんなときでも毎日欠かさず墓参りしたといわれています。
台風一過の夕空。