tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

桜が終わり庭では「庭桜」が咲きだしました。

2020年04月23日 | がーディニング・園芸

庭桜」は、一重咲きの「庭梅(ニワウメ)の近縁種」で、

中国原産、渡来の物。

 

日本には古くからあるが

控えめで大木にならない、

庭のものは1m以内の樹高で幹は幾年たっても

太くはならない。

 

花は八重で、梅の花とは一回り大きく豪華。

八重咲きが特徴、結実はしない。

あまり見ない花卉で、知人から所望され

差し上げたことのある花です。

鑑賞しているだけでの木、切り花などにはなりません、

よく見ると「白地に薄いピンクいろ」が見られるのは、

原種の名残りか。

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七重八重花は咲けどもヤマブキの「実の一つだに無きぞ悲しき」。

2020年04月23日 | 季節の便り(北陸、福井)

そして毎日の「当地福井県のコロナ禍報告」

昨日221名の罹患(計119名)、(死亡計5名)。

罹患は毎日続いています。

 

「 れんぎょ」の花が終わりかけたと同時に、

川沿いで同じ場所にある「ヤマブキ」が咲きだしました。

 

まったく同じ色の花で・・・

違うのは花の咲き方と葉が全く違うのです、

ちょっと見同じにみえますね。

 

 

この花が咲くと、タイトルの村娘の回答が必ず思い浮かびます。

狩りに出て雨に合った「太田道灌候」、立ち寄った田舎家、

「蓑をかしてほしい」と望まれた時、対応した村娘さん、

「花は咲けどもヤマブキの実(蓑)の一つだに無きぞ悲しき」

と返した逸話です(お貸しする雨具の蓑もない)、

こんな素晴らしい歌が返された村娘、

道灌公も心惹かれたことでしょう。

さて、「ヤマブキ」、花は八重咲き、されど実はなりません(結実しない)。

庭のものは栽培物といわれる八重咲きの改良種、

今、山林を黄色くしているの一重が野生種です、

こちらには結実して実がなるのです。

この時期、こんな逸話とともに面白い花、

美しくそして悲しい逸話を必ず思い起させてくれます。

 

 

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