私の故郷の隣町、「滋賀県蒲生郡日野町」、
ここは近江八幡市とともに、「近江商人の発祥の町」。
そればかりが、地名に有る「蒲生郡」、
戦国武将「蒲生氏郷」の生誕地でもあります。
「蒲生氏郷」は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、
織田信長の寵臣で、信長の娘・冬姫と結婚。
近江 日野城主、次に伊勢松阪城主、最後に陸奥黒川92万石(会津)の大城主。
わずか40才でこの世を去る。
武道ばかりではなく、和歌をはじめ文化面にも造詣が深く、茶道において
利休七哲の一人に数えられるほど。
利休の子である少庵を保護し、千家茶道の再興に尽力した。
「日野」の人々の心に生き続けてきた「蒲生氏郷」、
その魂は今も信楽院で静かにふるさとの姿を見守っています。
小さな日野町ばかりか、会津に到る大偉人。
ところがである、良く通る彦根までの「国道307号線」、
この道路沿いで民家にかこまれて立つ銅像、
その人が「蒲生氏郷」。
この神社裏に手入れのない境内この神社裏にひっそり。
気になります。
一度「大河ドラマ」でも取り上げれば、地域起しに成るのでしょうが、
どうしたのでしょう。
いまひとつ、この地には「日野菜」があり、今、京野菜などと偽っていますが、
この地域にしかない「独得の菜」。
この野菜「ヌカズケにしたお漬物」、今ひとつ5cm、厚さ2~3mmに切って酢に漬けた
「さくら漬け」、これは母も漬けてくれた思い出のものです。
お弁当や食堂で見るピンク色の漬物は大根やカブを色づけしたもの、
感触・味ともに「さくら漬け」とは全然異質のものです。
京都の高級料亭で僅か本物が出ることがあります。
東近江の道の駅も、この地域の端「ヌカ漬けにした日野菜」を、
ゲットしてきました。