新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

大内宿

2014年08月10日 | 日記
 
 大内宿は会津若松市内から南へ車で40分くだった山の中腹に位置します。400メートルほどの長さの道路ぞいにかやぶき屋根の家がならびます。会津と下野の国をむすぶ交通の要所にあり、これだけかやぶき屋根を残している地域はめずらしいでしょう。
 かやぶき屋根を維持していくのはたいへんそうです。ほうっておけば茅から草が生えてきます。もうそろそろ吹き替えたほうがよいのではないか、と思われる建物が数軒ありました。茅は見本が道路脇に植えてありましたが、ススキとは異なるようです。そこいらに無数に生えているのでしょうか。
 

飯盛山のさざえ堂

2014年08月09日 | 日記

 会津若松、飯盛山は白虎隊が自刃した場所だ。その飯盛山の白虎隊士が自刃した場所のすぐそばに、さざえ堂というめずらしい作りの建物がある。二重螺旋構造になっており、入り口から階段をのぼって頂上を越えると下り階段にはいる。そのままおなじ階段を通らずに出口へでる仕組みで、入ってから出るまで建物内を3回転する。
 じつはこの二重螺旋構造はフランス、ロワールにあるジャンポール城に見られる。しかもジャンポール城はレオナルド・ダ・ヴィンチの発想になるものではないかといわれている。日本のさざえ堂とジャンポール城あるいはダ・ヴィンチとのつながりは不明だ。ミステリアスが倍加しておもしろい。

「プルトニウム人体実験」

2014年08月08日 | 日記
  立秋です。暑さがいくらか和らいだのは近づく台風のせいでしょうか。雨が降り始めました。
「マンハッタン計画 プルトニウム人体実験」は恐ろしい本でした。アメリカでは原爆を開発し、日本へ投下した直後から、人体にプルトニウムがおよぼす影響を調べるために余命いくばくもない病気の患者を対象にせっせと人体実験をしていました。患者や家族の同意を得ないまま注射器でプルトニウムを注射し、その患者の排泄物や血液を採取、死後には遺体を解剖してどの臓器に影響が見られるかを記録しました。その事実をニューメキシコ州のアルバカーキー・トリビューン紙の記者が調査報道しました。約20年前に邦訳出版されています。国家権力は自己に都合が悪い事実を隠蔽します。民主主義国家アメリカとて例外ではありませんでした。おぞましいことです。
 
 暑さでバテ気味です。私の場合いつもきまって胃が悪くなるのですが、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬がよく効きます。去年同じような症状がでたとき、医師から処方された薬のひとつでした。医師のなかに漢方薬を処方する医師がいるのですね。

足立美術館

2014年08月06日 | 日記

 10数年来、行きたいと思い続けてきた足立美術館を訪れた。横山大観をはじめとするおおくの作品を集めると同時に、庭園の美しさで他の美術館の群を抜いている。借景を取りこんでの庭造りは、日本の作庭術の粋でもあろう。
 美術館の一画に大きな炭の固まりを展示してあった。私たちも炭を焼いていたころ何度か試みたが、取りだすときに割れてしまい、うまく仕上がったことがない。いつだったか芸術家のwhoさんが持ち込んだ巨大なケヤキの幹部分は、割れながらも何とか取り出しに成功し、接着剤で貼り合わせて原型を復元し、お茶の水で開いた個展を飾っていた。 




佐用町のひまわり畑

2014年08月05日 | 日記
 
 兵庫県佐用町は一昨年、大洪水の被害を受けた。そのせいかどうかは知らないが、ひまわり畑は全体を西側へ移動し、より盛大に開催していた。120万本だったかな。野球場、体育館などの設備ができ、駐車場やトイレが併置された。大型観光バスが立ち寄る場所になった。みごとな復興ぶりだ。
 私が訪れたときはすでに遅かったようで、どの花も種をつけて重くなり、下を向いていた。県立作用高等学校が「世界のひまわり」を咲かせていた。写真におさめたのは「ゴッホのひまわり」と「ゴーギャンのひまわり」で、ほかにも花が小さいものや背丈が低いもの、白っぽい花のものなど20種類近くがあった。