新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

政府は必ず嘘をつく

2017年02月04日 | 日記

 立春を待たずしてわが家の福寿草が咲いたので、日影原の福寿草もそろそろかと思い、行ってみるとやはり咲いていた。北側のり面にちらほらだが青空のもとで見る黄色はまぶしいくらいだ。福寿草の看板は先週末に立てたばかり。間に合ってよかった。
 花粉が飛んでいる。私も家族も花粉症になったことがないし、その気配もないのだが、車やバイクの車体に黄色い粉がついていることから花粉の季節を実感する。そのうえ冬場は道路に毎日、塩化カルシウムなどの凍結防止剤が撒かれているので、それを車体についたまま長く放置すると塩素のせいで錆びつく恐れがある。そんなこんなでこの時期は洗車する回数が増える。

 友人が翻訳グループの一員として参加し、12月に出版したばかりの本「雨ニモマケズ・・外国人記者が伝えた東日本大震災」を読んでいる。電車のなかで読みすすめているので、まだ半分も読み終えていないが、外国人たちが見、入手してきた放射能汚染の情報が、日本国内で政府やメディアが伝えた情報とはずいぶん異なり、もっと恐ろしいものだったことが手にとるように分かる。
 日影原の農園で日本人の奥さんと一緒に畑仕事に精を出していたアメリカ人が原発事故後そそくさと岡山へ引っ越していったことを、当時の私は怪訝に思ったものだった。また近所に住む日本人が、たまたま奥さんがカナダ国籍をも併せもっていたために、カナダ大使館から続々と恐ろしい放射能汚染情報が入ってくるといっていたことがあった。いま改めて当時のようすを直接、取材した外国人ジャーナリストたちが書いたこの本を読んでいると、日本政府はメディアと一丸になって放射能漏れ事故を過少に発表してきたことが分かる。「政府は必ず嘘をつく」。堤実果さんが言っているとおりだ。








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