新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

ウクライナ侵攻

2022年02月25日 | 日記

 ウクライナについてにわか勉強している。教材はYouTube配信の「虎ノ門ニュース」。23日には在日ウクライナ人、ナザレンコ氏が登場した。そこで述べられたおもな点を挙げる。
 ナザレンコ氏は昨年12月という早いころからこの時期のロシア侵攻を予測していた。オリンピック終了後の侵攻は、2014年のソチ・オリンピック後にロシアがクリミアに侵攻したことを思い出させる。この時期を侵攻時期に選ぶロシアにとっての利点は、地面と川が凍結していることにある。戦車や兵が橋がなくても川を渡ることが容易にできる最後の時期だ。
 また寒くて燃料が不可欠な時期であり、ロシアの天然ガスに依存するドイツなどは強い態度に出られない。ドイツは脱炭素を掲げて再生可能エネルギーにシフトしようと原発廃棄を打ち出したものの、うまくシフトできていない現実がある。
 ウクライナは人口4千万のうち17パーセントがロシア人であるが、いま63パーセントがNATO加盟を希望している。ロシアとしては現政権を転覆し、親ロシア政権を樹立する以外に、NATO加盟を阻止する手立てがない。ゼレンスキー大統領の支持率は20パーセントしかないが、2位、3位の支持数を集める人物にしても親欧米派の人物なので、ロシアはそれらの政治家を拘束することになる。きょうの情報では「殺害・収容リスト」なるものが作成されているとワシントン・ポスト紙が報じているらしい。いずれにしてもキエフを陥落させるだろう。
 ウクライナ国旗の青と黄は、青空の下の豊かな穀倉地帯を表す。老人たちのなかには旧ソ連時代を懐かしむ人がいるが、若い人たちはもはや独立ウクライナしか知らない。
 ロシアの経済力はGDPにして世界11位、韓国の次になっている。軍事施設を攻撃し、無力化してもウクライナ全土を占領し、維持していく経済力はない。唯一の良港であるオデッサの港は欲しいだろう。
 ロシア国内で反戦デモが発生し、多くの人が拘束されているようだ。プーチンの思惑どおりに支持率アップにつながるかどうか、目が離せない。
 そして中国がロシアのやりかたを見ながら、虎視眈々と台湾侵攻の口実と機会を狙っている。


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