新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

年賀状あれこれ

2018年01月05日 | 日記

 もはやはがきで連絡しあう時代ではないのだから、年賀状は不要だと思うのだが、届いた年賀状をそのままにして返礼しないのは失礼かと思い、返事を書いている。そこで気づいたことをいくつか。
 きょうラジオでいっていた。元旦というのは元日の朝を意味する。元日でも昼以後になるともう元旦は使えない、と。少なくとも新明解国語辞典の語釈はそうなっているという。手元にある広辞苑第5版では、第一義的には元日の朝だが、いちおう元日全体をも意味する用法もあるようだ。すこしほっとした。しかし正月2日以降に年賀状の返事を書くのに元旦と書いてはいけないことはたしかなようだ。旦の字が朝を意味することはおぼえておこう。そういえば近所の人で旦子と書いて「あさこ」と読む人がいた。
 つぎに、わが家の住所はこの30年あまり変わっていないのだが、住居表示は大きく変わってきた。それも段階的に。津久井郡藤野町という地名はもはや存在しない。それでも相変わらず津久井郡藤野町の宛先を書いた年賀状が届く。相模原市藤野町といっていた時期もあった。年賀状のなかにはこの宛先を書いたものもまだある。人の住所にあまり関心がないのか、それとも義理でしかたなく年賀状をくれているようで、これならもらわない方がまし、とさえいえる。字下駒地を番地の前につけてくるのは、わが家を建築した建築業者で、これはこれで希少価値がある。みすず建設という会社、こちらから年賀状を出したことも、年賀状をもらって返事を出したことも一度もない。それでも30数年、一貫して年賀状が届く。会社ではいま耐震構造に、また断熱構造に力を入れていることが書いてあるので、いずれまた改築の折りに注文が来ることを期待しているのだろう。30数年まったくガタが来ない家屋を造ってくれ、いまだに連絡をくれるこの建設会社には感謝している。
 郵便番号も変わった。はじめの3桁が199から229になり、いまは252になっている。古い番号でも読みとって、きちんと現住所へ配達してくれる郵便局の人たち、ご苦労様です。
 これからは、めったにあうことのない人たちに「まだ生きてますよ」というしるしの年賀状だけは書くことにしよう。





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