米国がウクライナに約5兆円分の武器供与をする。最終目的はなにか。ロシアの弱体化か。同時に米国内の軍需産業の振興があるだろう。肝心のウクライナにとっては、戦争を長引かせ、犠牲者数を増やすことになる。
この戦争、すでにロシア敗北の様相を呈している。NATOの勢力拡大を阻止しようとしてウクライナ侵攻を始めたロシアだったが、結果としてフィンランドとスエーデンのNATO加盟を促進することになった。ウクライナ領土内でもロシア軍の脆弱さが露骨に現れ、少しずつだがウクライナ軍がロシアに占領されていた集落、土地を奪還している。
機能がよくない旧型戦闘車両を多く抱えるロシア軍が、唯一誇れるのは核兵器だ。核以外に頼るものがない。隣の友好国とされるベラルーシのルカシェンコでさえ、この負け戦から距離を置きたがっている。
ゼレンスキー大統領の支持率は、2月中旬まで20パーセント程度だったが、いまは90パーセントにまで上がっている。ウクライナ側の防戦しようという士気の高さがうかがえる。
プーチンが癌の手術を受けるというウワサが流れている。たぶんデマではない。少なくとも一時的に大統領の権限がナンバー2に移る。政権幹部、軍内部でクーデターは起きないだろうか。
YouTube配信の「虎ノ門ニュース」では、日本が北方四島を奪還するためには、いまが絶好のチャンスだというコメンテーターがいた。日本の平和憲法は、軍事的に攻め込んでの領土奪還を許さない。
13日午前、雨がしとしと降りつづくなか、このようなことを考えめぐらしている。