炭焼き場の草刈りに明け暮れています。葛が生えないのがせめてもの救いです。
写真は葛のお化け。よく見ると左側は檜を葛の蔓と葉が覆ってしまったところで、右はなにか枝葉がない木の幹に葛が巻きついたもののようです。7月30日、夏の盛りに撮ったものです。さすがに秋になったいま葛の勢いは衰えを見せ、紫のきれいな花を咲かせています。放っておいても秋の終わりには枯れるのでしょうか。
ところでこの葛のお化けが出現している地区を葛原といいます。「とずらはら」と読みます。「くずはら」ではありません。わが家の周辺は葛だらけで、葛原地区がとりたてて葛が多いということではありませんが、地名の由来は「葛の原」だったのではないかと疑ってしまいます。「とずら」が葛のことかどうかは分かりません。
なお一般に地名の由来を漢字からたどっていくことは、言語学的には邪道です。ことばの由来はあくまでも音の面からアプローチします。漢字は当て字であることがあるからです。