新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

お金の話

2016年07月01日 | 日記

 6月29日、クレジットカード会社から請求書が届いた。スペインで使用した分のレートが気になっていたので、請求明細を見ながら計算してみた。
  6月8日 1ユーロ=123円
    9日 1ユーロ=123円
    10日 1ユーロ=122円
    11日 1ユーロ=122円
    12日 1ユーロ=? (使用しなかった)
    13日 1ユーロ=121円
    14日 1ユーロ=120円
 使用した時点の為替レートそのもので、なんの粉飾も手数料も付加されていないようだ。ちなみに今は
       1ユーロ=114円
になっている。洋行の1週間ほどまえに近くの郵便局で
       1ユーロ=127円
でユーロを買った。これには1ユーロにつき4円の手数料が含まれている。ここから分かるように、1ユーロ=127円までユーロ高にならないかぎり、クレジットカードを使うほうがトクだった。地下鉄、バスの回数券、列車の乗車券、指定券購入でも、エル・コルテ・イングレスのような大手スーパーのレジでもカードが使える。プラド美術館の入館券もカードで支払った。おかげで持参したユーロの半分以上が残ってしまった。

 もう一つお金にまつわる話。格安の航空券を求めて旅行会社に赴いた。担当の女性に
「中東系の航空会社を使うことに抵抗はありますか」
と訊かれた。エミレーツ航空がいちばん安かった。ドバイ経由で南回り、フライト時間が北回りに比べて3時間ほど長い。そのかわりマドリッドに着くのが昼間になるので、現地のホテルまではタクシー以外の交通手段が利用できるというメリットがある。
 そこで私は考えた。フランクフルトまで12時間のあいだエコノミークラスの席にじっと座っているのはかなりの苦痛が伴う。腰に負担がかかり腰痛を悪化させるかもしれない。エミレーツ航空のビジネスクラスを使うとどうだろう。社用でよくビジネスクラスを使った友人にたずねたところ、運賃はふつうエコノミークラスの2倍程度だという。しかもいまのビジネスクラスはむかしのファーストクラスなみにシートが完全にフラットになるそうだ。これなら腰に負担がかからなくてよい。そこで旅行会社にエミレーツ航空のビジネスクラスの料金を調べてもらった。なんとエコノミークラスの5倍以上だった。高すぎて手がでない。あきらめた。エコノミーを安くして客を集め、その分を金持ちからとる。これもひとつの商法だろうか。
 結局ルフトハンザ航空のエコノミークラスを利用した。腰への心配は杞憂だった。エコノミーとはいえ座席は腰にぴったりフィットし、なんの負担も感じないほどだった。電車のベンチも空港の待合室のいすも腰にぴったりフィットした。よく考えてみればわが家で使っているいすがすでに時代遅れで、私の腰痛のいちばんの原因であることが分かった。