新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

窯をあけました

2015年04月19日 | 日記
  
 みんながそろったところで窯をあけました。どきどきする瞬間です。
 密閉するために倒してあった煙突をふたたび立てて空気の通りをすこしでもよくします。そして焚き口の外壁を壊し、灰をとります。灰は畑に撒くのに使います。焚き口の内壁を壊すと窯のなかが見えます。灰ばかりが見えて全体的に白い。そして焚き口近くはなにも残らず、窯内の奥半分しか炭が残っていないように見えます。Yさんがつくってくださった温度の上昇曲線を見るかぎり、理想的な焼け具合になったようでした。
 炭を出しはじめます。窯の中央部には燃やしてしまうつもりで入れた杉材の炭が少しあります。軽いのですぐに分かります。その他の雑木もまじっていました。そしていよいよお目当てのクヌギとコナラの炭が出てきます。ずっしりと重いのがそれです。窯の奥にすすむにしたがって堅くて重い炭になっていくようです。窯のいちばん奥には80センチのクヌギの枝を入れてありました。だいじな炭材ほど窯の奥へ入れるのがコツです。

 きょうの活動の最後に、TMさんがサンダーと使い方とエアーコンプレッサーの使い方の講習をしてくれました。サンダーでコンクリート板を切ってもらったので、次回から焚き口の壁をくむのが格段にらくになります。エアーコンプレッサーがあればチェーンソーや各種の道具の塵おとしがらくになります。道具はだいじです。