韓国では、“一流大学に入学して一流企業に就職するのが一番“という価値観は揺るぎないように思える。
ただ、大学卒業後にきちんと就職できればいいほうで、大半の学生は正社員になれないという悲惨な状態にある。
大学教育はどうか、イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」、アジア地域の大学ランキング・トップ100(2014年版)では、1位は東大で、日本の20大学がランクイン入りし、国・地域別で最多だったものの、中国が18大学、韓国は14大学がランクインし、中韓が急速に追い上げている。
ただし、韓国の有名な大学は、アメリカの有名な大学へ進学するための予備校みたいなもので、「世界で通用する人材の育成」が大前提としてある。
当然、世界基準でやっているからランキングも高くなりやすい。
日本の大学はそうした世界基準で大学運営をしていないから、世界的に評価されにくいが、素晴らしい大学が多いのも事実である。
また、日本人は20人ほどノーベル賞を取っているのに、韓国人は1人だけ・・・・・・しかも金大中元大統領の平和賞だけである。
この結果を見てもわかるが、大学のランキングなどは当てにならないものだということだ。
どうして過酷な受験勉強をしてまで一流大学を目指すのに、韓国では大学の実績はついてこないのか。
悲惨な韓国の受験生は早朝から深夜まで受験勉強漬けなので、間違いなく韓国人の学力は高いはずだ。
しかし、受験戦争の熾烈さだけが世界的なレベルで、入学後は世の中を変えるような有益な研究成果も出せずにいる。
世界から認められるような論文が何ひとつ発表できず、ノーベル賞受賞の候補にすら入れない。
それが韓国の教育の結果だ。
ソウル大学教授のES細胞論文のデータねつ造が発覚したこともある。
自国のオリジナルの科学技術力がほとんどないのはどうしてだろう。
優秀な人材が入社しているはずのサムスンをはじめとする大企業でさえ、やってることは技術のパクリで世界中で訴訟ばかり起こされている。
いくら教育熱心でも、教育内容がついていかないのであれば意味がない。
適当に作成した教科書が外国の一般常識レベルに達していないのならば、詰め込んだところでそれは無駄な知識である。