韓国人は、「不倫の事実を述べる行為」が友達としてんの仁義をはかる行為となるし、言われるほうも「ただのおせっかい」ではなく、「騙されないように、自分を心配してくれる友情」として受け止めることが多いだろう。
日本のドラマの中で描かれる不倫は、だいたい、誰にも言わず、一人で悩みを抱えて、苦しんでいる姿が多いし、他人の不倫事実を知ってしまい、不倫する本人よりも、悩む姿が描かれるものも多い。
ところが、韓国のドラマは日本のドラマのように、一人で不倫を悩む人も少ないし、友人の不倫を見てしまって悩む人も少ない。
そこで、友達の不倫を知ってしまった人が日本のドラマのように、一人で悩む姿は見られない。
また、夫の不倫を知ってしまった妻や愛人が一人で悩むことも少ない。
その事実を親友や兄弟に知らせて、一緒に興奮したり、泣いたりして、悩みを共有し、解決策を話し合うことが多いのだ。
韓国人が、不倫事実を明かす行為を「おせっかい」ではなく、「友情」として受け止められるのも、やってはいけない「不倫」の事実を友達を共有するのも、韓国人のつきあい方のルールの一つかもしれない。