韓国は交通マナーが悪いというより、交通マナーが無いといったほうがいいかもしれない。
たとえば横断歩道。
横断歩道を渡ろうとしている人がいても、クルマが止まってくれない。
日本の感覚で横断歩道を安全ものと思い込むと歩行者の油断を招いて危険な目にあってしまう。
韓国では歩行者は横断歩道がないところで道を横切るほうが安全だという者もいる。
違法駐車も多い。
対面通行できる道路の両側に車が駐車されているので、車はすれ違うことができず、実質的に一方通行になっている。
違法駐車で立ち往生している車もよく見かけるが、警察が取り締まっているところを見たことがない。
日本だったら住民が警察に通報するところだが、通報されることはまずない。
それでも駐車違反のステッカーをフロントガラスのワイパーに挟んだまま走っている車を見かけることがある。
韓国人は自分も違法駐車をやっているから、他人の違法駐車に目くじらを立てたりしないようだ。
日本では車庫証明がないと車を購入できないが、韓国では車を購入するのに書庫証明は必要ないという。
農村なら駐車する庭もあるだろうが、街の中では車を停めるスパースがない家が多い。
すると街の中では家の前の道路を駐車場として使うことになる。
だから誰もが駐車違反をしているし、他人の違法駐車にも寛容のようだ。
韓国では運転マナーもよろしくない。
韓国ではタクシーはせっかちで乱暴な運転手が少なくないので、そういうタクシーに乗り合わせると乗車中は気が休まらない。
路線バスも負けてはいない。
混雑していてもわずかなすき間に割り込んで車線変更するし、道路がすいていれば急加速して突進する。
そんなことだから韓国では交通事故も多い。