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韓国では、女性は結婚しても姓を変えない 女性は一族のうちに入れられなかったのである

2017-12-10 03:24:00 | 韓国旅行

韓国では、女性は結婚しても姓を変えない。


誰が夫であるかよりも、誰が父親であるかのほうが重要だからだと聴いたことがある。

これは逆にいえば、韓国社会のおける父権性の信じがたい強さを示している。


韓国の家族は、家系図である「族譜」をことのほか重要視する。

その思いの強さは、日本統治下で行われた創氏改名のさいに、実名を守れなかったとして自殺した、老両班がいたことが物語っている。


一方では、両班意識というエリート意識を重んじるあまり、族譜の偽造、捏造がなされることが現在までいくらでも存在していた。


だがこの族譜には近年まで、女性の名前は記されなかった

女性は一族のうちに入れられなかったのである


妻は男の子を産むための存在であり、娘はどこまでも父親の所有物と見られた。

したがって夫の姓をあえて名乗る必要がなかったのである。

また母親は子供を自分の戸籍に入れることができない。

離婚をしても、子供は父親の姓を生涯名乗り続けることになり、族譜のうえからは父親の家計の所有物である。


いうまでもなく、この徹底した父権性は習俗化した儒教に基づくものである

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