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韓国人はよく「우리(ウリ)」という単語をよく使う

2017-12-09 08:30:05 | 韓国旅行

우리 말 」 「우리 민족 」 「우리 나라」

 

韓国人はよく「우리(ウリ)」という単語をよく使う。


一応「われわれ」と訳せる言葉だが、それは今ここにいるわれわれ、Weを意味しているわけではない。

自分の背後にある帰属すべき共同体、つまり家族、民族、国家を示す代名詞で、「うちら」「うちとこ」といったくらいの意味である。


その使い方には「ウリマル」「ウリミンジョク」「ウリナラ」などがあり、反訳すればわれらが言葉、われらが民族、われらが国といった意味になる。

さらに自分の配偶者を指して「ウリワイフ」という表現さえなされる。

女が個人にではなく、家族に属するものであるという発想が、この言葉の根底にある。


この「ウリ」はもっぱら韓国人どうしの間においても使用され、しばしば民族統合と共に排他主義のイデオロギーを担ってきた。

韓国人は共同体の内側(ウリ)に属するものの間ではきわめて礼儀正しい。

というよりも、規範として要求されることを忠実に儀礼的に守る。


しかし共同体の外側のものに対しては、人間としてなかなか対等に扱おうとしない。

たとえば間違い電話をついかけてしまった場合、日本では相手がそれを落ち着いて指摘してあげたり、自分から番号を確認したりするのが一般的である。

韓国人の場合、十中八九がそのままガチャッと切ってしまう。


「ウリ」ではない、知らない人間には礼儀を尽くす必要が無いという原理が働いている。

これは逆に、ひとたび「ウリ」内側に参入を認められれば、すべてが優しく親しげに感じられるということだ。


もちろんそこには、それに見合うだけの抑圧構造を引き受けなければならない。

韓国では、どこまでも外側に留まっている者に、世間の風当たりはきつい。

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