![ミュージカル『ジキル&ハイド』、好評により5週間のソウル公演スタート!](http://image.news.livedoor.com/newsimage/c/e/ce96a_1146_9345eef3_292c79ea-m.jpg)
ソウル公演を控えたミュージカル『ジキル&ハイド』が8日、ソウル・瑞草(ソチョ)区の芸術の殿堂で記者会見&プレスコールを行った。
同作品は、イギリスの作家ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」(原題:The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde)をもとにしたブロードウェイミュージカル。善良な医師ジキルが、人間の内面に本来備わっている悪と善を分離する薬を開発し、自らを実験台にしたことで、悪の人格ハイドに侵されていく悲劇のストーリーを描く。
すでに世界各国でも数多くミュージカル化されており、全てにおいて忠実を求められる他作品とは違い、プロジェクトチームによって異なる演出を楽しむことができるのが最大の見所。韓国では04年に初めて公演され、その後も06年、08年、10年と絶大な人気を誇ってきた。
プレスコールに先立ち行われた記者会見にはプロデューサーのシン・チュンスと演出/振付け師のデイビッド・スワンを始め、ジキル/ハイド役のユン・ヨンソク&ヤン・ジュンモ、ジキルの婚約者エマ役のチョン・ミョンウン&イ・ジヘ、ジキルに想いを寄せる娼婦ルーシー役のソンミン&シン・イジョンが参加し、本作への想いを語った。
ヤン・ヨンソクは韓国版『オペラ座の怪人』(09-10)にて最初にファントム役を演じ、以降も『ハムレット』(11)、『エリザベート』(12)など有名作品で活躍してきた実力派。「『ジキル&ハイド』に出演することが夢だった」と、まず喜びを伝えた彼は「この作品で今まで多くの俳優がジキルを演じてきたので、自分だけのジキルをどのように表現するかとても悩んだ。“とても頑張った”と言い切れるほど努力した。豊かで深みのある姿をお見せできるようだ」と自信を語った。また、もう1人のジキル役を演じるヤン・ジュンモは「優しい人ほど怒ると恐いように、ジキルとハイドを別々に考えずに1人の同じ人間だと考えるようにしている」と彼ならではの演技ポイントを説明した。
プレスコールでは本作の代表曲「This Is the Moment(時が来た)」や主題歌「Façade(嘘の仮面)」など全9曲におよぶハイライトシーンを公開。およそ50分に渡って本番さながらの臨場感あふれる熱演を見せた。
一方、『ジキル&ハイド』ソウル公演は、1月8日~2月9日まで芸術の殿堂 オペラ劇場にて上演中。