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1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

朝鮮王陵40基が世界遺産登録

2009-06-28 14:08:31 | Weblog
朝鮮王陵40基が世界遺産登録、国内9番目
 韓国に9番目の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産が誕生した。スペイン・セビリアで開かれているユネスコ世界遺産委員会は韓国時間27日、韓国が申請した朝鮮王陵40基すべての世界遺産(文化遺産)登録を確定した。

 韓国ではこれまで、石窟庵・仏国寺、海印寺蔵経板殿、宗廟(1995年)、昌徳宮、水原華城(1997年)、慶州歴史遺跡地区、高敞・和順・江華の巨石墳墓(2000年)が文化遺産に、済州火山島と竜岩洞窟(2007年)が自然遺産に登録されている。

 登録確定を受け、韓国代表団首席代表の李健茂(イ・ゴンム)文化財庁長は「新たな世界遺産を登録することになった韓国は、これに伴う義務と責任を尽くし、朝鮮王陵保存には努力を惜しまない」とコメントした。

 これに先立ち、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が朝鮮王陵を「登録勧告」と判定する評価報告書をユネスコに提出しており、今回の登録は確実視されていた。イコモスは、朝鮮王陵は儒教の影響の下で重要な葬礼伝統と風水思想を持ち、その建築と景観が東アジアの墓建築発展の重要な段階を示しているだけでなく、現在も祭礼が行われていると評価した。

 一方、自然遺産に登録申請していた「韓国の白亜紀恐竜海岸」は、現場視察を担当した諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)が登録不可の判定を下しており、登録審査直前に韓国側が正式に申請を取り下げた。
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李大統領が訪日、きょう午後麻生首相と首脳会談

2009-06-28 09:34:17 | Weblog
 李明博(イ・ミョンバク)大統領が28日午前、麻生太郎首相との首脳会談に向け京畿道・ソウル空港から出国した。麻生首相との会談は今回が8回目、4月の英ロンドンで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)以来、3か月ぶり。

 今回の訪日は、1月の麻生首相の訪韓に対する答礼の形で、両国首脳が形式にとらわれず随時顔を合わせ懸案協議を行うという「シャトル外交」の一環となるもの。李大統領は同日午後、東京の首相官邸で麻生首相と1時間15分間、単独・拡大会談を行う。北朝鮮核・ミサイル問題などに伴う朝鮮半島危機状況について、両国間の緊密な共助体制を再確認する予定だ。また、経済分野実質協力案や文化交流拡大問題、グローバルイシューについても話し合うと伝えられる。

 李大統領は、在日本大韓民国民団(民団)幹部の招きによる昼食懇談会、公明党の太田昭宏代表との会談、韓日財界人を招いての懇談会、麻生首相主催の夕食会などに出席し、28日午後遅くに帰国する。
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光山金氏一族の樹木葬

2009-06-28 09:31:27 | Weblog
 朝鮮王朝500年の間には名門家系が多く、家系ごとに特徴があった。全州李氏や東莱鄭氏、青松沈氏、清州韓氏は丞相(じょうしょう)を10人以上輩出し、安東権氏、南陽洪氏、坡平尹氏は科挙及第者を最も多く輩出した。延安李氏は丞相8人、科挙及第者250人、清白吏(不正や腐敗のない公正な官吏に与えられる称号)6人のほか、各分野で大物を輩出し、「三韓(朝鮮半島南部に存在した部族とその地域で、馬韓、辰韓、弁韓を指す)の甲族(名門家系)」に挙げられている。一時期、安東金氏は「金貫子(金のひも止め)、玉貫子(ヒスイ玉のひも止め)が宝物」と語った。これらは、正三品(官位の一種)以上の堂上官(正三品以上の高官)だけが着用を許された装飾品だった。つまり、それだけ多くの高官を輩出したということを意味する。


 このような門閥リストの中でも光山金氏は特有の地位を誇る。丞相は5人しか輩出していないため10位圏外だ。科挙及第者は265人で6位にとどまっている。王妃も一人しか輩出しておらず、ほかの家系に比べ見劣りする。しかし、光山金氏は朝鮮時代屈指の両班(貴族)一族だ。文臣の最高位、大提学(朝鮮時代の弘文館・芸文館の最高官職)の輩出者が7人と最も多かったからだ。


 光山金氏の栄光を絶頂に引き上げたのは、宣祖-仁祖時代の金長生(キム・ジャンセン)だった。金長生は栗谷学派(朝鮮時代を代表する儒学の2大学派の一つ)の体系を継承して礼学を集大成し、朝鮮時代後期に礼と風俗の指針を与えた。『朝鮮王朝実録』では金長生について、「古今の礼説を見出し明快に解釈したことから、変礼(変則的な礼説)に遭った人々が金長生に尋ねた」と明記している。金長生以降、光山金氏から3代続けて大提学が輩出された。


 慶尚北道の安東を墓所としている光山金氏の道峰公派が、28日からすべての葬儀を樹木葬(火葬した遺骨を木の横に埋葬する葬法)にすることを決めた。墓石などを設けず、火葬して遺骨を同地周辺の樹木の根元に埋葬するという。今や樹木葬が世間に広まったとはいえ、一族レベルで樹木葬を執り行うケースは初めてだ。


 韓国の墓地の規模は平均19坪(約62平方メートル)。一人当たりの住居面積が4.3坪(約14平方メートル)というから、死者が占める土地の割合が生きている人間の4倍を超えることになる。過去に両班の家柄がその威勢を誇示しようと、豪華で大きな墓地を建てた。もっとも道峰公派は金長生の直系ではない。しかし、朝鮮礼学の巨匠を輩出した家系の一員が新しい時代の流れに合わせて、簡素で自然環境にやさしい葬法を先駆けて実践するのは喜ばしいことといえる。金長生も「礼の本質は不変だが、礼の形式は時間や場所、対象によって変化する」と論じていることから、今の時代の樹木葬に対し敢えて異議を唱えたりはしないような気がする。


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